新しいウェディングドレスを着てみました。

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 妻と離婚して、独身にもどった私。
 寂しい? そう聞かれることもある・・・でも、今の私は、交際は自由。好きなお相手とお付き合いしたり、美しく装いお泊まりデートも自由。

 寂しいのは、誰にも会えない時、でも休養が必要なときもあるのです。
一日ずっと、かかとの高いハイヒールでお出かけして、疲れた足、替えの下着の忘れ物がないか、化粧が崩れていないか、ウイッグがずれていないか、香水の匂いがきつすぎないか、気を使いながら過ごした金曜、土曜の疲れが日曜日の朝訪れるのです。

 何も予定のない朝、少しぬるめのお湯にしっかり身体を沈め、温まった身体にボディーソープをつけて、湯
船にゆっくりと身体を沈めて、気持ちをなごませるのです。

  湯船から上がり、タオルで全身をくまなく洗います。 シャワーでしっかり流します。伸びてきた髭や恥毛、剃り残した部分がないか、わずかに残っていた体毛や恥毛を確かめる。

 シャワーヘッドから5段階の水流、頭髪を洗った後で、ストレートに切り替えた。胯間の部分に絡みつくようなバブルジェット、亀頭付近に触れていると気持ちいい、それはまるで、彼氏にフェラチオされているのと同じ。

「だめよ、ここでは・・しないの」

 ふたたび湯船にゆっくりと身体を沈めて、腋の下なども、剃り落してすべすべになっているか、浴槽の中で、身体をゆっくり触りながら確かめるのです。その後、花嫁になった自分をイメージするのです。

 浴室を出て、身体を拭き、これから花嫁になる私。光沢のあるシルクのブライダルインナーを身に着けると、もうすっかり女性になった私がそこにいます。

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 火照った身体に、冷たい床が気持ち良く、手術して大きくした乳房が、ブラのカップの中に収まっているのに満足します。

 先日、購入したドレス、真っ白なウェディングドレスを身につけると、嫁いでゆく女性がそこにいます。思い切って、ドレスショップで、自分の身体のサイズに合わせて作ったものです。採寸の時、仮縫いの時、デザイナーの方は、やさしく応対してくれました。

 美容室のスタッフに教えられたとおりに、メイクは丁寧に、いつもより時間をかけます。ファンデーションなどの基礎化粧品も、少しピンク系にして アイシャドーは濃すぎないように、あっさりと仕上げます。

 チーク(頬紅)も、健康的に見えるように赤みをつけます。鏡に映る自分を見つめていたら、何に欲情したのか、ショーツの中で。


「式が終わるまで、大きくならないでね」
「ダメよ、大きくならないで」

「オネガイ、がまんして欲しいの」
「式が終わったら、夜にはたのしめるのよ」

「そう、そのままでいて欲しいの」
 ショーツを押し上げそうになるものに、言い聞かせるのです。気分を落ち着かせてから、花嫁がストッキングに足を通します。次に、水色のガーターベルトを足に通します。

 青いものを身につけると、幸せになれるという言い伝えがあるのです。

 ウェディングドレスの下には、パニエを穿きます。パニエは、ドレスのすそをふんわりと広げてくれるのです。

 先日、結婚式場で何組かの花嫁の観察をした結果が、少しは役に立ったように思うのですが、いかがでしょうか?
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 妻が着ていたウェディングドレスより、素敵なドレスです。

「素敵よ、あなたが結婚していた奥さんより、可愛いわ」
「こんな花嫁になりたかったの」、
 ウェディングドレスを着ていると、ますます心が女性化してしまいます。

チャペルの中で、花嫁の私を待っているステキな花婿が現れないかしら・・・

 花婿と過ごす初夜のために、真っ白で統一した下着を身につけて、
ふんわりとしたお姫様のようなネグリジェで、装うのです。

 ハネムーンに旅立つ前の夜、花嫁が初夜を迎えるホテル、外はまだ明るいのです。
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 こんな女装子を嫁にもらってくれる人なんて、居るはずもないのに、あきらめきれない女装娘です。

 若くはないし、熟女になってしまったから、叶わなぬ夢でしかないと、そう、自分に言い聞かせていたのです。

 でも、美しく女装して願い続けると、願いは叶うのです。たとえ、性的に変わった趣味・嗜好のある方でも、よりそい、従い、女として尽くすつもりです。
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 新妻として、幸せな生活、彼のために料理をつくり、夜は子づくりに励むのです。
 


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