自宅から遠くへの単身赴任、家族から離れて男だけの職場、バツイチの男同士が暮す社宅、そんな生活が、あることがきっかけで変ったのです。
《いつも二人きり》
私はナオミ、年上の彼と暮らすようになって2年ほど。女装妻の私は、思い切って豊胸手術をしたのです。でも、下半身は、彼の反対もあって、そのままです。

正式に結婚できるわけではなく、「同棲中」なのです。職場では、作業服姿で過ごす私たち。職場では上司の彼、物静かな彼は、夜の生活では精力絶倫の夫になるのです。
ベッドでは、何度も私が逝くことを求められ、夜は、女として愛される悦びを感じるのです。今は、二人で住んでいる社宅が、私たちの愛の巣なのです。
夫は学校の先輩。初めは、同じ会社の別部門に就職しました。転勤後、職場は自宅から遠く、社宅に住むことになったのです。自宅に帰るのは、月に数日になることもありました。それが、私たちの運命を変えたとも言えます。
ある日、人事異動で先輩がいる小さな職場に、勤務することになったのです。3年前、工場部門を子会社化し、管理部を本社の分室に組織替えをしたのです。管理部に4人いた常勤も、本社分室になり2人にされたのです。
社宅は、職場から150mほど離れた会社の敷地内に、4棟あります。3LDKの戸建てですが、コロナ禍で人員削減のため、2棟は使われていないのです。
会社から、それぞれが家賃1万円で、社宅を借りています。もう、今は二人で、彼の借りている家で暮らしているのです。
3歳年上の彼は、今年40歳、私は37歳、わたしも彼も、バツイチです。仕事が終わると、彼が入浴している間、すぐに食事の支度をします。食事が終わると、私が入浴します。
脱衣かごの中、バスタオル、その下に用意した着替えの上に、
彼から秘密の合図があるのです。

私がお風呂から出てバスタオルを使うと、ブラやショーツの上に、ハートのカード、
それが、今夜エッチ!しようの合図なのです。
合図のあった日、主人は、激しく求めてくれます。今夜は、黒いレースの飾りのある白いブラとショーツのセット。それとなく誘うように、わたしも、“したい”気分だったのです。
隣近所に気を使うことのない、二人きりの世界。よがり声をあげても恥ずかしくない私は、彼の愛撫で声を上げ続けるのです。最後には、私が先に逝ってしまうと、主人も、すぐに私の中で絶頂に達して、果てるのです。
《わかれた理由》
夫もわたしもバツイチになったのには、事情があるのです。
今から2年前の事です。先輩は、結婚して13年、2人の子どもがいました。工場の管理部に転勤となりましたが、子どもを有名私学に通わせていたので、家族は残り、社宅には先輩だけ。
自宅に帰るのが、月に数日となってしまったのです。
ある日、奥さんの下着が派手になっていることに気づいたのです。
肌色のパンストしか穿かなかったのに、
それまでに、穿いたことのないカーターストッキング、

コットンのショーツではなくて、薄いレースのショーツワイヤー入りは嫌と言ってたのに、ワイヤー入りのレースのブラ。
迷いながらも、思い切って探偵に調べさせました。奥さんが、何度も同じ男とホテルに入る写真を見せられたのです。その後、浮気をしていることを、奥さんは平然と認め、離婚になったのです。
私の場合は、結婚して6年、妻は29歳、まだ子どもはいません。妻には内緒ですが、学生時代から女装を楽しんでいました。
2年前のことを、振り返ります。私が不在の時に妻は、車のシートに長い毛、床にイヤリング、銀ラメ(ハイヒールから落ちたもの)を見つけていました。最初は、浮気かと思ったようです。
私の居ない日に、トランクルームの契約更新の通知が自宅に届きました。何かと思った妻が調べて、私が女装用品を保管していることを知ったのです。
「女装して男に抱かれている,不潔だわ!」
「そんな事はしていない。女装だけを楽しんでいる」
「うそ言わないで、証拠もあるのよ」
実は,女装して男性と、ホテルで楽しむこともあったのです。その証拠写真を妻は見つけていたのです。机の中に置いていたSDカード。
女装して男性に抱かれている写真画像を、妻は見てしまったのです。それも、私の顔がはっきり分る写真があったのです。

布団の上で、男と女装した私が絡み合う写真、男が女の脚を開かせて正常位で挿入、情交している女性の胯間には、はっきりと男性器が写っていました。
さらに別の写真には、縄で縛られて胸が露わになっていて、襦袢の裾をめくられて、胯間のものを相手の男性に舐められ、口に含まれている写真もあったのです。

証拠写真には、女装だけを楽しんでいると言うよりも、女装して男に抱かれている写真、縄で縛られて胯間を愛撫されている写真、淫らな行為に身を任せている写真の女、それが私だと分る物だったのです。
「貴方が女装子を抱いていたなら、まだしも。女になってたなんて」
「ただ・・・遊び、だったんだ。」
「おかまね、貴方って。変態よ」
「・・・もう、しないから」
「まだ、女と浮気される方がましだわ」
結局,二年前に妻とは離婚になりました。
離婚騒動の冬も終わり、さわやかな五月を迎え、金曜、土曜は仕事が休みの日でした。バツイチになっても、休みにはすることがなくて、女装をふたたび始めるようになったのです。
女装したときの写真をブログに載せていました。ネットサーフィンをしていると、「下着を置く」という掲示板があったのです。
《「下着を置く女」という掲示板》
下着を置いた女性が、ネット上でその場所、何を置いたかを書き込むのです。すると、それを見た人、複数の男性がそれを探しに出向くのです。
すぐに場所が分からないこともあるので、「ヒントをください」と書き込まれます。下着を置いた女性は、「自販機の近く、駐車場の精算機の後ろ」などヒントを出すのです。誰よりも早く、置かれた下着をゲットしたら、掲示板に報告します。
「〇〇の下で見つけました、すぐその下着でオナニーをしました」
すると、すぐに下着を置いた女性からも、書き込みがあります。
「見つけてくれてありがとう、また置きますね。次回も頑張って」
悩ましい下着を数多く持っている女装子なら、「下着を置く」のは可能ですね。やはり、可愛くて悩ましいパンティが、穿いてオナできるので人気です。
5月になり、昼間は暑くても、朝は少し寒いぐらいでした。
2日続けて休みの日に、先輩を駅まで送ってあげるからと言って、私はこっそりと秘密の荷物を車に載せました。高速道路を走り、阪急池田駅近くの路上に車を止めました。そこからは、阪急電車で先輩は、豊中市の実家に帰るのです。
池田駅は、思っていたよりも通勤の人が大勢いました。先輩を降ろして、始めることにしたのです。何を始めたか、”下着を置く”ことにしたのです。
”下着を置く”時に、気をつけることは、防犯カメラのない場所を選んであげること。
バイクや車を近くに止めやすい場所、それと、目印になりやすい物の近くに置くのです。
3つのうち、二つにハートのマークのあるカードを入れておきました。池田駅を出て、国道を走り豊中駅北のコインパーキングの近くに、ショーツの入ったバッグを置きました。たったそれだけなのに、いつもどきどきしています。
次は、少し大阪方向に走って、岡町駅、市役所の建物の付近のビル横、花壇の近くに置きました。最後に、曽根駅、高架の駅前通を東、目印になりそうなものは花屋さん、そっとその近くに置きました。
そこからは、駐車場に戻って、下着の入った紙バッグを置いた場所のスマホの写真を、掲示板に掲載しました。朝からは誰も掲示板を見ていないかなと思ったら、何人かの書き込みがありました。
「今から、下着をゲットしたいので参加します」
「置かれた場所に来ました。すぐ探してみます」
いくつかの参加申し込みの書き込みを見て、1時間過ぎました。置いた場所に行くと、もう下着の入ったバッグは、ありませんでした。
ハートのマークがついた、カードをゲットした方から、メールが来ました。
「あなたの下着をいただきました。とてもいい香りのするパンティですね」
どきどきしながら、メールに返事をしました。今までにも,何度か下着を置いたのですが、メールが来ることは少ないのです。昼までに、何度か,メールをやりとりして、私が女装子であることを伝えたのです。
「気にしないでください、お会いできるなら幸いです。指定の場所で会いましょう」
メールを見て、この人なら安心と思えたのです。
《舌技に感じてしまったの》
金曜日の午後、カーシェアの車に乗り換えて、十三のお店で女装したのです。
会員になると、女装スナックのお店の3階のメイクルームで、いつでも女装できるのです。
「あら、今日は女装で外出」
「初めての人と、公園で待ち合わせているの」
「おとなしい人妻風に、装ってみたら?」
ママに言われて、キャバ嬢のようなドレスをやめて、大人しい姿に変身。
「ナオミさん、よく似合っているわよ」
その後で、待ち合わせ場所の、豊中にある緑地公園に行きました。そこにある競技場の近くです。車を駐車場に止め、鮮やかなピンクの花、つつじが咲いている午後の静かな公園の中を歩きました。

目印は、小さな白い紙バッグ。
小さな紙バッグは、下着を入れていたもの。
目印のバッグを持って、サングラスをかけた男性がいました。
ベンチに腰をかけている男性、メールでは、奥さんと離婚されて一人暮らしということでした。その方は、ずっと性生活の方は、無縁になっているようでした。
「お誘いした、ナオミです」と、声をかけました。
「本当に,女装子でも良かったのですか?」
「ええ、僕は気にしてませせんよ、女には、懲りましたから」
二人で駐車場まで歩き、車で少しの距離のところにある、ホテルに入りました。
胸もとにレースの飾りとリボンがある、透けるようなピンクのベビードールの私。ベッドの上で、裸になった彼にずっとリードされていました。
バストから太ももまで、さらに足のつま先まで舐める彼、指一本、一本まで舐めつくされ、恥ずかしいほど感じていました。じっくりと時間をかけて、ナオミの感じる部分を刺激され続けたのです。
「ア、アーン、アアッ」
彼は意外にたくましくて、上手なのです。ベッドでは、彼にされるがままでした。
ナオミのあの部分の先端からは、もう十分に透明の蜜がしたたり、恥ずかしいぐらいに濡れていました。ペ二クリを彼の口に含まれて、微妙に動く舌の刺激がナオミを絶頂へと導きます。

「アッ、イイ、アア」
「別れた妻も、クリへの刺激でよく感じていたよ」
「アアーン、いい、いい、いきそう」
「遠慮せず、逝ってごらん」
数秒と持たずに、私は逝ってしまいました。
そのあとすぐに、彼は挿入してきました。
まださっきの興奮が収まらないうちに、押し入ってきたのです。乳房を舐めるようにしながら、しだいに腰の動きを激しくするのでした。
もう、ずっと感じたままです。彼の腰の動きに合わせながら、ナオミも腰をうごかして二人とも荒い息使いになっていました。
「あっ、すごくいい、ナオミ、逝きそう」
突然に彼が声をあげ、聞くのです。
「逝ってもいいか」
「いってね、ナオミの中でいいわ」
そう返事をした時には、彼は射精したようです。挿入後、7,8分ほどで先輩は逝ってしまいました。
「すごく、よかったよ。あまり早くてごめんね。」
率直な彼の言葉、私で感じてくれたこと、逆に嬉しかったのです。
2度目は、20分以上でした。
私にステキな時間をくれたその人は、以前から好きな先輩だったのです。サングラスを外したときに、すぐに分かりました。
髪の毛(ウイッグ)が長く、化粧をしてつけまつげをして、白い肌の私。作業服でなく、女装している私が誰か、途中まで彼は気づかなかったのです。
一度愛し合った後、私からナオミが誰であるかを打ち明けました。先輩は、はじめは驚いていましたが、その後も、彼は私を抱いてくれたのです。ホテルを出て、彼を、ご両親のいる豊中の実家に送りました。
玄関先に、先輩のお母様が出てこられたのです。どうしようか迷ったのですが、運転席から降りて、女装姿のわたしも挨拶をしました。

「母さん、ナオミさんだよ」
紹介されても、声を出せないので、軽く会釈をしました。
「きれいな方ね、お付き合いしてるの」
「違うよ、仕事の関係でお世話になっている方だよ」
お別れをした後、もう少し先輩と長く楽しみたかったと思いました。
《それからの二人》
休み明け、先輩に顔を合わせるのが恥ずかしかったのです。嬉しかったのは、それからも女装の私を愛してくれたこと。一緒に暮らすようになり、豊胸手術にも賛成してくれました。手術が無事に終わり、私の希望で、二人きりの式を挙げました。
会社には、秘密にしています。職場では、作業服を着て、家ではスカートを穿きます。いろんな事があって,私たちは職場も、夜も一緒の生活になりました。
二人で夕食を食べ、お風呂から上がった主人が、私の替えの下着の上にカードを置きます。

そのカードは、下着を置いたときに使ったハートのカード。
「今夜は、しようか」と主人から誘いの合図。
10時すぎから、夫婦の時間を過ごしました。慣れている主人のもので突かれると、安心して楽しめるとういうか、お互いを知り尽くしているという、そんな気がします。
「コンドームをした方がいいか?」と聞く主人。
「何もつけなくてもいいの」とささやいて、「今夜はたっぷり楽しませて」とおねだりしました。
「赤ちゃんができてもいいのか」
「あなたの赤ちゃんなら、ひとりぐらい欲しいわ」
「おれも、もう40だぞ、子どもが成人になる頃、60だ。いまさら」
「いいじゃない、愛の結晶なんだから」
「そうか、それなら、このままで」
「ああっ、いいわ、そうよ、もっと」
主人は、2度も頑張ってくれました。私は彼が求めるなら、一日に何度でも、したいのです。それもすべて、生で中だしです。
だって、毎日が安全日なんです、私って、いけない妻かしら。
わたしだけ、会社はお休みの日。一人でお買い物のあとで、お食事をしてゆっくりするからと言ってきました。主人には、怪しまれないように、ごく普通の主婦の装いです。

昼の間、また、宝塚周辺で「下着を置く女」になるのです。置いた下着を見つけたら、すぐに教えてね。
ホテルの昼間のサービスタイムが、夕方6時までだから。
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《いつも二人きり》
私はナオミ、年上の彼と暮らすようになって2年ほど。女装妻の私は、思い切って豊胸手術をしたのです。でも、下半身は、彼の反対もあって、そのままです。

正式に結婚できるわけではなく、「同棲中」なのです。職場では、作業服姿で過ごす私たち。職場では上司の彼、物静かな彼は、夜の生活では精力絶倫の夫になるのです。
ベッドでは、何度も私が逝くことを求められ、夜は、女として愛される悦びを感じるのです。今は、二人で住んでいる社宅が、私たちの愛の巣なのです。
夫は学校の先輩。初めは、同じ会社の別部門に就職しました。転勤後、職場は自宅から遠く、社宅に住むことになったのです。自宅に帰るのは、月に数日になることもありました。それが、私たちの運命を変えたとも言えます。
ある日、人事異動で先輩がいる小さな職場に、勤務することになったのです。3年前、工場部門を子会社化し、管理部を本社の分室に組織替えをしたのです。管理部に4人いた常勤も、本社分室になり2人にされたのです。
社宅は、職場から150mほど離れた会社の敷地内に、4棟あります。3LDKの戸建てですが、コロナ禍で人員削減のため、2棟は使われていないのです。
会社から、それぞれが家賃1万円で、社宅を借りています。もう、今は二人で、彼の借りている家で暮らしているのです。
3歳年上の彼は、今年40歳、私は37歳、わたしも彼も、バツイチです。仕事が終わると、彼が入浴している間、すぐに食事の支度をします。食事が終わると、私が入浴します。
脱衣かごの中、バスタオル、その下に用意した着替えの上に、
彼から秘密の合図があるのです。

私がお風呂から出てバスタオルを使うと、ブラやショーツの上に、ハートのカード、
それが、今夜エッチ!しようの合図なのです。
合図のあった日、主人は、激しく求めてくれます。今夜は、黒いレースの飾りのある白いブラとショーツのセット。それとなく誘うように、わたしも、“したい”気分だったのです。
隣近所に気を使うことのない、二人きりの世界。よがり声をあげても恥ずかしくない私は、彼の愛撫で声を上げ続けるのです。最後には、私が先に逝ってしまうと、主人も、すぐに私の中で絶頂に達して、果てるのです。
《わかれた理由》
夫もわたしもバツイチになったのには、事情があるのです。
今から2年前の事です。先輩は、結婚して13年、2人の子どもがいました。工場の管理部に転勤となりましたが、子どもを有名私学に通わせていたので、家族は残り、社宅には先輩だけ。
自宅に帰るのが、月に数日となってしまったのです。
ある日、奥さんの下着が派手になっていることに気づいたのです。
肌色のパンストしか穿かなかったのに、
それまでに、穿いたことのないカーターストッキング、

コットンのショーツではなくて、薄いレースのショーツワイヤー入りは嫌と言ってたのに、ワイヤー入りのレースのブラ。
迷いながらも、思い切って探偵に調べさせました。奥さんが、何度も同じ男とホテルに入る写真を見せられたのです。その後、浮気をしていることを、奥さんは平然と認め、離婚になったのです。
私の場合は、結婚して6年、妻は29歳、まだ子どもはいません。妻には内緒ですが、学生時代から女装を楽しんでいました。
2年前のことを、振り返ります。私が不在の時に妻は、車のシートに長い毛、床にイヤリング、銀ラメ(ハイヒールから落ちたもの)を見つけていました。最初は、浮気かと思ったようです。
私の居ない日に、トランクルームの契約更新の通知が自宅に届きました。何かと思った妻が調べて、私が女装用品を保管していることを知ったのです。
「女装して男に抱かれている,不潔だわ!」
「そんな事はしていない。女装だけを楽しんでいる」
「うそ言わないで、証拠もあるのよ」
実は,女装して男性と、ホテルで楽しむこともあったのです。その証拠写真を妻は見つけていたのです。机の中に置いていたSDカード。
女装して男性に抱かれている写真画像を、妻は見てしまったのです。それも、私の顔がはっきり分る写真があったのです。

布団の上で、男と女装した私が絡み合う写真、男が女の脚を開かせて正常位で挿入、情交している女性の胯間には、はっきりと男性器が写っていました。
さらに別の写真には、縄で縛られて胸が露わになっていて、襦袢の裾をめくられて、胯間のものを相手の男性に舐められ、口に含まれている写真もあったのです。

証拠写真には、女装だけを楽しんでいると言うよりも、女装して男に抱かれている写真、縄で縛られて胯間を愛撫されている写真、淫らな行為に身を任せている写真の女、それが私だと分る物だったのです。
「貴方が女装子を抱いていたなら、まだしも。女になってたなんて」
「ただ・・・遊び、だったんだ。」
「おかまね、貴方って。変態よ」
「・・・もう、しないから」
「まだ、女と浮気される方がましだわ」
結局,二年前に妻とは離婚になりました。
離婚騒動の冬も終わり、さわやかな五月を迎え、金曜、土曜は仕事が休みの日でした。バツイチになっても、休みにはすることがなくて、女装をふたたび始めるようになったのです。
女装したときの写真をブログに載せていました。ネットサーフィンをしていると、「下着を置く」という掲示板があったのです。
《「下着を置く女」という掲示板》
下着を置いた女性が、ネット上でその場所、何を置いたかを書き込むのです。すると、それを見た人、複数の男性がそれを探しに出向くのです。

すぐに場所が分からないこともあるので、「ヒントをください」と書き込まれます。下着を置いた女性は、「自販機の近く、駐車場の精算機の後ろ」などヒントを出すのです。誰よりも早く、置かれた下着をゲットしたら、掲示板に報告します。
「〇〇の下で見つけました、すぐその下着でオナニーをしました」
すると、すぐに下着を置いた女性からも、書き込みがあります。
「見つけてくれてありがとう、また置きますね。次回も頑張って」
悩ましい下着を数多く持っている女装子なら、「下着を置く」のは可能ですね。やはり、可愛くて悩ましいパンティが、穿いてオナできるので人気です。
5月になり、昼間は暑くても、朝は少し寒いぐらいでした。
2日続けて休みの日に、先輩を駅まで送ってあげるからと言って、私はこっそりと秘密の荷物を車に載せました。高速道路を走り、阪急池田駅近くの路上に車を止めました。そこからは、阪急電車で先輩は、豊中市の実家に帰るのです。
池田駅は、思っていたよりも通勤の人が大勢いました。先輩を降ろして、始めることにしたのです。何を始めたか、”下着を置く”ことにしたのです。
”下着を置く”時に、気をつけることは、防犯カメラのない場所を選んであげること。
バイクや車を近くに止めやすい場所、それと、目印になりやすい物の近くに置くのです。

3つのうち、二つにハートのマークのあるカードを入れておきました。池田駅を出て、国道を走り豊中駅北のコインパーキングの近くに、ショーツの入ったバッグを置きました。たったそれだけなのに、いつもどきどきしています。
次は、少し大阪方向に走って、岡町駅、市役所の建物の付近のビル横、花壇の近くに置きました。最後に、曽根駅、高架の駅前通を東、目印になりそうなものは花屋さん、そっとその近くに置きました。
そこからは、駐車場に戻って、下着の入った紙バッグを置いた場所のスマホの写真を、掲示板に掲載しました。朝からは誰も掲示板を見ていないかなと思ったら、何人かの書き込みがありました。
「今から、下着をゲットしたいので参加します」
「置かれた場所に来ました。すぐ探してみます」
いくつかの参加申し込みの書き込みを見て、1時間過ぎました。置いた場所に行くと、もう下着の入ったバッグは、ありませんでした。
ハートのマークがついた、カードをゲットした方から、メールが来ました。
「あなたの下着をいただきました。とてもいい香りのするパンティですね」
どきどきしながら、メールに返事をしました。今までにも,何度か下着を置いたのですが、メールが来ることは少ないのです。昼までに、何度か,メールをやりとりして、私が女装子であることを伝えたのです。
「気にしないでください、お会いできるなら幸いです。指定の場所で会いましょう」
メールを見て、この人なら安心と思えたのです。
《舌技に感じてしまったの》
金曜日の午後、カーシェアの車に乗り換えて、十三のお店で女装したのです。
会員になると、女装スナックのお店の3階のメイクルームで、いつでも女装できるのです。
「あら、今日は女装で外出」
「初めての人と、公園で待ち合わせているの」
「おとなしい人妻風に、装ってみたら?」
ママに言われて、キャバ嬢のようなドレスをやめて、大人しい姿に変身。
「ナオミさん、よく似合っているわよ」
その後で、待ち合わせ場所の、豊中にある緑地公園に行きました。そこにある競技場の近くです。車を駐車場に止め、鮮やかなピンクの花、つつじが咲いている午後の静かな公園の中を歩きました。

目印は、小さな白い紙バッグ。
小さな紙バッグは、下着を入れていたもの。
目印のバッグを持って、サングラスをかけた男性がいました。
ベンチに腰をかけている男性、メールでは、奥さんと離婚されて一人暮らしということでした。その方は、ずっと性生活の方は、無縁になっているようでした。
「お誘いした、ナオミです」と、声をかけました。
「本当に,女装子でも良かったのですか?」
「ええ、僕は気にしてませせんよ、女には、懲りましたから」
二人で駐車場まで歩き、車で少しの距離のところにある、ホテルに入りました。
胸もとにレースの飾りとリボンがある、透けるようなピンクのベビードールの私。ベッドの上で、裸になった彼にずっとリードされていました。
バストから太ももまで、さらに足のつま先まで舐める彼、指一本、一本まで舐めつくされ、恥ずかしいほど感じていました。じっくりと時間をかけて、ナオミの感じる部分を刺激され続けたのです。
「ア、アーン、アアッ」
彼は意外にたくましくて、上手なのです。ベッドでは、彼にされるがままでした。
ナオミのあの部分の先端からは、もう十分に透明の蜜がしたたり、恥ずかしいぐらいに濡れていました。ペ二クリを彼の口に含まれて、微妙に動く舌の刺激がナオミを絶頂へと導きます。

「アッ、イイ、アア」
「別れた妻も、クリへの刺激でよく感じていたよ」
「アアーン、いい、いい、いきそう」
「遠慮せず、逝ってごらん」
数秒と持たずに、私は逝ってしまいました。
そのあとすぐに、彼は挿入してきました。
まださっきの興奮が収まらないうちに、押し入ってきたのです。乳房を舐めるようにしながら、しだいに腰の動きを激しくするのでした。
もう、ずっと感じたままです。彼の腰の動きに合わせながら、ナオミも腰をうごかして二人とも荒い息使いになっていました。
「あっ、すごくいい、ナオミ、逝きそう」
突然に彼が声をあげ、聞くのです。
「逝ってもいいか」
「いってね、ナオミの中でいいわ」
そう返事をした時には、彼は射精したようです。挿入後、7,8分ほどで先輩は逝ってしまいました。
「すごく、よかったよ。あまり早くてごめんね。」
率直な彼の言葉、私で感じてくれたこと、逆に嬉しかったのです。
2度目は、20分以上でした。
私にステキな時間をくれたその人は、以前から好きな先輩だったのです。サングラスを外したときに、すぐに分かりました。
髪の毛(ウイッグ)が長く、化粧をしてつけまつげをして、白い肌の私。作業服でなく、女装している私が誰か、途中まで彼は気づかなかったのです。
一度愛し合った後、私からナオミが誰であるかを打ち明けました。先輩は、はじめは驚いていましたが、その後も、彼は私を抱いてくれたのです。ホテルを出て、彼を、ご両親のいる豊中の実家に送りました。
玄関先に、先輩のお母様が出てこられたのです。どうしようか迷ったのですが、運転席から降りて、女装姿のわたしも挨拶をしました。

「母さん、ナオミさんだよ」
紹介されても、声を出せないので、軽く会釈をしました。
「きれいな方ね、お付き合いしてるの」
「違うよ、仕事の関係でお世話になっている方だよ」
お別れをした後、もう少し先輩と長く楽しみたかったと思いました。
《それからの二人》
休み明け、先輩に顔を合わせるのが恥ずかしかったのです。嬉しかったのは、それからも女装の私を愛してくれたこと。一緒に暮らすようになり、豊胸手術にも賛成してくれました。手術が無事に終わり、私の希望で、二人きりの式を挙げました。
会社には、秘密にしています。職場では、作業服を着て、家ではスカートを穿きます。いろんな事があって,私たちは職場も、夜も一緒の生活になりました。
二人で夕食を食べ、お風呂から上がった主人が、私の替えの下着の上にカードを置きます。

そのカードは、下着を置いたときに使ったハートのカード。
「今夜は、しようか」と主人から誘いの合図。
10時すぎから、夫婦の時間を過ごしました。慣れている主人のもので突かれると、安心して楽しめるとういうか、お互いを知り尽くしているという、そんな気がします。
「コンドームをした方がいいか?」と聞く主人。
「何もつけなくてもいいの」とささやいて、「今夜はたっぷり楽しませて」とおねだりしました。
「赤ちゃんができてもいいのか」
「あなたの赤ちゃんなら、ひとりぐらい欲しいわ」
「おれも、もう40だぞ、子どもが成人になる頃、60だ。いまさら」
「いいじゃない、愛の結晶なんだから」
「そうか、それなら、このままで」
「ああっ、いいわ、そうよ、もっと」
主人は、2度も頑張ってくれました。私は彼が求めるなら、一日に何度でも、したいのです。それもすべて、生で中だしです。
だって、毎日が安全日なんです、私って、いけない妻かしら。
わたしだけ、会社はお休みの日。一人でお買い物のあとで、お食事をしてゆっくりするからと言ってきました。主人には、怪しまれないように、ごく普通の主婦の装いです。

昼の間、また、宝塚周辺で「下着を置く女」になるのです。置いた下着を見つけたら、すぐに教えてね。
ホテルの昼間のサービスタイムが、夕方6時までだから。
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男女の官能小説は、たくさんありますね。最近では、コミックでも女装ものをテーマにしたものがあります。
あまりにも、ありえない設定の話しはでなく、日常のありふれた女装子の恋の話し、秘密にしていた女装、こっそり楽しんでいた女装での思いがけない体験、そういうお話しを書いていいます。どちらかというとハッピーエンドなのは、女装子も幸せになって欲しいという、私の願いが込められています。
素晴らしいストーリー展開 上手ですね
こんなプチ小説が書ける才能に感心します
ゆりさんは女装子だから 女装子心理を描写するのが上手なんですね
このストーリーとても 萌えました 💘