《遅かった春が、今訪れて》
「ああ、もう22年も経ってしまったんだわ」
自分の人生を振り返っていた。自分の身体が異常だと知ったとき、絶望的な気持ちになった。
一流の会社に勤め、結婚し親孝行するつもりだった、親孝行するべき両親はもういない。
普段の生活では、ずっと隠し続けてきたもの、17歳を過ぎて、ふくらんできた自分の胸。男なのに,女のような乳房になった。誰にも知られないように,隠し続けてきた。
でも、今はこの乳房を愛してくれる人がいる。鏡にうつる自分の胸に、ブラジャーをつけながら、自然にフィットしていることが、とても心地よいのです。
ブラとショーツ、ガーターベルトもすべてお揃いのデザイン、やっぱりこれがいいわと自分でも納得していました。
《クラブのOB会で》
あの日、高校を卒業して、20年が過ぎていました。高校のクラブのOB会があったのです。
クラブのOBで5歳年上の先輩、杉田さん、今は製薬会社の営業マン。杉田さんとの出会いは高校の時、夏の合宿に参加して私たちを指導してくれたのです。
信州の高原での合宿は、今でもすばらしい想い出です。私たちは、秋の大会で地区優勝、次の年には国体にも出場できたのです。杉田さんは、いつも試合には駆けつけてきて、応援してくれました、
あるとき、試合中に、骨折してしまった私を気遣い、救急車で病院まで付き添い、家族が来るまで看護してくれたのです。
私は、そのあと社会人になってからテニスが続けられなくて、クラブをやめました。大人に近づくころになってから、膨らみ始めた乳房、走ると揺れる、最初は何かの病気かと思った。
病院の検査の結果、成長に伴う自然なものと言われただけでした。手術で切除することもできると言われましたが、夏でも上着を着て隠し続けていた。
それから私は、胸を隠せる、白衣を着る医療関係の仕事に就きました。病院職員の研修会の会場で、受付をしていた杉田先輩と出会ったのです。
それから、しばらくして、高校のクラブのOB会があったのです。今、憧れの杉田さんは、すぐそばの和室にいます。OB会が遅くなったので、今は独身の杉田さんを、自宅に誘ったのです。
「杉田さん、これから私もお風呂にします」
「僕のほうが先にお風呂を使ったから、ゆっくり入るといいよ」
「良かったらテレビでも見てください」
「ビデオも使ってもいいかな、アダルトもあるかい?」
「ちょっとエッチなのもあります、ここに置いてますから」
ビールを飲みながらビデオを見ている杉田さん、美形のニューハーフのAVビデオを見ています。
奥さんを昨年亡くされて、きっとエッチのほうは不自由しているはず。わざとアダルトに、ニューハーフのAVビデオを、混ぜておいたのです。
今夜は、先輩に抱かれたい、抱いて欲しいと、化粧をして、ロングのウイッグをつけて女装していました。
とにかく、お気に入りの姿で女になりたい一心だったのです。AV女優と同じに装い、彼の隣に近づきました。
私は、その時、悩ましい黒のレースのパンティと、おそろいのブラジャーを身に着けていました。
ベッドに近づき、添い寝をするように、彼の隣に横たわりました。
「先輩、今夜だけのオネガイです。私を女にしてください」
「ええっ、君は誰?」
「驚かせてごめんなさい」
「〇〇君なのかい?」
「ええ、そうです。今夜だけ、私を女として抱いてください」
「君が、女装しているなんて」
「実は私は、男でも女でもない身体なんです」
「ニューハーフ?」
「高校を卒業した後、病院の検査で分かったんです、隠していて、ごめんなさい」
「何も謝ることはないよ、今の君は素敵だよ」
「こんな格好を見て、きっと私を軽蔑して、怒っていませんか」
「女装したきみが、こんなに綺麗だなんて、バストもあるんだ」
私は隣で横になっている杉田先輩にキスをして、彼の股間に手を触れました。そのとき、先輩に抱き寄せられたのです。
「今夜は、このまま好きにさせてくれないか」
「先輩ありがとう、今夜だけ“女にしてください”、“ゆき”と呼んで」
《今夜は愛して、私を女にしてね》
「僕のために女になって抱かれてもいいと、思ってくれたんだね」
「実は前から、、あなたが好きだったんです」
「“ゆき”は、今は女にしか見えない、それ以上だよ」
「今だけ、私を女として愛して欲しいの、あなたに抱かれたかったの」
「僕のここがこんなになってるんだ、今はゆきが欲しい」
そう言うと、堅く熱くなったものを、私に握らせるのです。そして私の敏感な部分への愛撫が始まりました。もう私は、女として感じていました。
男なのに、わたしは絶頂を迎えても、射精することのできない身体なのです。性的な刺激によって、イケたとしても一度も射精したことがないのです。
「待って、あなたの大事なところをちょうだい」
私のペニクリを愛撫されたように、彼の敏感な部分を大切に愛撫、そして私がフェラチオをしてあげたのです。
「ああーすごくいい、あーたまらない」
彼は精液を、私の口いっぱいに噴出しました。彼がうらやましい、そう思うのです。私は、栗の花のような香りのものを、すべて飲みこみました。
先輩は股間の硬いものを、私の太ももにこすり付けるように、上に覆いかぶさるのです。私のブラジャーの肩紐をずらして、ブラの上から胸を揉み、唇に軽くキスをしている。
首筋からゆっくりと舌を這わせて、ブラをずらして、乳首に唇をはわせるのでした
。
テレビに映っているニューハーフと同じ様に、黒で揃えたブラジャーとショーツ、それにガーターベルト、ガーターストッキングだけになりました。
わたしが用意していたローションや潤滑用のクリームを、ある部分2か所に塗り、先輩のものを受け入れました。
『女になる時が、やっと来た』、そう思うと、痛みにさえ感動していました。
「痛いのかい、ここでやめようか」
「前も後ろも、初めてなんです」
「じゃあ、僕が最初の男になるんだね」
彼のものが動き始めたとき、処女膜が押し開かれ裂けるような、鈍い痛みが走った。
「アアッ、・・・」
「痛いのかい」
「やめないで。“ゆきの”なら大丈夫」
「続けてもいいのかい」
先輩は、前の部分の挿入を中止して、身体の向きを変えると、後背位で後ろから私を貫きました。 でも後ろに入った硬い男性器と角度がうまく合わないのか、とても痛かったのです。
「痛かったのかい?、それなら、君の女性らしい部分でもう一度、いいかい」
彼は優しく言い、腰の動きを止めて肩を抱いてくれました。それから、私は感じ始めたのです。
私の乳房を優しく揉みながら、乳首の周辺を、優しくかんだりする彼。その刺激で、私の乳首はつんと尖り、心地よいというか、感じていました。
10分余りも刺激され続けた後、彼の手が、股間に届きあの部分に触れてきました。ペニクリというか、親指よりも大きくなったものを、彼の指先で触れられている。
「アアッ」
強弱をつけて触れる彼の指先があたるたびに、感じているわたし。一人でオナニーする以上の快感が沸き起こり、絶頂を迎えてしまったのです。
「ああっ、逝っちゃう」
しばらく私は、その余韻に浸っていました。
「逝けたのかい、よかったね」
少ししてから、彼の指先があの部分に触れてきました。まだ、あまり濡れていないと思っていた部分から、密があふれるように潤っていました。
先輩は前にある部分に優しくゆっくり、挿入してくれたのです。
「ああーっ、いいわ」
「君の悦ぶ声は、女性にしか聞こえないよ」と先輩は言います。
普段は、甲高くて自信のない私の声が、女性のように聞こえると言われて、嬉しかったのです。
私の女性の部分、あの部分に、先輩のものが挿入された。私の中で、彼が動くたびに、強く感じてしまうのです。
「アアッ、いい、すごくいいの」と、私は思わず声が出てしまいます。
「アアッ、よく締まるよ、いいよ、もう逝きそうだ」
先輩も息を荒くしながら、あの時が近づきました。
「もっと激しくして、もっと早く」
叫ぶように私が言うと、先輩は腰を押し付けるようにして、わたしの女性器の部分を貫きます。 たまらず、私が喜悦の声をあげるのに合わせて、先輩は腰の動きを速めて、フィニッシュに入りました。
「もうだめだ、あーいくぞ」と言うのと同時に、精液は私の中に注ぎ込まれたのでした。
先輩が私の中で逝ったとき、何度も当たる彼の刺激で、私もオナニーでは得られないほどの絶頂感を味わいました。
男でもない、女でもない、精巣も、卵巣も機能を失い、退化してしまっている私。結婚の夢をあきらめていた時に、巡り合った先輩に抱かれて、人生は少し変化し始めたのです。
彼と交際を始め、彼のお家で同棲を始めました。
電話で話すときや、自治会の集まりや買い物で出会っても、ご近所の方には「奥さん」と呼ばれています。
学生時代、コンプレックスだった女性のように高い声が、今は神様の与えてくれたご褒美です。
「女性は、結婚したら職場が近いほうがいいわよ」
アドバイスを受けて、仕事は、彼の家の近くの病院に変えました。
”女性”として職場の理解を得て、勤務しています。彼より早く帰宅して、夕食を作ることが楽しいです。
最近、テニスを二人で始めました。今では、走ると揺れるバストも、女性として少し誇らしく、気になりません。
彼がゴルフコンペを楽しむ日には、お迎えに行きクラブハウスのお庭でのんびりしています。
彼のレッスンで「コースに出ることができるようになれば」と言われますが、今の私には、ゴルフよりも、郊外でゆったりしているのが一番。
手入れされた花壇や一面に広がる芝生は、さわやかな風と共に心を癒してくれます。
それよりも、今は社交ダンスを楽しんでいます。男女のペアとして、夫婦で呼吸を合わせ、身体を密着させたり、美しい衣装で装えるダンスパーティー。
残念なことに、今はコロナ禍で、密になるレッスンが出来ませんが。その後の夜の生活も楽しく、私の方から求めることが多いぐらい。
私は、射精も妊娠もできない身体。男性としての悦びよりも、乳房を愛撫され、女性と同じ部分で彼のものを受け入れ、あまい声をあげながら、何度も登りつめる今のほうが数倍、悦びも大きいのです。
ときどき、バックも試しますが、神様に与えられた豊かな乳房と優しい声と、女性として彼を受け入れることのできる、自分の身体に感謝しています。
《女装妻 笹川ゆき》
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「ああ、もう22年も経ってしまったんだわ」
自分の人生を振り返っていた。自分の身体が異常だと知ったとき、絶望的な気持ちになった。
一流の会社に勤め、結婚し親孝行するつもりだった、親孝行するべき両親はもういない。
普段の生活では、ずっと隠し続けてきたもの、17歳を過ぎて、ふくらんできた自分の胸。男なのに,女のような乳房になった。誰にも知られないように,隠し続けてきた。
でも、今はこの乳房を愛してくれる人がいる。鏡にうつる自分の胸に、ブラジャーをつけながら、自然にフィットしていることが、とても心地よいのです。
ブラとショーツ、ガーターベルトもすべてお揃いのデザイン、やっぱりこれがいいわと自分でも納得していました。
《クラブのOB会で》
あの日、高校を卒業して、20年が過ぎていました。高校のクラブのOB会があったのです。
クラブのOBで5歳年上の先輩、杉田さん、今は製薬会社の営業マン。杉田さんとの出会いは高校の時、夏の合宿に参加して私たちを指導してくれたのです。
信州の高原での合宿は、今でもすばらしい想い出です。私たちは、秋の大会で地区優勝、次の年には国体にも出場できたのです。杉田さんは、いつも試合には駆けつけてきて、応援してくれました、
あるとき、試合中に、骨折してしまった私を気遣い、救急車で病院まで付き添い、家族が来るまで看護してくれたのです。
私は、そのあと社会人になってからテニスが続けられなくて、クラブをやめました。大人に近づくころになってから、膨らみ始めた乳房、走ると揺れる、最初は何かの病気かと思った。
病院の検査の結果、成長に伴う自然なものと言われただけでした。手術で切除することもできると言われましたが、夏でも上着を着て隠し続けていた。
それから私は、胸を隠せる、白衣を着る医療関係の仕事に就きました。病院職員の研修会の会場で、受付をしていた杉田先輩と出会ったのです。
それから、しばらくして、高校のクラブのOB会があったのです。今、憧れの杉田さんは、すぐそばの和室にいます。OB会が遅くなったので、今は独身の杉田さんを、自宅に誘ったのです。
「杉田さん、これから私もお風呂にします」
「僕のほうが先にお風呂を使ったから、ゆっくり入るといいよ」
「良かったらテレビでも見てください」
「ビデオも使ってもいいかな、アダルトもあるかい?」
「ちょっとエッチなのもあります、ここに置いてますから」
ビールを飲みながらビデオを見ている杉田さん、美形のニューハーフのAVビデオを見ています。
奥さんを昨年亡くされて、きっとエッチのほうは不自由しているはず。わざとアダルトに、ニューハーフのAVビデオを、混ぜておいたのです。
今夜は、先輩に抱かれたい、抱いて欲しいと、化粧をして、ロングのウイッグをつけて女装していました。
とにかく、お気に入りの姿で女になりたい一心だったのです。AV女優と同じに装い、彼の隣に近づきました。
私は、その時、悩ましい黒のレースのパンティと、おそろいのブラジャーを身に着けていました。
ベッドに近づき、添い寝をするように、彼の隣に横たわりました。
「先輩、今夜だけのオネガイです。私を女にしてください」
「ええっ、君は誰?」
「驚かせてごめんなさい」
「〇〇君なのかい?」
「ええ、そうです。今夜だけ、私を女として抱いてください」
「君が、女装しているなんて」
「実は私は、男でも女でもない身体なんです」
「ニューハーフ?」
「高校を卒業した後、病院の検査で分かったんです、隠していて、ごめんなさい」
「何も謝ることはないよ、今の君は素敵だよ」
「こんな格好を見て、きっと私を軽蔑して、怒っていませんか」
「女装したきみが、こんなに綺麗だなんて、バストもあるんだ」
私は隣で横になっている杉田先輩にキスをして、彼の股間に手を触れました。そのとき、先輩に抱き寄せられたのです。
「今夜は、このまま好きにさせてくれないか」
「先輩ありがとう、今夜だけ“女にしてください”、“ゆき”と呼んで」
《今夜は愛して、私を女にしてね》
「僕のために女になって抱かれてもいいと、思ってくれたんだね」
「実は前から、、あなたが好きだったんです」
「“ゆき”は、今は女にしか見えない、それ以上だよ」
「今だけ、私を女として愛して欲しいの、あなたに抱かれたかったの」
「僕のここがこんなになってるんだ、今はゆきが欲しい」
そう言うと、堅く熱くなったものを、私に握らせるのです。そして私の敏感な部分への愛撫が始まりました。もう私は、女として感じていました。
男なのに、わたしは絶頂を迎えても、射精することのできない身体なのです。性的な刺激によって、イケたとしても一度も射精したことがないのです。
「待って、あなたの大事なところをちょうだい」
私のペニクリを愛撫されたように、彼の敏感な部分を大切に愛撫、そして私がフェラチオをしてあげたのです。
「ああーすごくいい、あーたまらない」
彼は精液を、私の口いっぱいに噴出しました。彼がうらやましい、そう思うのです。私は、栗の花のような香りのものを、すべて飲みこみました。
先輩は股間の硬いものを、私の太ももにこすり付けるように、上に覆いかぶさるのです。私のブラジャーの肩紐をずらして、ブラの上から胸を揉み、唇に軽くキスをしている。
首筋からゆっくりと舌を這わせて、ブラをずらして、乳首に唇をはわせるのでした
。
テレビに映っているニューハーフと同じ様に、黒で揃えたブラジャーとショーツ、それにガーターベルト、ガーターストッキングだけになりました。
わたしが用意していたローションや潤滑用のクリームを、ある部分2か所に塗り、先輩のものを受け入れました。
『女になる時が、やっと来た』、そう思うと、痛みにさえ感動していました。
「痛いのかい、ここでやめようか」
「前も後ろも、初めてなんです」
「じゃあ、僕が最初の男になるんだね」
彼のものが動き始めたとき、処女膜が押し開かれ裂けるような、鈍い痛みが走った。
「アアッ、・・・」
「痛いのかい」
「やめないで。“ゆきの”なら大丈夫」
「続けてもいいのかい」
先輩は、前の部分の挿入を中止して、身体の向きを変えると、後背位で後ろから私を貫きました。 でも後ろに入った硬い男性器と角度がうまく合わないのか、とても痛かったのです。
「痛かったのかい?、それなら、君の女性らしい部分でもう一度、いいかい」
彼は優しく言い、腰の動きを止めて肩を抱いてくれました。それから、私は感じ始めたのです。
私の乳房を優しく揉みながら、乳首の周辺を、優しくかんだりする彼。その刺激で、私の乳首はつんと尖り、心地よいというか、感じていました。
10分余りも刺激され続けた後、彼の手が、股間に届きあの部分に触れてきました。ペニクリというか、親指よりも大きくなったものを、彼の指先で触れられている。
「アアッ」
強弱をつけて触れる彼の指先があたるたびに、感じているわたし。一人でオナニーする以上の快感が沸き起こり、絶頂を迎えてしまったのです。
「ああっ、逝っちゃう」
しばらく私は、その余韻に浸っていました。
「逝けたのかい、よかったね」
少ししてから、彼の指先があの部分に触れてきました。まだ、あまり濡れていないと思っていた部分から、密があふれるように潤っていました。
先輩は前にある部分に優しくゆっくり、挿入してくれたのです。
「ああーっ、いいわ」
「君の悦ぶ声は、女性にしか聞こえないよ」と先輩は言います。
普段は、甲高くて自信のない私の声が、女性のように聞こえると言われて、嬉しかったのです。
私の女性の部分、あの部分に、先輩のものが挿入された。私の中で、彼が動くたびに、強く感じてしまうのです。
「アアッ、いい、すごくいいの」と、私は思わず声が出てしまいます。
「アアッ、よく締まるよ、いいよ、もう逝きそうだ」
先輩も息を荒くしながら、あの時が近づきました。
「もっと激しくして、もっと早く」
叫ぶように私が言うと、先輩は腰を押し付けるようにして、わたしの女性器の部分を貫きます。 たまらず、私が喜悦の声をあげるのに合わせて、先輩は腰の動きを速めて、フィニッシュに入りました。
「もうだめだ、あーいくぞ」と言うのと同時に、精液は私の中に注ぎ込まれたのでした。
先輩が私の中で逝ったとき、何度も当たる彼の刺激で、私もオナニーでは得られないほどの絶頂感を味わいました。
男でもない、女でもない、精巣も、卵巣も機能を失い、退化してしまっている私。結婚の夢をあきらめていた時に、巡り合った先輩に抱かれて、人生は少し変化し始めたのです。
彼と交際を始め、彼のお家で同棲を始めました。
電話で話すときや、自治会の集まりや買い物で出会っても、ご近所の方には「奥さん」と呼ばれています。
学生時代、コンプレックスだった女性のように高い声が、今は神様の与えてくれたご褒美です。
「女性は、結婚したら職場が近いほうがいいわよ」
アドバイスを受けて、仕事は、彼の家の近くの病院に変えました。
”女性”として職場の理解を得て、勤務しています。彼より早く帰宅して、夕食を作ることが楽しいです。
最近、テニスを二人で始めました。今では、走ると揺れるバストも、女性として少し誇らしく、気になりません。
彼がゴルフコンペを楽しむ日には、お迎えに行きクラブハウスのお庭でのんびりしています。
彼のレッスンで「コースに出ることができるようになれば」と言われますが、今の私には、ゴルフよりも、郊外でゆったりしているのが一番。
手入れされた花壇や一面に広がる芝生は、さわやかな風と共に心を癒してくれます。
それよりも、今は社交ダンスを楽しんでいます。男女のペアとして、夫婦で呼吸を合わせ、身体を密着させたり、美しい衣装で装えるダンスパーティー。
残念なことに、今はコロナ禍で、密になるレッスンが出来ませんが。その後の夜の生活も楽しく、私の方から求めることが多いぐらい。
私は、射精も妊娠もできない身体。男性としての悦びよりも、乳房を愛撫され、女性と同じ部分で彼のものを受け入れ、あまい声をあげながら、何度も登りつめる今のほうが数倍、悦びも大きいのです。
ときどき、バックも試しますが、神様に与えられた豊かな乳房と優しい声と、女性として彼を受け入れることのできる、自分の身体に感謝しています。
《女装妻 笹川ゆき》
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