週末になると、男性モードから解き放たれて、悩ましい女性のランジェリーを身につける。その後は下着姿で楽しむ方、女装して出会いを楽しむ方、中には、一夜限りの人妻になったり、今回のお話しのように、女装して本当の女性と女装レズを楽しむ人もいるのです。
《週末の夜を楽しむ》
土曜日、週末になると、男性モードから解き放たれて、悩ましい女性のランジェリーを身につける。化粧水やファンデーション、アイシャドウやアイライナーで、少しずつ女性になっていく自分を楽しむ。
最後にウイッグを頭にセットして、唇に赤いルージュを塗るのです。その後は、下着姿で楽しむ方、女装して外出する方、お相手との出会いを楽しむ方、中には、一夜限りの人妻になったり、奥さまになってしまう方もあるかもしれません。
さらに、女装して本当の女性と女装レズを楽しむ人。
ナイロンやポリエステルのすべすべした素材のランジェリーを通して、柔らかい肌や乳房に触れる。下半身では、パチパチと静電気がおこるぐらいにストッキングを穿いた、脚を絡ませるのです。
ペッティングを続けながら、ソフトな愛撫て互いの性感帯を刺激しあい、どちらかが逝く逝かせる関係でなく、最後には貝合わせや舌の動きで絶頂に達してしまうのです。それも何度でも繰り返すことができるのです。
挿入して、射精の瞬間しか楽しめない男よりも何倍も、喜びを感じるのです。とにかく女になりきって、女の悦びを求め合う、女同士の妖しい性の世界をさまようのです。
《腹部で感じる熱いほとばしり》
ゆり子は、火曜日と土曜日の二回、大阪市内の女装スポットに通っている。今週の火曜日も、男性との約束があり女装スポットに向かった。
その日は、勤務時間の終了間際に配送中のトラックが横転事故を起こしたと連絡が入った。昨年四月に係長になったばかりで、平社員の時のようにすぐに帰れない日もたまにあった。
課長と二人で、阪神高速に向かった、すでに現場にはパトカーや救急車が止まっていた。幸い運転手は軽いけがをしているだけのようだった。現場対応は課長に任せて、頭部を負傷した運転手と救急車に乗り病院に向かった。
診察、治療のあと入院となった運転手は、主治医から、頭部のMRIやCTの検査をすると伝えられ、検査後は、病室で安静にするように言われた。警察の調べは翌日以降となった、私は事情聴取と言うことで、消防署員から話を聞かれた。
課長からトラックは事故現場の処理が終ったと連絡があった。病院を後にして、タクシーで待ち合わせの店に向かった。すでに約束の時間を過ぎていた。
シャワールームを出てバスタオルで身体を拭き終わるとメイクを始めた。いつもより手早くアイシャドーも塗り終わると、パールピンクのルージュを唇にぬり、ウイッグを頭にセットした。
今夜は、Yさんの趣味に合わせてスケスケのキャミソールに真っ赤なブラとパンティー。それを隠すようにワンピースを着て、ハイヒールを履き終わると、店のラウンジに入った。
時間は夜10時過ぎ、Yさんと二人で近くのシティーホテルに入る。少し不機嫌なYさん。終電まであと1時間あまり、Yさんの前でワンピースを脱ぎ、ベッドに入った。 Yさんに抱かれている自分の姿がミラーに写っている。
いつもなら、ゆり子になった私を全身愛撫して、パンティーの中のゆり子の部分を刺激して、何度も何度も寸止めをして、たまらなくなった私がお願いをして、彼がゴムを付けてゆり子を女として貫くのです。
でも今夜は、あっさりとした愛撫だけで、大して前技もなかったのです。 いつもなら、女性にはないゆり子のあの部分を、何度も扱き感じさせてくれるのに、Yさんが触れることもなく、無言でローションを塗り、ゴムなしで挿入になったのです。
「アアッ、少し痛いわ」
「処女でもないくせに」
「ゆっくり挿入して、オネガイ」
わたしのあの部分の毛をカットしていなかったので、彼の硬いものが挿入される時に、毛が絡み、いわゆる「毛切れ」したのかもしれない。
「一度入れなおして、オネガイ」
無言で彼は、腰を少し引き抜くようにして、またゆっくりと挿入した。彼が動き、硬い肉棒が深く浅く貫き、しだいにいつものように感じ始めていた。
いつもなら、ここでゆり子の下半身の部分に触れて、彼の手で激しく刺激されるのに・・・触れてくれない。彼の手はゆり子の両足を担ぐようにして、腰の動きを速めた。
「もう、逝っちゃうの?」
激しく腰を打ち付けてくる彼、そのたびに、ゆり子は頭を前後に揺らし、彼の動きに支配されていた。
「アアッ、ゆり子、イクッ」
ゆり子の中で逝かずに、腰を引き抜き彼の熱いほとばしりは、ゆり子の腹部に注がれた。 ピュッと熱い液体が肌の上に飛び散り、暖かいしずくが感じられた。この暖かいしずくは、いつもなら「女になれた」という幸せを実感させるものだった。
Yさんはシャツを着て、スーツを身に付けると「良かったよ」と言って部屋から去っていった。 11時半過ぎになっていた、Yさんは終電を気にしていたのだろう。
逝ってしまうと、男は去ってゆく。
これまでにも、何度かそういうことがあった。暖かかった精液のしずくが、冷たくなってシーツを濡らしていた。
ゆり子は店にもどった。
「お帰り、Yさんとは楽しめたの?」
「それが、逝ったらおしまい、みたいだったの」
「ゆり子が遅刻して、少し不機嫌だったからね」
「遅れた私も悪かったんだけど・・・」
「Yさんは、終電を気にしてたのかもね」
「ママ、ちょっと相談したいの」
「一度、女性とエッチしてみたい」
「ゆり子は、女としては処女じゃないけど、まだ童貞なの?」
「学生時代、男として、何度か女の子と寝たことはあるんだけど」
「じゃあ、童貞を卒業したいってことでもないのね」
「女装をやめて、プレイボーイになるつもり?」
「ママ、そんな・・・そうじゃなくて」
「ゆり子は、新しいことを経験したいのね」
「できれば、私も女装して、本当の女性と女同士みたいな」
「女性とのレズを経験してみたいのね」
ママはスマホを取り出して、しばらく見つめていた。
「ちょうど、可愛い女装子がいたらって、頼まれてるの」
「ママ、土曜日なら、都合がつきやすいから」
「その土曜日なんだけど、行ってくれる」
そういうやり取りで、土曜日を迎えることになった。
《女性とのレズのレッスン》
週末の土曜日を迎えた。女装子の集まるクラブのママの紹介で、指定された場所は、宝塚。 大阪市の郊外にあって、大正、昭和の時代に阪急電鉄によって開発された住宅地。最近では、なだらかな丘陵地だけでなく、住宅地が山の上まで広がっている。
宝塚の手前にある、阪急電車の駅から少し南に歩く。落ち着いた住宅地の中に、敷地が100坪以上ある門構えの立派な広い庭のあるお屋敷でした。
住宅の門をくぐると、3,4台は車を止めるスペースがあり、イギリス庭園風に草花が植えられていました。
奥さまは英国人で、日本の生活は15年以上、ご主人は新聞に死亡記事が載るぐらい有名企業の社長だった。すでにご主人が亡くなって子どもたちも巣立ち、今は広い家で一人暮らしをしている。
広いリビングのソファーに案内されて、自己紹介した。
「はじめまして、ゆり子です」
「はじめまして、クリスティーナです、クリスと呼んでね」
「とても日本語が、お上手なんですね」
「大学で日本語を学び、夫の会社に勤め通訳をしていました。大学院で学んだことを生かして、日本に来てからは心理カウンセラーもしているのです」
まだ、あたたかいミルクティーをすすめられた。
「今夜は、特別なお客様ですから、昼の間にレッスンをしましょう」
レッスンというのは、今夜遅く来る女性客をお相手にするための練習ということだった。 それから、二人が十分入れる湯船につかり、少し温まったあと、お互いにボディーシャンプーで身体を洗い、シャワーをかけ合うのだった。少し違っていたのは、僕だけ水着の下に穿くショーツを穿かされていた。
「あなたのバナナが見えないように、はじめは隠しておくのよ」
「ボディーを洗う時は優しくネ、肌は傷つきやすいから」
「おっぱいは、後ろから抱くようにして、ゆっくりと時間をかけて」
「太ももから先は敏感になりすぎるから、初めての日は、無理しないで、相手が嫌がるかも」
「ゆり子、リリーと呼ぶわね。あなたのバストは手術したの?」
「はい、2年前に豊胸手術をしました」
「だったら、バストパッドはいらないわね」
浴室から上がるころには、身体じゅうが熱く、火照るようだった。クリスティーナも僕が乳房を洗っている時、すこし息を荒くして目が潤っているようだった。 汗がひいた後、髪を乾かしてから、化粧水、乳液で肌のマッサージをするように指示された。
寝室の中にも、化粧台、大きなミラーがあり、そこで化粧をするように言われた。 メイク道具を並べて、ファンデーション、マスカラ、アイライナー、アイシャドウ、ルージュ、チークなどの作業を終えたときにクリスティーナから悩ましいランジェリーを手渡された。
丈の短い、薄いベビードールを身につけて、ベッドに入りました。
窓のカーテンを閉め、部屋の灯りを消すと、カーテンの隙間からのわずかな光が二人を照らしていました。
横に並んで寝ていたはずのクリス、後ろから私を抱くようにして、首筋やうなじを優しくそっと撫で上げ、さらには熱い息を吹きかけてくるのです。
「アアッ、アアーン」
「感じているのね、ここって、貴方もお相手にしてあげるのよ」
10分以上も、刺激され続けて、身体はジーンとなっていました。
「アー、イイ」
「もっと力を抜いて、乳房を揉まれているのを楽しむのよ」
クリスが、わたしのブラジャーをずらして、乳房をあらわにしてから、ゆっくりと揉みしだくのでした。
それも、3分、5分ではなく、永遠に続くかのように、右胸を揉みながら、左手は左の乳房を掴み、唇を押し当て、さらに口の中に乳首を含むのです。
ざらざらしたクリスの舌が、わたしの左の乳首やその周辺を、ていねいに舐めまわしていくのです。
「アアーン、凄い、こんなに」
「感じやすいのね、リリーは女の子みたいだね。もっと気持ち良くなるまで、続けるわ」
20分以上も乳房に与えられた愛撫で、わたしは何度ものけ反り、声をあげていたのです。 その後、クリスは私の太ももを触るか触らないかのように、はじめは指で、途中からは唇や舌を使って微妙な愛撫を続けるのです。
「アッ、ダメッツ、もう~」
「ほんと、感じやすいのね、もっと快楽を楽しむことよ」
「感じるのは、お〇ん〇んだけじゃないのよ」
「赤ちゃん、赤ちゃんしましょ」
クリスも私もブラジャーをはずし、胸をさらけ出して、二人で抱き合い、乳房と乳房を合わせて、どちらともなく上になり下になり、乳房を掴み、乳首を口に含み、歯を立てないようにかみ、痛痒いような刺激を繰り返すのです。
「貝合わせネ」
わたしが脚を広げて、そこにクリスが反対側から脚を差し込むように、最後は股の部分が触れ合うようにして、相手の脚の部分が敏感な部分にあたるのを楽しむのです。男性の場合は、兜合わせと言って互いの性器を触れ合うのです。
女性の場合は体の密着度をより高めないと、陰核に十分な刺激が感じられません。二人とも同じように感じるのではなく、どちらかが受け手(ネコ)、もう一人はタチとしてリードするのです。
わたしのは、クリスの動きで刺激されて、硬くなって、先端からは透明のものを垂らしていました。さらに、硬直したわたしのものをクリスが指で触れるのです。
「アアッ、アアー」
「感じているのね、指も使ってお互いを刺激するのよ」
「アアー」
「気持ちいいのね、クリトリスで逝きたくなってきたのね、まだ逝っちゃダメ」
「最後は、ハーモニカ」
私はクリスにショーツを脱がされ、クリスのショーツを私が脱がしました。
「あなたは、まだ逝っちゃだめよ、入れたりしないでね」
お互いの位置を変えて、相手の股間を舐め合うのです。
私はクリスが求めるまま、彼女の股間に顔を埋めるようにして、舌先で彼女の敏感な部分を、舐めるようにしました。
「イイワ、そこよ。How Nice!、ツヅケテ」
彼女の茂みは、すでにあふれ出てきた密で濡れていました。 私は、しだいに膨らんできた彼女の突起に舌を当てて舐めました。
「舐めるだけじゃ、ダメッ」
「吸ったり、息を吹きかけたり、ハーモニカを演奏するように」
「同じ場所だけじゃなく、女性のあの部分の近くを、舐めたり舌を入れたりするの」
「イイワ、そんな風に、そこに息を吹きかけるのよ」
「How Nice!、ツヅケテ」
ハーモニカを吹くように位置をかえ、吸ったり、何度も何度も舐めるようにした後、速さを増して舌を動かし続けました。
「Ⅰ’m Coming! イクワ、リリー」
クリスが荒い息をしながら、ベッドでじっとしています。 彼女のあの部分に手を触れようとすると、 「No,No、今は静かにして、余韻を楽しんでいるところなの」
10分ほど、過ぎた頃、クリスが教えてくれるのです。
「今のを、2回ぐらいで女性は十分満足するのよ。それ以上はしないこと」
「同じところばかり攻め続けられると、痛みを感じるようになるの」
「今度は、ペニバン」
クリスが取り出したのは、下半身に取り付ける樹脂製のペニスが付いたもの。 クリス自身にも差し込んでベルトを固定すると、クリスの股間には硬直したペニスがあった。
「男性とのセックスに拒否感、不安がある人には、Not in Service 使わないこと」
その後、ローションを塗り、クリスではなく、僕がクリスに挿入されていた。
「ゆっくり、相手の表情を見ながら、入れるのよ」
「入ったら、いい具合か聞くこと」
クリスは優しく、処女を扱うように、丁寧に接してくれた。 しだいに、クリスは自分に挿入している部分で感じてきたのか、声をあげ始めた。 僕に挿入したまま、腰を動かし、激しく腰を振りながら彼女は、絶頂に達して、僕の上に倒れこんできた。
男女のセックスとの違いは、ここからだった。
クリスはもう一度、乳房を優しくなで、乳首の周りを舐めつくし、その作業は延々と続いた。
官能の悦びを射精する瞬間に味わい尽くす男性と違って、快美感をゆっくりと高め、絶頂に達してもその喜びはしばらく続き、さらに高まっていくことを求める。
<br />繰り返し絶頂感を味わいながら、そしてゆっくりと満足感に満たされてゆく。
1時間以上も、寝室で絡み合い、最後には「途中で逝かなかったご褒美よ」と、彼女の手で逝かされた。
「女性同士で、愛し合うって素敵でしょ。男の支配欲、性欲と違って、射精すれば終わりの性行為より、ずっと文化的ね」
「動物にはない、人間だからできることなの」
私にささやくように話しながら、クリスは手を動かしつづけ、わたしが絶頂に達して白濁がほとばしるのをハンドタオルで受け止めていた。
「今度は私の中で、逝ってみる?」
ゴムをつけて、彼女の中に挿入したが、中はゆるゆるで締め付け感は感じられなかった。
「もう妊娠はしないから、スキンなしで」
スキンをはずして、クリスはフェラしてくれた。少し硬くなってから、彼女が私をまたぐように上に乗り、騎乗位で彼女は激しく腰を動かし始めた。<br />何度もぎゅっと締め付けられ、激しく性感を刺激されながら射精すると同時に彼女もアクメに達するのだった。<br />
<br />
クリスには、その後も求められたが、悲しいことに「賢者タイム」が訪れようとしていた。 ブロンズの髪の毛、豊かなバスト、白い肌のクリスを見ても、勃起することはなかった。
「女を何度も逝かせる」という男の身勝手さは、単なる射精欲、支配欲のように思えた。
ゆっくりと絶頂に達して、それからも緩やかに登りつめていく、何度も快美感を満喫できる女性同士のセックス。
男と女装子の場合は、射精することで喜びを感じる。セックスとしては単純だが、好きな相手に愛撫され官能の喜びを感じる瞬間、それも素敵な営みだと思えた。
レズビアンだけが文化的な性行為ではなく、とにかく女になりきって男性に愛される行為も文化的だと、クリスティーナに反論したくなった。
《夜のしじまの中で》
夜になって雨が激しくなってきた。
予定の時刻になり、電話の着信音があり、今夜はもう来れないということだった。
夜になってから、もう一度入浴をして、すでにメイクも済ませて、私は浴衣を着ていた。 雨は激しさを増し、つけたテレビが、道路の通行止めや電車の運休を伝えていた。
「クリス先生、やっぱり今夜は泊めてもらえますか?」
「もちろんそのつもりよ、もう一度、楽しまないで帰るつもり?」
;寝室の照明を暗くして、クリスティーナと二人きり、夜を過ごすことになった。
まだ50歳のクリスは、スリムな身体には似合わないほどバストが大きく、ブラのカップからはみ出すほどの、青い瞳の美人。
昼間とは違い、二人とも愛し合うつもりで準備していた。もちろん、透けるようなショーツを穿いていた。
女性同士のレズビアンであっても、悩ましい下着を身につけることは大切なこと。
男性に見られると恥ずかしいような下着こそが、女性同士での愛を高めるために必要だった。
実は透けるようなショーツだけでなく、タチの役のクリスは、乳首がはみ出しそうなメイド服、ウェストには黒いコルセット、透けて見えるようなスカート、ふとももまでのガーターストッキングを身につけていた。今夜は、白と黒の組み合わせで、楽しむつもりなのか。
私は、真っ赤なショーツ、ストッキングも赤いもの、普段だと外に穿いて出るのも恥ずかしいよう姿で装っていた。
ダブルベッドの上で、目を閉じていたがなかなか眠れなかった。
「リリー、眠れないの?」
「なんか目がさえてしまって」
「今夜は、ゆっくり楽しむのよ」
「リリーの身体を貸して?」
その言葉が合図のように、クリスはわたしに口づけをしてきた。 舌を差し込まれ、気を取られていると、バストを揉むようにして乳首を指でさわるのです。
「固くなってきたわ、リリー」
もうクリスの愛撫に翻弄されながら、乳房や乳首の刺激に感じては、甘い声をあげていました。 脚と脚を絡ませて、お互いの乳房を愛撫、時には乳首を唇で噛むように挟み込み、下半身への愛撫に移行しました。
クリスに攻め続けられるばかりでなく、クリスの敏感な部分を口唇を使って攻め、舌を絡ませて、クリスが逝ってしまうまで動きを止めずに続けました。途中で息ができないときもあったのですが、クリスが逝ってしまうまでやめなかったのです。
最後には、オーラルな刺激で逝くだけでなく、私の硬くなったもので、クリスを攻めました。クリスは、レズビアンであり、男性との営みもできるタイプなのです。
挿入する時、彼女の密はあふれるように潤っていて、一気に奥深くまで挿入して、はじめは深く、しだいにペースを速めて、浅く、深くクリスの中に向かって、欲棒を突き立て、掻きまわしました。
「アアーッ、クリスは、モウダメ」
「まだまだ、もっと感じて」
「クリス、ペニバンと比べて、どっちがいい」
「リリーのほうがいい、アアーッ」
「クリス、もっと締め付けて」
「Ⅰ’m Coming! モウ、イクッ」
のけ反り、荒い息をしている私、クリスだけでなく、私も逝ってしまった。
まばゆい朝の陽ざしで目を覚ました。 クリスは浴衣をきちんと着て、横に寝ていた。私は、パンティーなしで浴衣を着ていた。 浴衣の前を、わたしの硬くなっているジュニアが顔を出していた。
「なんてお行儀が悪いの、バナナを見せるなんて」
「早くしまいなさい、レズの相手として”不合格”」
「リリーは、やっぱりネコね。タチよりも、ネコの方がいいみたい」
私は、あるところにメールをした。 日曜日のおそい朝食の後、クリスティーナにお礼を言って別れた。
女性との女装レズは、とても刺激的だったのです。 ですが、やっぱり、男性から愛撫されて女となることの方が自分には一番。
男性が自分に向かって、欲情してくれること、私の身体の中で射精するまで彼から女として抱かれる悦び。私は女装子として、女性の衣装を身につけて、とにかく女になって愛されることが好きなのかもしれない。
彼からのメールの返事が届いていた。「OK]と。
大阪の街に向けて、私を女にしてくれる彼との待ち合わせ場所をナビにセットして、駐車場を出た。
《終わり》
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《週末の夜を楽しむ》
土曜日、週末になると、男性モードから解き放たれて、悩ましい女性のランジェリーを身につける。化粧水やファンデーション、アイシャドウやアイライナーで、少しずつ女性になっていく自分を楽しむ。
最後にウイッグを頭にセットして、唇に赤いルージュを塗るのです。その後は、下着姿で楽しむ方、女装して外出する方、お相手との出会いを楽しむ方、中には、一夜限りの人妻になったり、奥さまになってしまう方もあるかもしれません。
さらに、女装して本当の女性と女装レズを楽しむ人。
ナイロンやポリエステルのすべすべした素材のランジェリーを通して、柔らかい肌や乳房に触れる。下半身では、パチパチと静電気がおこるぐらいにストッキングを穿いた、脚を絡ませるのです。
ペッティングを続けながら、ソフトな愛撫て互いの性感帯を刺激しあい、どちらかが逝く逝かせる関係でなく、最後には貝合わせや舌の動きで絶頂に達してしまうのです。それも何度でも繰り返すことができるのです。
挿入して、射精の瞬間しか楽しめない男よりも何倍も、喜びを感じるのです。とにかく女になりきって、女の悦びを求め合う、女同士の妖しい性の世界をさまようのです。
《腹部で感じる熱いほとばしり》
ゆり子は、火曜日と土曜日の二回、大阪市内の女装スポットに通っている。今週の火曜日も、男性との約束があり女装スポットに向かった。
その日は、勤務時間の終了間際に配送中のトラックが横転事故を起こしたと連絡が入った。昨年四月に係長になったばかりで、平社員の時のようにすぐに帰れない日もたまにあった。
課長と二人で、阪神高速に向かった、すでに現場にはパトカーや救急車が止まっていた。幸い運転手は軽いけがをしているだけのようだった。現場対応は課長に任せて、頭部を負傷した運転手と救急車に乗り病院に向かった。
診察、治療のあと入院となった運転手は、主治医から、頭部のMRIやCTの検査をすると伝えられ、検査後は、病室で安静にするように言われた。警察の調べは翌日以降となった、私は事情聴取と言うことで、消防署員から話を聞かれた。
課長からトラックは事故現場の処理が終ったと連絡があった。病院を後にして、タクシーで待ち合わせの店に向かった。すでに約束の時間を過ぎていた。
シャワールームを出てバスタオルで身体を拭き終わるとメイクを始めた。いつもより手早くアイシャドーも塗り終わると、パールピンクのルージュを唇にぬり、ウイッグを頭にセットした。
今夜は、Yさんの趣味に合わせてスケスケのキャミソールに真っ赤なブラとパンティー。それを隠すようにワンピースを着て、ハイヒールを履き終わると、店のラウンジに入った。
時間は夜10時過ぎ、Yさんと二人で近くのシティーホテルに入る。少し不機嫌なYさん。終電まであと1時間あまり、Yさんの前でワンピースを脱ぎ、ベッドに入った。 Yさんに抱かれている自分の姿がミラーに写っている。
いつもなら、ゆり子になった私を全身愛撫して、パンティーの中のゆり子の部分を刺激して、何度も何度も寸止めをして、たまらなくなった私がお願いをして、彼がゴムを付けてゆり子を女として貫くのです。
でも今夜は、あっさりとした愛撫だけで、大して前技もなかったのです。 いつもなら、女性にはないゆり子のあの部分を、何度も扱き感じさせてくれるのに、Yさんが触れることもなく、無言でローションを塗り、ゴムなしで挿入になったのです。
「アアッ、少し痛いわ」
「処女でもないくせに」
「ゆっくり挿入して、オネガイ」
わたしのあの部分の毛をカットしていなかったので、彼の硬いものが挿入される時に、毛が絡み、いわゆる「毛切れ」したのかもしれない。
「一度入れなおして、オネガイ」
無言で彼は、腰を少し引き抜くようにして、またゆっくりと挿入した。彼が動き、硬い肉棒が深く浅く貫き、しだいにいつものように感じ始めていた。
いつもなら、ここでゆり子の下半身の部分に触れて、彼の手で激しく刺激されるのに・・・触れてくれない。彼の手はゆり子の両足を担ぐようにして、腰の動きを速めた。
「もう、逝っちゃうの?」
激しく腰を打ち付けてくる彼、そのたびに、ゆり子は頭を前後に揺らし、彼の動きに支配されていた。
「アアッ、ゆり子、イクッ」
ゆり子の中で逝かずに、腰を引き抜き彼の熱いほとばしりは、ゆり子の腹部に注がれた。 ピュッと熱い液体が肌の上に飛び散り、暖かいしずくが感じられた。この暖かいしずくは、いつもなら「女になれた」という幸せを実感させるものだった。
Yさんはシャツを着て、スーツを身に付けると「良かったよ」と言って部屋から去っていった。 11時半過ぎになっていた、Yさんは終電を気にしていたのだろう。
逝ってしまうと、男は去ってゆく。
これまでにも、何度かそういうことがあった。暖かかった精液のしずくが、冷たくなってシーツを濡らしていた。
ゆり子は店にもどった。
「お帰り、Yさんとは楽しめたの?」
「それが、逝ったらおしまい、みたいだったの」
「ゆり子が遅刻して、少し不機嫌だったからね」
「遅れた私も悪かったんだけど・・・」
「Yさんは、終電を気にしてたのかもね」
「ママ、ちょっと相談したいの」
「一度、女性とエッチしてみたい」
「ゆり子は、女としては処女じゃないけど、まだ童貞なの?」
「学生時代、男として、何度か女の子と寝たことはあるんだけど」
「じゃあ、童貞を卒業したいってことでもないのね」
「女装をやめて、プレイボーイになるつもり?」
「ママ、そんな・・・そうじゃなくて」
「ゆり子は、新しいことを経験したいのね」
「できれば、私も女装して、本当の女性と女同士みたいな」
「女性とのレズを経験してみたいのね」
ママはスマホを取り出して、しばらく見つめていた。
「ちょうど、可愛い女装子がいたらって、頼まれてるの」
「ママ、土曜日なら、都合がつきやすいから」
「その土曜日なんだけど、行ってくれる」
そういうやり取りで、土曜日を迎えることになった。
《女性とのレズのレッスン》
週末の土曜日を迎えた。女装子の集まるクラブのママの紹介で、指定された場所は、宝塚。 大阪市の郊外にあって、大正、昭和の時代に阪急電鉄によって開発された住宅地。最近では、なだらかな丘陵地だけでなく、住宅地が山の上まで広がっている。
宝塚の手前にある、阪急電車の駅から少し南に歩く。落ち着いた住宅地の中に、敷地が100坪以上ある門構えの立派な広い庭のあるお屋敷でした。
住宅の門をくぐると、3,4台は車を止めるスペースがあり、イギリス庭園風に草花が植えられていました。
奥さまは英国人で、日本の生活は15年以上、ご主人は新聞に死亡記事が載るぐらい有名企業の社長だった。すでにご主人が亡くなって子どもたちも巣立ち、今は広い家で一人暮らしをしている。
広いリビングのソファーに案内されて、自己紹介した。
「はじめまして、ゆり子です」
「はじめまして、クリスティーナです、クリスと呼んでね」
「とても日本語が、お上手なんですね」
「大学で日本語を学び、夫の会社に勤め通訳をしていました。大学院で学んだことを生かして、日本に来てからは心理カウンセラーもしているのです」
まだ、あたたかいミルクティーをすすめられた。
「今夜は、特別なお客様ですから、昼の間にレッスンをしましょう」
レッスンというのは、今夜遅く来る女性客をお相手にするための練習ということだった。 それから、二人が十分入れる湯船につかり、少し温まったあと、お互いにボディーシャンプーで身体を洗い、シャワーをかけ合うのだった。少し違っていたのは、僕だけ水着の下に穿くショーツを穿かされていた。
「あなたのバナナが見えないように、はじめは隠しておくのよ」
「ボディーを洗う時は優しくネ、肌は傷つきやすいから」
「おっぱいは、後ろから抱くようにして、ゆっくりと時間をかけて」
「太ももから先は敏感になりすぎるから、初めての日は、無理しないで、相手が嫌がるかも」
「ゆり子、リリーと呼ぶわね。あなたのバストは手術したの?」
「はい、2年前に豊胸手術をしました」
「だったら、バストパッドはいらないわね」
浴室から上がるころには、身体じゅうが熱く、火照るようだった。クリスティーナも僕が乳房を洗っている時、すこし息を荒くして目が潤っているようだった。 汗がひいた後、髪を乾かしてから、化粧水、乳液で肌のマッサージをするように指示された。
寝室の中にも、化粧台、大きなミラーがあり、そこで化粧をするように言われた。 メイク道具を並べて、ファンデーション、マスカラ、アイライナー、アイシャドウ、ルージュ、チークなどの作業を終えたときにクリスティーナから悩ましいランジェリーを手渡された。
丈の短い、薄いベビードールを身につけて、ベッドに入りました。
窓のカーテンを閉め、部屋の灯りを消すと、カーテンの隙間からのわずかな光が二人を照らしていました。
横に並んで寝ていたはずのクリス、後ろから私を抱くようにして、首筋やうなじを優しくそっと撫で上げ、さらには熱い息を吹きかけてくるのです。
「アアッ、アアーン」
「感じているのね、ここって、貴方もお相手にしてあげるのよ」
10分以上も、刺激され続けて、身体はジーンとなっていました。
「アー、イイ」
「もっと力を抜いて、乳房を揉まれているのを楽しむのよ」
クリスが、わたしのブラジャーをずらして、乳房をあらわにしてから、ゆっくりと揉みしだくのでした。
それも、3分、5分ではなく、永遠に続くかのように、右胸を揉みながら、左手は左の乳房を掴み、唇を押し当て、さらに口の中に乳首を含むのです。
ざらざらしたクリスの舌が、わたしの左の乳首やその周辺を、ていねいに舐めまわしていくのです。
「アアーン、凄い、こんなに」
「感じやすいのね、リリーは女の子みたいだね。もっと気持ち良くなるまで、続けるわ」
20分以上も乳房に与えられた愛撫で、わたしは何度ものけ反り、声をあげていたのです。 その後、クリスは私の太ももを触るか触らないかのように、はじめは指で、途中からは唇や舌を使って微妙な愛撫を続けるのです。
「アッ、ダメッツ、もう~」
「ほんと、感じやすいのね、もっと快楽を楽しむことよ」
「感じるのは、お〇ん〇んだけじゃないのよ」
「赤ちゃん、赤ちゃんしましょ」
クリスも私もブラジャーをはずし、胸をさらけ出して、二人で抱き合い、乳房と乳房を合わせて、どちらともなく上になり下になり、乳房を掴み、乳首を口に含み、歯を立てないようにかみ、痛痒いような刺激を繰り返すのです。
「貝合わせネ」
わたしが脚を広げて、そこにクリスが反対側から脚を差し込むように、最後は股の部分が触れ合うようにして、相手の脚の部分が敏感な部分にあたるのを楽しむのです。男性の場合は、兜合わせと言って互いの性器を触れ合うのです。
女性の場合は体の密着度をより高めないと、陰核に十分な刺激が感じられません。二人とも同じように感じるのではなく、どちらかが受け手(ネコ)、もう一人はタチとしてリードするのです。
わたしのは、クリスの動きで刺激されて、硬くなって、先端からは透明のものを垂らしていました。さらに、硬直したわたしのものをクリスが指で触れるのです。
「アアッ、アアー」
「感じているのね、指も使ってお互いを刺激するのよ」
「アアー」
「気持ちいいのね、クリトリスで逝きたくなってきたのね、まだ逝っちゃダメ」
「最後は、ハーモニカ」
私はクリスにショーツを脱がされ、クリスのショーツを私が脱がしました。
「あなたは、まだ逝っちゃだめよ、入れたりしないでね」
お互いの位置を変えて、相手の股間を舐め合うのです。
私はクリスが求めるまま、彼女の股間に顔を埋めるようにして、舌先で彼女の敏感な部分を、舐めるようにしました。
「イイワ、そこよ。How Nice!、ツヅケテ」
彼女の茂みは、すでにあふれ出てきた密で濡れていました。 私は、しだいに膨らんできた彼女の突起に舌を当てて舐めました。
「舐めるだけじゃ、ダメッ」
「吸ったり、息を吹きかけたり、ハーモニカを演奏するように」
「同じ場所だけじゃなく、女性のあの部分の近くを、舐めたり舌を入れたりするの」
「イイワ、そんな風に、そこに息を吹きかけるのよ」
「How Nice!、ツヅケテ」
ハーモニカを吹くように位置をかえ、吸ったり、何度も何度も舐めるようにした後、速さを増して舌を動かし続けました。
「Ⅰ’m Coming! イクワ、リリー」
クリスが荒い息をしながら、ベッドでじっとしています。 彼女のあの部分に手を触れようとすると、 「No,No、今は静かにして、余韻を楽しんでいるところなの」
10分ほど、過ぎた頃、クリスが教えてくれるのです。
「今のを、2回ぐらいで女性は十分満足するのよ。それ以上はしないこと」
「同じところばかり攻め続けられると、痛みを感じるようになるの」
「今度は、ペニバン」
クリスが取り出したのは、下半身に取り付ける樹脂製のペニスが付いたもの。 クリス自身にも差し込んでベルトを固定すると、クリスの股間には硬直したペニスがあった。
「男性とのセックスに拒否感、不安がある人には、Not in Service 使わないこと」
その後、ローションを塗り、クリスではなく、僕がクリスに挿入されていた。
「ゆっくり、相手の表情を見ながら、入れるのよ」
「入ったら、いい具合か聞くこと」
クリスは優しく、処女を扱うように、丁寧に接してくれた。 しだいに、クリスは自分に挿入している部分で感じてきたのか、声をあげ始めた。 僕に挿入したまま、腰を動かし、激しく腰を振りながら彼女は、絶頂に達して、僕の上に倒れこんできた。
男女のセックスとの違いは、ここからだった。
クリスはもう一度、乳房を優しくなで、乳首の周りを舐めつくし、その作業は延々と続いた。
官能の悦びを射精する瞬間に味わい尽くす男性と違って、快美感をゆっくりと高め、絶頂に達してもその喜びはしばらく続き、さらに高まっていくことを求める。
<br />繰り返し絶頂感を味わいながら、そしてゆっくりと満足感に満たされてゆく。
1時間以上も、寝室で絡み合い、最後には「途中で逝かなかったご褒美よ」と、彼女の手で逝かされた。
「女性同士で、愛し合うって素敵でしょ。男の支配欲、性欲と違って、射精すれば終わりの性行為より、ずっと文化的ね」
「動物にはない、人間だからできることなの」
私にささやくように話しながら、クリスは手を動かしつづけ、わたしが絶頂に達して白濁がほとばしるのをハンドタオルで受け止めていた。
「今度は私の中で、逝ってみる?」
ゴムをつけて、彼女の中に挿入したが、中はゆるゆるで締め付け感は感じられなかった。
「もう妊娠はしないから、スキンなしで」
スキンをはずして、クリスはフェラしてくれた。少し硬くなってから、彼女が私をまたぐように上に乗り、騎乗位で彼女は激しく腰を動かし始めた。<br />何度もぎゅっと締め付けられ、激しく性感を刺激されながら射精すると同時に彼女もアクメに達するのだった。<br />
<br />
クリスには、その後も求められたが、悲しいことに「賢者タイム」が訪れようとしていた。 ブロンズの髪の毛、豊かなバスト、白い肌のクリスを見ても、勃起することはなかった。
「女を何度も逝かせる」という男の身勝手さは、単なる射精欲、支配欲のように思えた。
ゆっくりと絶頂に達して、それからも緩やかに登りつめていく、何度も快美感を満喫できる女性同士のセックス。
男と女装子の場合は、射精することで喜びを感じる。セックスとしては単純だが、好きな相手に愛撫され官能の喜びを感じる瞬間、それも素敵な営みだと思えた。
レズビアンだけが文化的な性行為ではなく、とにかく女になりきって男性に愛される行為も文化的だと、クリスティーナに反論したくなった。
《夜のしじまの中で》
夜になって雨が激しくなってきた。
予定の時刻になり、電話の着信音があり、今夜はもう来れないということだった。
夜になってから、もう一度入浴をして、すでにメイクも済ませて、私は浴衣を着ていた。 雨は激しさを増し、つけたテレビが、道路の通行止めや電車の運休を伝えていた。
「クリス先生、やっぱり今夜は泊めてもらえますか?」
「もちろんそのつもりよ、もう一度、楽しまないで帰るつもり?」
;寝室の照明を暗くして、クリスティーナと二人きり、夜を過ごすことになった。
まだ50歳のクリスは、スリムな身体には似合わないほどバストが大きく、ブラのカップからはみ出すほどの、青い瞳の美人。
昼間とは違い、二人とも愛し合うつもりで準備していた。もちろん、透けるようなショーツを穿いていた。
女性同士のレズビアンであっても、悩ましい下着を身につけることは大切なこと。
男性に見られると恥ずかしいような下着こそが、女性同士での愛を高めるために必要だった。
実は透けるようなショーツだけでなく、タチの役のクリスは、乳首がはみ出しそうなメイド服、ウェストには黒いコルセット、透けて見えるようなスカート、ふとももまでのガーターストッキングを身につけていた。今夜は、白と黒の組み合わせで、楽しむつもりなのか。
私は、真っ赤なショーツ、ストッキングも赤いもの、普段だと外に穿いて出るのも恥ずかしいよう姿で装っていた。
ダブルベッドの上で、目を閉じていたがなかなか眠れなかった。
「リリー、眠れないの?」
「なんか目がさえてしまって」
「今夜は、ゆっくり楽しむのよ」
「リリーの身体を貸して?」
その言葉が合図のように、クリスはわたしに口づけをしてきた。 舌を差し込まれ、気を取られていると、バストを揉むようにして乳首を指でさわるのです。
「固くなってきたわ、リリー」
もうクリスの愛撫に翻弄されながら、乳房や乳首の刺激に感じては、甘い声をあげていました。 脚と脚を絡ませて、お互いの乳房を愛撫、時には乳首を唇で噛むように挟み込み、下半身への愛撫に移行しました。
クリスに攻め続けられるばかりでなく、クリスの敏感な部分を口唇を使って攻め、舌を絡ませて、クリスが逝ってしまうまで動きを止めずに続けました。途中で息ができないときもあったのですが、クリスが逝ってしまうまでやめなかったのです。
最後には、オーラルな刺激で逝くだけでなく、私の硬くなったもので、クリスを攻めました。クリスは、レズビアンであり、男性との営みもできるタイプなのです。
挿入する時、彼女の密はあふれるように潤っていて、一気に奥深くまで挿入して、はじめは深く、しだいにペースを速めて、浅く、深くクリスの中に向かって、欲棒を突き立て、掻きまわしました。
「アアーッ、クリスは、モウダメ」
「まだまだ、もっと感じて」
「クリス、ペニバンと比べて、どっちがいい」
「リリーのほうがいい、アアーッ」
「クリス、もっと締め付けて」
「Ⅰ’m Coming! モウ、イクッ」
のけ反り、荒い息をしている私、クリスだけでなく、私も逝ってしまった。
まばゆい朝の陽ざしで目を覚ました。 クリスは浴衣をきちんと着て、横に寝ていた。私は、パンティーなしで浴衣を着ていた。 浴衣の前を、わたしの硬くなっているジュニアが顔を出していた。
「なんてお行儀が悪いの、バナナを見せるなんて」
「早くしまいなさい、レズの相手として”不合格”」
「リリーは、やっぱりネコね。タチよりも、ネコの方がいいみたい」
私は、あるところにメールをした。 日曜日のおそい朝食の後、クリスティーナにお礼を言って別れた。
女性との女装レズは、とても刺激的だったのです。 ですが、やっぱり、男性から愛撫されて女となることの方が自分には一番。
男性が自分に向かって、欲情してくれること、私の身体の中で射精するまで彼から女として抱かれる悦び。私は女装子として、女性の衣装を身につけて、とにかく女になって愛されることが好きなのかもしれない。
彼からのメールの返事が届いていた。「OK]と。
大阪の街に向けて、私を女にしてくれる彼との待ち合わせ場所をナビにセットして、駐車場を出た。
《終わり》
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