【目次】瀬戸の花嫁になった女装教師
【1】《エナメルのハイヒール》《オナニーの必需品》《朝からはダメよ》《盗撮される二人》
【2】《異常な愛に萌えて》《ブラックな水曜日》《仕事を喪って》《瀬戸の花嫁》



瀬戸の花嫁になった女装教師【2】

【あらすじ】
 女装で外出中に、ひったくりに突き飛ばされた。犯人を捕まえて、けがをした自分を助けてくれた同じ学校の先輩教師と男と女の関係になっていた。女装してデートの後、ホテルに入るのを盗撮された写真が、女装教師として週刊誌の記事になってしまった。


第5章 異常な愛に萌え

  ホテルの部屋に入ると、二人は互いに抱き合い、キスをした。少しの間、そのままで抱き合っていた。
「休憩でなくなっても、今日は、いいかい?」
「ええ、いいわ」

 彼とこうなることを期待していた私。

「ちょっとシャワーしてくるから、私が先でもいい?」
「きれいに洗って、支度をしておいて、僕は後でいいから」

 彼との営みのために、お腹の中を綺麗にして、髪の毛が濡れないように、シャワーで全身を洗った。 私の次に彼がシャワーをしている間に、用意しておいた下着に着替えたあと、紫色の人工的な部屋の照明を消した。遮光カーテンを開けると、午後の日差しが、ベッドを自然な感じで照らしていた。

 思っていたよりも早く、バスルームから出てきた彼は、バスタオルで身体を拭きながら、ベッドの私を見つめている。


 長い黒髪、真っ赤なルージュ、黒い小さなショーツを穿いて胸元にレースを使った濃色のスリップに包まれている私 。
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 ベッドで彼を待つ私を見て、欲情してくれているようだった。彼の下半身は、すでに勃起していた。

 今から、私も女になりきって、本来の自分で過ごせるのです。

 今の私は、女にしか見えない。すらっとした裸身は白く、無駄な体毛はすべて処理して、胸元から下半身に伸びる脚まで、すべすべの肌なのです。

 下半身のある部分すらも、きっと彼の手ですぐに脱がされてしまうTバックの中に隠れている。

 いつものように、口と舌で舐めつくされる。最後には、Tバックの薄い布地の中で、勃起したクリトリスへの愛撫のあとで、彼の性器に貫かれ女の悦びを与えられる。

『ホテル』という場所で、いつも以上に萌える 自分でもどれぐらい乱れてしまうか、不安、でも今からは思いっきり乱れて、彼と官能の悦びを共にする。

「早く、来て、洋子を抱いて・・・」
「洋子、折角だから、僕の好きなようにしてもいいかい?」

 彼はそう言うと、私の顔に手を当ててキスをしてた、唇をこじあけるようにして舌を差し込む。

「私も、今日は朝から待っていたのよ…」

 そう言いながら、彼の背中に手をまわしていました。
彼が私のスリップの紐を肩から外し、私の胸をさらけ出した時、思わず私は胸を手で隠してしまいましたが、彼はそれに構わず、私の上半身にキスの雨を降らせてきました。

 身に着ける時からすぐ脱がされるかと思ったTバックのパンティー、彼に手際よくパンティーを脱がされた時には、もう自分でも十分に濡れてしまっているのがわかり、思わずモジモジと足を閉じてしまいました。

 彼は、そんな私の足を広げるといきなり、アソコに口を近づけ、音を立てて舐めました。

「あっ!」

 私は思わず、両股で彼の頭を挟んでしまいましたが、彼はそれに構わず、もっと大きな音を立ててピチャピチャと私のアソコを舐めました。 私は、快感の波が一気に襲ってきました。

 近所に声が聞こえないよう気を遣う彼の部屋ではなく、ラブホテルだからというのもあってか、彼の執拗な舌技でいつもより大きな声をあげて悶えていました。

 彼は、私のペニクリだけでなくアヌスまで含めた範囲を舐めまわすのです。 私は、これまでにあげたことのないような声をあげ、かって経験したことのないような快感に身を震わせていました。

 私はもう夢中でベッドのシーツを掴み、激しくペニクリを扱かれているときには、腰を合わせるように動かし、自分でも快感を求めるように喜悦の声をあげていました。

 まだ午後3時過ぎ、窓からは明るい日差しのさしこむベッドの二人。二人は生まれたままの姿になって、結ばれようとしていた。

 彼がローションを手にすると、少しひんやりとしたのを感じました。
「ゆっくり、入ってきてね」
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 そのあと、すぐに、彼が挿入をはじめ、私も力を抜きスムーズに入るように協力していました。

 ウイッグとネックレスだけを残して、邪魔なものを脱ぎ去り、生まれたままの姿で後背位から彼が突きあげていた。しばらくして、身体の向きを変えて、お互いを見つめあえる正上位になったのです。

 私を女として欲情して突き進んでくる彼の動きを感じていた時、腰の動きに合わせて突然、ふわっと全身を電気が走り抜けるように感じはじめた。

 彼の腰の動きによって繰り返し、ピクンピクンと腰の部分から脳に達するような快感が押しよせ、突然、波にさらわれたような気分になりました。

「いっ…くっ!」
 ほとんど、声にならないような声をあげて、私は何度も絶頂に達していました。そのあと、腰の動きを速めた彼が射精した後も、私はしばらく動くことも出来ませんでした。

 話には聞いていた『メス逝き』なのか、アナルでのセックスが、あれほどの刺激と快感を与えてくれるとは想像もしていませんでした。それまでの射精による一度きりの快感だけでなく、私は、彼とのセックスで、初めて女の悦びというものを知ったんです。

 彼に愛撫され、透明な液体をにじませて硬くなったペニクリ、白濁したものを噴き上げると収まったはずのクライマックスが、官能の悦びを求めて、ずっと続くような絶頂感。

 激しく荒い息づかいの果てに、彼の「ああっ、イクッー」の声で意識がうすらぎ、眠っているのでした。

 それは実際には、そんなに長くはないのですが、メスの体内に注ぎ込まれたオスの精液を奥深くに受け止めておく、受精のための時間なのかもしれません。彼に女として愛されて、満足を感じるひと時でした。

 ホテルの利用時間はまだあったので、彼に求められるままにその後も、セックスしましたが、「彼の子どもが欲しい」そう思うぐらい、ふたたび高い絶頂感を感じることができたのです。

 彼との相性の良さというか、身体の相性というか、この人と離れたくないと、思ったのです。 ホテルを出て、タクシーに乗りました。西川口まで後部座席に並んで幸せな気分でした。

 まさか、ホテルの出口で望遠レンズに狙われているなんて、全く気付かない二人でした。

第6章 ブラックな水曜日

 休日は終わり、日常の生活にもどった。 普段と同じように、月曜から金曜まで出勤し、授業を終えて、翌日の教材を準備する、何も変化のないままに、二週間が過ぎた。

 休日が待ち遠しく、彼が来ると女装して迎えた。 男の服装に戻って勤務している中学校では、実力テストを実施、水曜日は昼まで授業をして、午後からは研究会に参加する予定だった。出かけようとする時、教頭に呼び止められた。

 「君に見せたいものがある」
 校長室に入ると、校長は不在だった、教育委員会に出掛けたとのこと。 教頭からは、週刊誌が渡された。

「週刊〇〇実話」
 それは、水曜日が発売日の芸能人やタレントのゴシップ記事やスキャンダラスな写真や噂話が中心の雑誌だった。

 「ここに、君ではないかと思える写真が載っている」
 その写真は、ホテルから出てくる男女の写真、勤務先の中学校の正門を通る男性の写真、さらに変身前・変身後の女装した男性の写真が掲載されていた。
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 撮影されている写真はカラーで、女装している自分とスーツ姿の自分だった。少し見ただけでは、スーツの男性が女装したものとはわかりづらいが、写真の説明を見ると同一人物と書かれている。

 見出しには、『同じ職場の男性教師と親密交際、女装教師』 見開き2ページほどの記事だから、大きな扱いと言える、まずいことに学校名が写真に写りこんでいる、おまけに女装教師○と男性教師〇とイニシャルまで書かれていた。

 教頭からは、これは事実かと聞かれた時には、さっと血の引く思いがして冷や汗が出た。

 次の日からは、学校の門や入り口付近に「変態教師は去れ!」「学校をやめろ、おかま教師」などの張り紙が張られていた。

 民放のテレビが取材に来て、校長が対応に追われた。その騒ぎで、学校への出勤をしばらく控え、自宅待機するように指示が出た。 彼も自宅待機を命じられ、しばらく二人で会うことも禁じられた。


 第7章 仕事を失って

 職場に行くこともなく、時折、校長に呼ばれて教育委員会に行くことが続いた。 県庁の中等教育課の部屋に入ると、校長と数人の職員からいろんな質問をされた。

 私がどう答えても、「教師として、ふさわしくない」と言い切るばかりだった。 校長から「君には、他校に転勤してもらうよ、ただし、授業は持つことはないので、じっくりと教材研究でもしてみなさい」 そう言われた。

 それから、何日たっても、転勤先を告げられることはなく、「君を受け入れたいという学校がなくてね、転職希望なら、職業訓練校にでも通ってみるか」という話だった。それも、退職が前提の提案だった。

 結局、転職に有利なように職業訓練を受けて、教師を退職することにした。わずか数年で教師をやめることになるなんて、今後のことで不安がいっぱいだった。

 県庁の廊下を歩き、エレベーターに乗ろうとすると、しばらく会えなかった彼、藤川さんに出会った。彼が、「一緒にいるところを見られるとまずいので、さいたま新都心の駅前で会おう」ということになった。

 浦和レッズのスタジアムがあるが、平日でほとんど人通りもない、改札を出て徒歩数分の店に入った。約束の時刻まで時間があり、ミルクティーを頼み、彼の来るのを待った。

「遅くなって、ごめん」
県庁の封筒を持った彼が、店に入ってきた。

「もう学校をやめることにした」
「何度も、何度も呼び出されて、いつ辞めるか、もう、そんな話に飽きたから」

 彼も、他校に転勤して、職種変更をしてみないかと話をされていた。教師ではなくて、事務員になれと言われたらしい。

「明日から、有給休暇の残り40日分を全部使って広島に帰る」
「ええっ、広島に帰るの?」

「広島の家をリフォームしてもらったり、軽トラックを買ったり、いろいろとね」
「広島に帰って、就職するの?」

「サラリーマンを辞めて、野菜や果実を作り、生活する準備をするんだ」
「もしよかったら、一緒に田舎暮らしをしてみないか」

「田舎ってどんなところ?」

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「気候は温暖で、夏はブドウや桃、秋からミカン、レモン、冬には、イチゴ、キウイなど、年中、野菜つくりができるよ」

「私は秋田出身だから、温暖なのがいいわ」
「海も近くて、冬には国体ができるようなスキー場もあるんだ、暮らしてみないか」

「そんな、急に言われても、農業なんてしたこともないから・・・」
「今すぐには畑仕事ができなくても、広島のおじさんが教えてくれるから」
「農業だけで、生活できるの?」
「子どものころから、農作業には慣れているんだ。実は、両親が亡くなった後、相続した土地がいくつかあって、ショッピングセンターの駐車場用地として700坪貸しているんだ」

「それって、すごい話ね」
「だから、月に30万ぐらい賃借料があるんだ、それと果実栽培で何とかなりそう」
「私を雇ってくれるの?」

彼には、県庁で言われた話を伝えた。
「学校なんかやめて、俺の嫁さんになればいいさ」


第8章 瀬戸の花嫁

 それから、1か月半が過ぎた。
家のリフォームも終わり、広島から彼が来た、今日は、朝から二人で退職届を出してきた。

 私は、この1か月半で、豊かなバストを手に入れた。豊胸手術を受けたあと、声帯の手術も受け、女性のような高い声が出るようになっていた。それ以上の性転換手術は、彼も私も望まなかった。

 一時的に住所を都内に移し、入籍はできないまでも、今日は結婚式を挙げ、友人たちとささやかなパーティーをひらき、区役所で証明書を発行してもらう手続きを済ませた。

 そして今夜、私たち二人は東京の最後の思い出として、ホテルのスイートルームに泊まり初夜を迎えた。

 ドアを閉めると二人きりになり、寝室で彼はスーツを脱ぎ、私もスーツ、スカートを脱ぎ、白い下着のスリップ姿になった。

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 部屋の中央に置かれていた、ダブルベッドに二人は並んで腰をかけた。少しお酒の酔いもあって、赤い顔をした彼は私を抱き寄せてキスをした。

 硬くいきりたった男性の性器の感触が、スリップの薄い布地越しに伝わってくる。
 その硬くいきり立ったモノは、男性の生殖の本能というか、みだらな欲望というか、官能のまま正直にその持ち主の心持ちを語っている。

 久しぶりに私を抱きながら、カチンコチンに充血して、今、現実にここにあるということに、私はとっても歓びを感じていた。
 女装者だからよけいにそう思うのかもしれないけど、普通の女性に感じる欲望をわたしにも感じてくれている、わたしは女なんだという痺れるような、禁断の歓びを感じ始めていた。

 今夜はブラジャーをしていない、女として男性から愛撫を受ける立場になると、この乳首に、思ってもみなかった快感のツボがあった。 豊胸したものであっても、愛撫されている自分の乳房があって、男性がそれを弄んでいるみたいな感覚になり、その快感は胸だけでなく背中から腰に、そして下半身にまで達する。

「あ~ん、感じちゃう」
「乳首がかたくなって、立ってきたよ」
「ああっ、いやーん。あぁ、もうダメッ」

「止めたほうがいいの?」
「いやん、ダメ」
「どうしたらいい?」
「おっぱいだけでなく、もっと可愛がって欲しいわ」

「一番感じやすいところは、どこだろうね」
「やっぱり、くりちゃんが、お待ちかねなんだね」

「いやよ、クリちゃんは もっとほかのところも、愛して」
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 言葉を交わしながら、彼のなすがままにしていた。 彼の手は、レースの透けるようなパンティーの横から、私のエレクトした部分に触れていた。

 悩ましい布地を押し上げている部分を、意地悪く撫でさすり、先走りの透明な液がしみてきているのを確認すると、耳元でささやいた。

「ほうら、もうベトベトだよ」
 そう言うと、パンティーの中にさらに手を入れてきた。

「いやっ、恥ずかしいわ」
 優しくキスをしながら、彼は空いている手で敏感に感じやすいスポットを微妙に刺激するのです。パンティーの中に差し込まれた時、彼の右手は、私の亀頭の先端からあふれ出てくる透明な液を捉えた。

「きみは、素適な花嫁さんだね。こんなに美しい君が、ここをこんなに濡らしているなんて、ほら、こんなにぬるぬるしているよ」
「いやっ、言わないで、恥ずかしいから」
「恥ずかしがらずに素直におなり、花嫁は今夜、私の妻になるんだよ。」

「さあ、花婿の固くなっている部分を触ってごらん。君と同じように、ぬるぬるになって君が咥えてくれるのを待っているんだよ」

 黒光りがするほど硬く大きい彼の股間のものは、これまでにも何度も私を貫き、初めて射精を伴わないオーガズムを与えた。はじめは正常位、その後は足を持ち上げ屈曲位で深く貫かれ、そのピストン運動で痛みを感じて、泣いたこともあった。

 しかし、彼の優しい愛撫の後、ベッドに仰向けにされ、はじめは指で微妙な刺激の後、彼自身が入ってきて指で感じていた部分の近くをこすり上げられているうちに、痺れるような排尿しそうな感覚の後、身体を絶頂感が走りぬけた。

 シーツを濡らしてしまう、そんな心配をしていたが実際にはそんなことはなくて、後背位になって彼がその後も抽送を繰り返し、彼の亀頭がGスポットにあたる、何度も繰り返しドライオーガズムを感じて、最後には彼が精を放出し、荒い息でかぶさってきた。

 私はほんの数秒か、数分か意識を失っていた。
「もうすっかり快感のとりこだね。でも、まだ楽しみはこれからだよ」

 彼の手で身体の向きを変えさせられて、目の前に彼の我慢汁で光る肉柱があった。するめのような匂いがする彼のものは、これまでにも何度か含まされて口内発射されたことがある。

「今夜はこのままイクゾ。オレの味を覚えるためにも」
「ええ、いいわ。私の口の中で、いっぱい出してね」

 意外と彼は、これまでにも4、5回ぐらいの回復力はあった。栗の花のような匂いと、少し苦味のある精液が口の中から喉を通っていった時には、少し塩素臭が漂い、少しむせたこともある。 彼の精を飲み込んだあとで、ポットの冷たい水を彼が差し出してくれたので、コップの中の水を口に含んだ。

 その夜は、何度も求め合った。新婚の初夜を過ごしている幸せな気分だった。身体と身体が結ばれて、濡れそぼっている部分と、水分をどこに奪われているのか喉がからからになって、何度もグラスの水を飲んだ。

 二人の寝室の小さな灯りは、夜明けにようやく消灯した。

 二人が眠りに就き、窓の外が明るくなった。私は、彼に気づかれないように、ベッドを抜け出して、浴室で身支度をした。昨夜と同じ下着を着るのをやめて、新しい物を取り出した。


 今朝は、用意した赤で揃えた下着に着替えて、ベッドを見ると、彼はもう起きていた。パジャマの下腹部が張り出していた。

「おあはよう、もう、起きてたの」
「よくねむれたよ、今朝は快調、朝立ちもしてるし」
「恥ずかしい、そんなこと、・・・」
「君が、素敵な姿でいるからだよ、十分そそられたよ」
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 私も、何となくもう少し彼と、したいと思った。結局、彼を迎えた。胸や首筋にキスの嵐の後、赤いレースのショーツを脱がされて、正上位になった私のあの部分に彼のものが突きたてられた。

 私を女として求めてくれていて、浅く深く出入りするごとに息を荒くして、男の精を注ぎ込もうとする彼の動きに、大きな悦びを感じていた。

「ああっ、もう感じてるの、すごく」
「ああ、俺もだよ」
「ああっ、なんかいつもと違って、すごく感じるの」
「いいよ、もうこれ以上、我慢できない、もうイキそうだ」

「あー、いいのよ、もうすぐ、いくわ」
「いくよ、いってもいかいい」
「ええ、いってね、だめっ、ああ、わたしも・・・いきそうなの」
「いくよっ、ああー」
「いいわっ、あっ、・・・」
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 いつもと違う、私のペニクリは大きくなっていないのに、ジーンと感じている。 横になった彼の手が私を抱きしめている。わたしの股間にあるものは、濡れている、しかしそれは精液ではなく、尿でもない。しかし、十分に絶頂を感じて心地よいだるさが気持ちよかった。朝食までの少しの時間、眠気に誘われてしまった。


 昼前に東京駅を出発した新幹線が、白い福山城に近づくと、まだ日差しの明るい福山駅に停車した。

 新婚の夫婦のような背の高い男性とワンピースを着た小柄な女性が、迎えに来た車に乗り込んだ。

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 30分ほど走ったところで、瀬戸大橋に近づき、フロントガラスごしに見える景色が海の色に変わった。 青空の下、白く輝く連絡橋のたもとの展望台で車から降りると、穏やかで波もない瀬戸内海があり、遠くにいくつも重なるように島影が見えていた。

 目の前に広がる海を二人は見つめていた。


 追伸 月日が経つのは早いものです、あれから4年が過ぎました。今年は、大雪で日本海側は大変でしたが、瀬戸内にはいつもの春が訪れました。 瀬戸の花嫁として、夜の私は、彼に愛されて、女として花を咲かせています。

 自宅近くの通りにも桜が咲き、薄いピンクの花が満開でした。
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 ハウスで栽培したイチゴの収穫が終わり、露地物のイチゴも豊作でした。契約先の道の駅への最終の出荷も終わり、イチゴもシーズンが終わろうとしています。

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 果樹栽培も少しずつ成果を上げ、一年を通して野菜作りも順調です。 ようやく、畑仕事にもなれて、最近では、農協の選果場のパートにも通っています。

 ご近所の方から、婦人会にも誘われました。
「秋田美人で、よう働く嫁じゃ、ウチの息子にもこんな嫁さんが欲しい」

そう言われて、嬉しい私です。
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《終わり》


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