【目次】《性転換妻》私が”女”になるとき>
【1】《女装の課外授業》《ドラッグストアでお買い物》
【2】《会社の互礼会のあとで》《浮気は愛の絆》


《会社の互礼会のあとで》

 主人と共に、会社関係のお付き合いで、互礼会に行ってきました。

 毎年、会社の創立記念日を迎えると開催されるイベント、主人の仕事での関係なので、知らない方ばかりです。

記念式典の会場は、大阪市内の川のほとりの大きなホテル。

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 式典が終わると「先に帰っていいよ」と夫から言われて、会場を後にして、ホテルの前にあるタクシー乗り場に向かおうとしました。

 途中、化粧室でお化粧を直して、フロントで預けたバッグを持ってロビーに向かいました。

「あれっ、奥さんもいらっしゃったのですか?」
「ええ、そうなんです。」
「今からお帰りですか?」

「はい、主人から先に帰れと言われて」
「じゃあ、僕の車で送りますよ」

 いつもお世話になっている税理士のKさん。自宅は同じ、郊外にあって車に乗せてもらうことにした。風も冷たく和服姿なので、顔見知りの彼がいて助かりました。

「ちょっと、お茶でも買ってきます」

 そういって彼は、レクサスを道の端に止めました。私は対岸に、ホテルが並んでいるのを見ていました。深夜のテレビで、AV女優がHなことをしている番組で使われていたホテルもあります。

「ねぇ、あそこにあるホテル、中はどんなになっているのかしら」
「若いカップルが楽しむところですよ」
「こんなおばさんじゃぁ、ダメかしら?」
「ええっ、そんな・・・」

 阪神高速道路に入らず、そのホテルに入りました。
中を見たいから?・・・いいえ、したいから。

 あらたまった感じの付下げ、式典のために着ていたフォーマルな色留め袖を脱ぎました。 バッグから取り出した下着に着替えたのです。
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 その日は、ブラジャーからショーツまですべて黒に統一していました、スリップのままベッドに入りました。ワイシャツを脱いだ彼とは一度、経験があるのです。


 それは昨年のこと。
「できましたよ、すぐお渡しできます」
 事務所から電話をもらいました。木曜日の午後、急ぎの書類をお願いしていたのです。

 夕食もとらずに仕事をしてくれたはず、お礼のつもりで自宅で大急ぎで作った、サンドイッチを持って行ったんです。夜8時過ぎ、彼しかいない事務所で、書類を受け取りました。

「奥さん、明日提出されたら、申請に間に合いますよ」
「夕食、まだなんでしょう、無理を言って急がせたから」

 コーヒーを淹れて持って行ったポットから、カップに注いであげました。サンドイッチをテーブルの上に広げ、ソファーに座りました。

 その時です、隣に座った彼に抱かれたのです。キスをされて、来客用のソファーに倒れこみました。

「いけないわ」
「好きです、奥さん、僕の好きなようにさせてください」

 事務所のあるビルも、通用口以外は閉ざされていました。すでに、周囲のオフィスも締まっています。

「こんなこと、いけないわ」
そう言いながら、私は彼が抱きやすいように姿勢を変えていました。

 前から、彼が私に気があることに気付いていたのです。彼に抱かれてもいい、そう思ったのです。下着は、透けるような赤いキャミソールとスキャンティ。

 ソファはベッドにもなるタイプで、彼がカーディガンを脱がせにかかると、私はワンピースを脱がせやすいように、ホックを外していました。ブラジャーをずらして、バストを中心に口唇で愛撫されて、しだいに、私のあそこも十分濡れていました。

 彼の下半身も固くなっているのがわかりました。彼の硬直しているものを握り、先端から透明な液体がにじみだしているのをみて、もう私は、思わず口に含みました。

 そのころ、主人とはあまりセックスをしていませんでした。固い太い彼のものがほしくて、「入れて、オネガイ」とせがみました。

 ショーツを脱がせる彼に協力して、腰を浮かせぎみにしてショーツを脱がされました。
「あれっ、これって」
「気づいたの?」
「まさか、男?」
「元男、昔はペニちゃんだったの」

「手術して、女になったの、でも子宮もあるのよ」
「本当だ、ココに穴がある」
「そう、そこに、あなたのを入れて」

「入ったわ、いいわ、好きにして」
「中は、いい、よく締まる」

彼が腰を動かし、私に向かってきます。

 途中で乳房を彼にぎゅっと掴まれて、口づけされていたのです。もう罪の意識よりも、官能の喜びを求めるひとりの女になっていました。

 こんな、素敵なものが毎日ほしい、そう思いながら彼と動きを合わせて、のぼりつめていきました。
「アアー、イイワ、ステキ」
「奥さん、本当にいいんですか」

 男から”女”になったことで、経験する悦び。奥さんと呼ばれながら、淫らなことをしている、これが不倫という禁断の果実、夫に秘密を持ってしまった。

「気にしないで、つづけて、アアーン」
「奥さん、イキそうです」
「イッテ、いいわ、アアッ、イイワ」

 彼は一度目はすぐに行ってしまいました。彼の荒い息づかいがおさまる頃、おしぼりで彼のものを拭き、きれいにしてあげました。

 透けるようなショーツをはいた後、彼とサンドイッチを食べました。その前に、食べられた私も良かったでしょ。食後のお楽しみは、そのあとで1時間近くも事務所のソファーで抱き合いました。

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彼の射精を膣の中で感じながら、官能の喜びに喜悦の声をあげながら、私も逝ってしまったのです。

そのあと、すぐに生理があって、何事もなく月日が経ちました。

 その後、主人から会社の経理関係の書類を渡されると、夜遅い時間でも、税理士事務所の彼のところに行きました。主人の知らないところで、私たちは熟年のカップルとして、私を元男と知っても、彼は亀頭のある私と楽しんでいたのです。

 式典の後、桜ノ宮のホテルに入った私たち。少し地味なフォーマルな着物を脱いで、着替えようと持ってきた黒に統一したスリップやショーツ、ガーターストッキングの私。それも、黒い下着が好きな彼には、気に入ってもらえたようです。


 あの、最初に言い間違えたこと、彼とは一度なんて言って、ゴメンナサイ。

 もう何度、彼と二人でエッチしたか、忘れちゃったの。 だって、それからも、違う方とお付き合いしたので、誰と何回なんて・・・もう、いいでしょ。  

《浮気は愛の絆》

 免許を取って、ペーパードライバーだった私。練習用に買ってもらった自動車で、夕方、公園近くの交差点で右折しようとして、直進してくる車と衝突してしまった。夫に電話をしたけど通じない、いつもの車の担当者に携帯から電話をした。

「もしもし、事故なんです」
「はい、わかりました。場所はどこですか?」
「場所は、中央大通りの阿波座の交差点です」
「はい、すぐに行きます」

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 パトカーよりも、うちの車の担当のSさんが先に来てくれたので、ほっとした。状況を説明すると、私のことを心配してくれた。

「大丈夫ですか、奥さん、お身体の方は」
「シートベルトのおかげで、大丈夫でした。少し驚いただけです」

 結局、私の車も相手の車も、前輪の車軸が折れて全損でした。幸い、相手の方も負傷もなく、物損事故だけとなった。

 Sさんが手配したレッカーで、破損した車も片づけられた。警察官の対応も、彼が居てくれたので助かった。

一瞬の出来事で、初めての事故に、ぼーっとしていた私に声をかけてくれた。
「ご自宅まで送ります、あとはすべて僕が対応します」
「今日は、ごめんなさいね」


 それからしばらくして、Sさんから電話があった。
「一度相手の方に、お詫びというか、あいさつに行ってもらえますか?」
「主人と一緒の方がいいですか?」
「ご主人の都合がつけば、一緒に行ってもらえますか」

 主人に連絡を取ってみた。どうも商談中の様子でした。
「仕事で忙しいから、自分の事故は自分で始末しろ」と冷たい返事。

 そのことを伝えると、Sさんは、女性一人だけというのはどうかなと心配してくれた。結局、Sさんの営業車で、相手の方のお家に行くことになった。

 大阪市内の九条商店街、ウイッグのお店から少しのところに相手のお家があった。相手の方も、機嫌よくお話ししてくれて、すぐに帰ることができた。

 大阪メトロの駅も近くでしたが、帰りもSさんの車で送ってもらうことになった。
「今日はお世話になりました、Sさんに何かお礼がしたいんだけど」
「いいえ、仕事ですから気にしないでください」

 その時どうかしていたのか、私は運転中のSさんの股間に触れていた。少し大きくなって、存在感を示し始めた。

「奥さん、いけませんよ、そんなこと」
「私にもお礼をさせてくださらない?」

 クルマがラブホテル街に近づいたことで、Sさんにもその意味がわかったようです。

 Sさんは素早くハンドルを切って、その中の1軒の駐車場にクルマを入れました。私の誘いを即座に断らなかったことを考えると、Sさんも期待していたのかもしれません。


 ホテルの部屋に入ると、Sさんに声をかけた。
「先にシャワーしてもいい」
「シャワー、お先にどうぞ、僕は後でいいですよ」

 ソファーに座った彼は、自然な感じで言いました。私は念入りに体を洗って、Sさんと交代し、ドキドキしながらベッドでSさんがシャワー室からあがってくるのを待ちました。

 やがて、Sさんが腰にタオルを巻いただけの姿であがってきて、ホテルの浴衣姿で私の横に座りました。

「啓子さん、僕の好きなようにしてもいいですか」
彼はそう言うと、私の顔に手を当ててキスをして来ました。くちびるをこじあけるようにして舌を差し込まれてきた時、私も彼の背中に手をまわしていました。

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私は薄いキャミソールとショーツ、ガーターストッキング、
Sさんは浴衣のひもを外し、裸になっています。

 キャミソールをずらせて、私の上半身にキスの雨を降らせて来ました。Sさんは私の胸を揉みながら、強く唇を首筋に這わせるのでした。

 そのあと、すぐにキャミソールは脱がされてしまった。身体にまとっているものはショーツとストッキングに香水だけ。手際よくTバックショーツを脱がされた時には、もう自分でも濡れてしまっているのがわかります。

 クリトリスが勃起して、亀頭のような形になっています。見つめられるのが恥ずかしくて、思わずモジモジと足を閉じてしまいました。

「これって、クリですか?」
「イヤッ、恥ずかしいから見ないで」
「お〇ん〇んのように、硬くなるんだ」

 Sさんは、そんな私の足を広げるといきなり、アソコに口を近づけ、音を立てて舐めました。

「あっ!」 私は思わず、両股で彼の頭を挟んでしまいました。彼はそれに構わず、もっと大きな音を立ててピチャピチャと、私の亀頭の形をした部分や、女性になった私のアソコを舐めました。

 私は、快感の波が一気に襲って来ましたが、夫にしてもらうよりも丁寧な愛撫に感じていたのです。私はラブホテルだからというのもあってか、いつもより興奮していました。

 Sさんの執拗な舌技で、いつもより大きな声をあげて悶えていたのです。Sさんは、私の股間に舌を這わせてきます。クリトリスにも舌が微妙にあたり、男性の亀頭の様なアソコが硬くなり、口に含まれてしまいました。

 さらに、クリの下には子宮への入り口でもある、濡れそぼっている女性自身まで舐めるのです。
もうほとんど逝きそうになったとき、Sさんは何かを取り出しました。それは、ピンクのローターでした。
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 私がシャワーをしている間に、ホテルのサービスで取り寄せたみたいです。私は、今まで大人のおもちゃなど道具を使ったことは、あまり無かったので、少し抵抗感がありましたが、Sさんがそれを私のクリトリスにあてがった途端、それどころではなくなりました。

「ああっ、こんなのはじめてっ!」
 亀頭の形をしたクリトリスに 振動が伝わって来た途端、私はまるで雷にでも打たれたかのように全身が痺れるような思いがしました。私は、これまでにあげたことのないような声をあげ、かって経験したことのないような快感に身を震わせていました。

「アッ、アアッ、すごく、イイワッ」
「啓子さん、それじゃ、僕も」
「イ、イ、イヤッ、アアー、かんじすぎるわ」

 いつのまにかSさんは、 ローターをクリトリスに当てたまま、挿入して来ました。私はもう、これ以上の声もあげることができないぐらい感じてしまい、「ふ~んっ!」と鼻から抜けるような声をあげていました。

 Sさんは、さらに激しく腰を動かして来ました。私はもう、本当に気が狂ってしまうんじゃないかと思うぐらい感じてしまい、自分でもわけのわからない叫び声をあげていました。

 Sさんの腰の動きがさらに速まった時、私は突然、波にさらわれたような気分になりました。

「いいわぁ、アアッ、いいわ、Sさん!」
「奥さん、ぼくも、すっごくいいです」
「うれしいわ、中でイってね、オネガイ、抜かないでね」
「ほんとに、いいんですか、中だししても」
「いいの、このまま、アアッ、いいわっ!」

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「奥さん、赤ちゃんができたら」
「いいの、主人も喜んでくれるわ」
「奥さん、もう、イキソウデス」
「あたしもよ、アッ、い、くっ!」
「イッ、イクッ・・・]
 ほとんどほとんどほとんど声にならないような声をあげて、私は絶頂に達していました。Sさんが射精した後も、私はしばらく動くことも出来ませんでした。

 ローターというのが、あれほどの刺激と快感を与えてくれるとは想像もしていませんでした。私はこの歳になって初めて、ローターというもので感じる、女の悦びというものを知ったんです。

 事故の処理が無事に終わり、新車が届いたあとも、試運転ということでホテルでSさんと、2回セックスしました。

 大きなクリの部分を残して、性転換した私とのセックスに、すごく関心を持ってくれたのです。


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 それから、しばらくして、夫がコンペの景品としてピンクのローターをもらってきました。最初だけ、嫌がるふりをしていました。

「そんな、おもちゃなんか、イヤだわ」
「いいじゃないか、少し試してみたいんだ」

 最近、夫とのセックス、口唇愛撫もあまりない、おざなりなセックスの前技では絶頂に達することが出来なかった私ですが、ローターで「イク」ということがわかってきたせいか、最近では、ローター無しで、夫の愛撫でも激しく絶頂感を感じるようになってきました。

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前技で私が凄く感じて、逝ってしまうことで、夫も喜び、夫が私の上にかぶさり、おっぱいをさらけださせて、赤ちゃんのように吸い付くのです。

 最近では、20分近くも乳房や乳首を愛撫されて、凄く感じるようになった私。おっぱいの刺激だけでも、逝きそうになったことがあるのです。

「アアッツ、イイワア、アアー、感じるわ」
「お前も、おっぱいが敏感になってきたな」
「あなたが、感じさせてるくせに」

「それじゃあ、ご褒美にクリちゃんをもう一度、舐め舐めしようか」
「一度でいいからね」
「今夜は、あと三回ぐらい、クリちゃんで逝かせてやるよ」
「そんなにしたら、痛くなっちゃうわ、二度にして」

 ベッドでの会話を楽しみながら、夫が姿勢を変えています。私の茂みに顔を近づけて、舌先で舐めるのです。クリが勃起して、硬くなり亀頭のようになったころ、夫がローターのスイッチを入れます。

「アアッ、ダメッ、啓子すぐ、逝っちゃうよ」
「いいよ、何度でも、逝けばいい」
「アアー、逝っちゃう、イクッ」

 夫も私が激しく反応するようになったのに昂奮してか、最近は週に1回はセックスするようになりました。

 大人のおもちゃも種類が増えて、夫のセックスでどれを使うかが楽しみになってきました。それと、激しく感じて声をあげる私を連れ出し、ホテルでのプレイも楽しむ夫でした。

 不倫のおかげで、夫婦仲がさらによくなったような気がします(笑)

もうすぐ40の大台に近づく私ですが、生理が近づいているのか、身体が火照ってしまうことがあります。
そんな時は、LINEをします。
「今夜、したいから早く帰ってね」
「今日は、新しいバイブを試そうか」
「最後は、あなたので中出ししてね」
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「妊娠してしまうぞ!」
「そう、赤ちゃんが欲しいの」

 手術をして、結婚式を挙げ、戸籍上も妻になって暮している私。今は、自宅で専業主婦。夫の帰宅を待つ毎日が新婚の様な日々です。
 もう、そろそろ、赤ちゃんが欲しい。でも、生理後の排卵が不順で、3月から紹介されたクリニックで、不妊治療を受けています。

 私の下半身にあるものは、夫の口唇愛撫でピンク色だったものが、少し黒ずみ大きくなっています。通院や定期的な検査の時は、看護師に見られて恥ずかしい。唯一”男だった頃”の自分を思い出させる、亀頭の部分。

 主人からは、手術したりせずに、このままがいいと言われています。もう少し大きくなったら、夫のアナルに挿入してみようかしら。

そんなことを考えていたら、先月、できちゃったのです。
     
       

《終わり》
 

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