《株主総会の季節は忙しい》

 株主総会が迫っていた、コロナ禍で不振な事業もあれば、逆にそれが追い風になって売り上げを伸ばして好調な事業もある。午後からは、役員会議、オフィスに居るのは係長以下のスタッフばかり。

 こういう時間を、「じゃこ祭り」と呼ぶ者もいた。偉い人が一人もいない、気軽な時間に皆でティータイム、スナック菓子やケーキを食べる女性スタッフも多い。

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 そんな時に、オフィスに一人の来客があった。僕の方を見て近づいてくる、ワンピース姿の彼女は、胸が大きくて、胸の谷間が見えてしまう。彼女は総務部長の奥さん、彼女を見て僕は半年ほど前の事、その時のことをふと思い出していた。
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 部長の奥さんとの事は、年末の特別ボーナスのような出来事だった。その時のことを思い出して、まだ職務中だったが、胯間にあるものが大きくなってしまった。


 いまから、昨年のことを思い出して、お話しします。
 いつもなら年末を迎え忙しくなる、VODの売り上げを伸ばすために、これまでは毎年サービス残業に休日出勤が当たり前だった。

 でも昨年はいつもと違う、きちんと4週8休を取るように総務部長から言われている。なぜそうなったのか良く分からないが、労働基準監督署からの指示があったようだ。

 コロナ禍でVOD(ビデオonデマンド)の巣ごもり需要も好調で、歳末にむけて僕たち営業部は、本当は休んでなんかいられないのだけれど、クリスマス前に5日間の連休をとることになった。

 女装クラブのママにもご無沙汰しているし、今年はボーナスも少しだけ多かったので新しいドレスやランジェリー、バッグやハイヒールも購入して、僕自身は、この5日間を久しぶりに女装して楽しんでみようかと考えていた。

 お気に入りの下着を身に着けて、買い揃えた化粧品をいろいろ試してみたいなと、空想の中で祐二はすでに一人の女、「祐子」になっていた。

《叔父からの頼み事》

 そんな時に総務部長から呼び出しがあった。
「失礼します」
「山本君、わざわざ呼び出してすまないね」
「部長、週末から5連休をいただきます」
「それは知ってる、さっき休暇願いが回ってきていたからね」
「何か御用でしょうか?」

 総務部長は、実の叔父なのです、そして祖父が創業者という同族企業に僕は勤めているのです。そして叔父も山本姓なのです。

「実は、祐二に頼みたいことがある、休みのうち2日だけ都合をつけて欲しい」
「何かお手伝いすることがあるのですか」
「年末の手伝いに家に来てくれないか、わしは横浜本社に、年末まで出張なんだ」
「そんなことなら、お手伝いします。2日ぐらいなら構いませんよ」

 何かと学生時代から世話になっている叔父のことだから、まあ仕方がないかと思っていた。しかし、その夜、叔父から電話があって、会社では話せなかった秘密の用事を頼まれた。

「えっ、叔父さん、本当にそんなことをしてもいいのですか?」

「このごろ糖尿もひどくなって、勃つものが起たなくて満足させてやることができないんだ」

「でも、そんなこと、新しい奥さんも、OKなんですか?」

「そうだよ、何とか祐二、頼むからね」

 叔母が亡くなってから5年が経っていた。叔父は2年ほど前から、女性と同棲している、祖父からは結婚を認められず、結婚式も入籍もしていないと聞いていた。

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 昨年の秋に、叔父に紹介されて、その女性と会う機会があった。
紅葉の美しい庭園で、初めて会ったときの印象は、少し背は高く、豊かな胸は叔父好みの美しい人だった。

 24日は朝から叔父の家に向かった、郊外の広い一戸建て、子どものない叔父に可愛がられていた僕は、何度も泊まりに来たことがある。どう呼んでいいのか迷ったけど、梨絵さんと呼ぶことにした。

 大掃除といっても殆ど掃除する必要もないぐらいだった。蛍光灯をLEDタイプの照明に取り替えて、不用品をガレージ横に整理すると用事はすべて終わった。

「汗をかいたでしょ、シャワーを浴びてきて」
「着替えは用意しているから、でも、気に入ってもらえるかしら?」

 シャワーのあと、用意されたビキニブリーフとおそろいのシャツを着てリビングに入った。テーブルの上に、「2階の寝室で待っています」とメモが置かれていた。

 女性を抱くのは久しぶりだと思った、そっと2階の寝室に入った。カーテンは閉められているものの、外はまだ明るく、ベッドの近くには薄く透けるようなランジェリー姿の梨絵さんがいた。

「奥さん、本当に僕でいいんですか」
「りえと呼んで、あの人に貴方がいいと頼んだの」

 赤いルージュ、甘い香水の香り、悩ましい下着。透けるようなランジェリー姿の梨絵さんを抱きしめた。<やわらかい身体を抱き寄せて、唇を梨絵さんの唇に重ねた。

  梨絵さんの手が僕を抱くようにしていた、僕は唇を少しずつ、首筋から、肩へと移動させながら、梨絵さんのバストをランジェリーの上から、そっと揉むようにした。

「ああ、感じるわ、ああ~ん、いいわ」

 ランジェリーのストラップ(肩紐)をずらして、僕は乳首を口に含んだ、手のひらで乳房をぎゅっとつかむようにして乳房の先端部分を入念に嘗めまわし、彼女の感じている声が漏れるのを楽しんだ。

 ランジェリーのすそを捲り上げて、おへその近くを舌で刺戟しながら、梨絵さんが堪え切れずにあげる甘くせつない声が僕の感情をさらに高ぶらせる。上半身の性感帯のつぎは、足のつま先から太ももを刺激していく、ストッキングの上から舐めたり銜えたりしながら足の指を刺戟する。

 燃えあがるためには、この部分への刺戟が効果的、そして、微妙に太ももへと続く指先の刺激、触れるか触れないかぐらいで攻め上っていく。

 ショーツの腰の部分に口づけをしていると奇妙なことが、女性の股間にはないはずのものが、ショーツの下に隠されていた。

 その部分をショーツの上から触れてみると、小さいながらも勃起しているのがわかった。きれいに剃毛されている下腹部、ショーツの脇からは、少しだけはみ出していた。

「梨絵さん、まさか、これってホンモノ?」
「ごめんなさい、最初から言えばよかったんだけど、ごめんなさい」
「あやまることなんかないよ、梨絵さん、素敵なものがあったんですね」

 僕の男性自身も、急に硬さを増し始めた、ビキニブリーフを突き破りそうなほど。そのとき梨絵さんが身体の向きを変えた、あっという間もなく梨絵さんの口の中に含まれ、温かくやさしく、それでいてとろけそうになるほどの快感が押し寄せてきた。

「祐二さん、梨絵に貴方をちょうだい、こんなに硬くなっているもので、梨絵を満たして」

 梨絵さんのフェラから解放されて、僕のものは梨絵さんのあの部分へと侵入を始めた。梨絵さんは、腰をあげるようにして僕を迎え入れている。ぎゅっと締め付けられ、僕はさらに快感を求めてバックから彼女?を貫き、根本まで突きあげてから、前後に抽送を繰り返した。

 恥ずかしいけれど、僕は3分と持たなかった、梨絵さんの締め付けで一気に快感の高まりに駆け上り、梨絵さんの奥深くに精を噴き出させていた。

 午後の日差しがいつの間にか、夕闇に変わった頃、けだるい身体を起した。

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 今夜はクリスマスイブ、隣には真っ赤なランジェリー姿の梨絵さんがいた。 出張で横浜にいる上司というか、叔父さんに感謝!。 まさか奥様がニューハーフだったなんて。
 ベッドサイドに用意していたシャンパンを二人で飲み、再び梨絵さんとの情事を続けた。そして、僕も久しぶりに、男となって女性とのセックスを楽しんだ。

 美しい女性なのに、パンティーを脱がせると、固くなったものがあって、恥ずかしがる利絵さんを口に含み、指で扱き、彼女がたまらなくなって、絶頂に達して逝ってしまうのを楽しんだ。

 普通に女性とするよりも、感じやすい部分、それも素直に反応する大きなクリトリス、固くなって感じていること、逝きたく鳴っていることが手に取るように分かる。梨絵さんとのセックスは、彼女の中に挿入して、ほどよい締め付けに、僕はその夜、何度も楽しんだ。
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 突然のクリスマスプレゼント、あの夜は、最高の夜だった。上司の奥様だから、何度も経験できるはずはないのだが、叔父の妻、近親相姦になるのかもしれないが、肉体でつながった今は、親族のような存在になった。


 オフィスの僕のそばまで来た彼女から、手渡された一通のメモ
「もう、半年が過ぎたわ。また、お掃除の手伝いに来てね」
ワンピース姿の彼女の大きな二つの胸の膨らみが、目の前で、僕を誘うように、揺れていた。 
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