思いがけない女装体験  【1】襲われた女装子、夏の山荘で

《目次》 襲われた女装子、夏の山荘で
【1】《女装する部下》《夏の山荘で》《覆面の侵入者》
【2】《男の欲望のままに》《女装に気づかれて》《覆面のプレイ》


【あらすじ】
仕事が無事おわり、ある店に誘われた。そこで女装することになり、上司にそのことを知られてしまった。しばらくして、夏の休暇中に、男女が二人で貸別荘を借りて楽しもうとしていた。二人が普通の男女と違うのは、女性には隠された秘密があった。


《女装する部下》 

 予定よりも早く貸し別荘に着いて、何もすることがないというか、Hなことをする気分は、車の中から高まっていた。先週もホテルで愛し合ったことを思い出していた。
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 冷たいお茶をグラスに注いだだけで、彼に抱きかかえられベッドに倒れ込み、彼のなすがままに任せていました。そして、私の恥ずかしい部分に彼の口唇愛撫、私はのけぞるように快感に身を任せていました。

 私はバツ1ですが、彼には奥さまとお嬢様がいらっしゃるのです、もちろん、女性の様に装っていても、私は”男”なのです。

   今日から4日間、そこで二人きりで過ごすことになっているのです。私たちは、ふだんは同じ研究室で働いている。製薬会社の技術部門なのですが、そこでは、上司と部下という関係です。

 新薬の開発が終わりに近づき、効果の測定をまとめ、製品としての認可を受けるための申請が終わり、ほっとしていた時のことです。  製造工場の部長から、慰労会をするからと誘われ2次会、3次会と進むうちに、終電の時間を過ぎていました。

 研究室で夜を明かすことも多く、家族には遅くなるか、泊まるからと電話を入れました。  そんな時、部長がタクシーを止めて、4人で乗り込みました。

「明日は休みだし、少しいつもと違うイメージで、遊んでみませんか」
「ほう、何か変わった店ですか?」

 上司の影山さんが、部長に尋ねました。

「朝5時まで、やってる店でね。踊りやショーもあるんですよ」
「こんなに遅いのに、まだやっているのですか?」

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 そんな話をしているうちに、目印の交差点でタクシーが止まりました。 テレビで見たことがあるショーパブで、ダンサーはすべてニューハーフなのだった。 4人が席に着くと、ママをはじめ4人の、美しい女性がそれぞれの隣に座った。

「今夜は、1時からのショーもあるから楽しんでね」

 そう言い終わると、すぐにショーが始まった。 宝塚のような背中に大きな羽を付けたダンサー(女性?)が踊り始めた。 お酒に弱いのに、カクテルを2,3杯ぐらい飲んだように記憶している。 途中でトイレに行き、めまいのような感じがして、通路で倒れてしまった。

 「大丈夫ですか、少し横になっていたら」
 そこに、ママが来て抱き起こされたのです。通路からエレベーターに乗り、近くの個室に入ると、ソファーが置いてあり、そこで横になることにした。

 30分ほど寝ていたのか、気分もよく、置かれていた内線電話でママに伝えた。 すぐに上がってきたママから、ワイシャツも汚れているから脱いでシャワーでも浴びたらと言われた。 少し汗もかいていたので、個室の隣でシャワーを借りることにした。

「女装してみない、あなたの連れには、分からないようにするから」

 ママからそう言われて、パンティー、ブラジャー、キャミソール、そしてナイトドレスを身に着けた。
「少し胸が足りないわね」
 ママが手にしてきたのは、シリコン製の乳房だった。 ブラジャーの中で、それは胸を膨らませるだけでなく、触れると柔らかく、歩くと揺れるのだった。
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エレベーターを降りると、ショーは終わっていて店内は静かだった。

「ママ、坂倉くんは、まだ寝ているのか?」
「はい、ぐっすりお休みですよ」

 私は、ママに誘導されて、にぎやかな話し声のところに案内された。
「まだ新人で、慣れていないから、優しくしてあげてね」

 そういい終わると、私は隣のテーブルのニューハーフの横に座った。 お客が、女装した私の手を握ろうとした。

「だめよ、この娘は、今夜が初めてだから」
 そのうち、そのテーブルの客たちは飲み終えて帰ってしまった。

 ママが近くに来て、「お酒だけついであげて、飲まなくていいから」 そして、ラウンジの上司のいる席の端に座った。

 その日は何もなく、声も出さずに私だと気づかれることもなかった。 その日、そう思っていたのは、私だけだった。 メイクを落として、別のワイシャツを借りて、明け方の電車で帰った。

 その数日後、ワイシャツを返しに店に行った。 平日でも、観光客の団体が来ていて、飲み物やおつまみ を運ぶ手伝いをすることになってしまった。 当然、ママに頼まれて、悩ましいナイトドレスを着て、女装していた。

「坂倉君、大丈夫だから、誰にも言わないよ、心配しなくていいから」
 お店で、何度か手伝いに呼ばれているうちに、上司とばったり出会ってしまった。驚いた私に近づくと、影山さんから優しく言われた。彼は、もう帰るところだった。

 そのあと、すぐにママに声をかけて、衣装を着替えてからお店を出た。 その夜は、職場でどのように言い訳をするか、考えると眠れなかった。

 考えるとこれまでにも、女装では苦い思い出がある。 実は、クローゼットの荷物を整理していた妻が、女装写真を見つけてしまった。
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 はじめは女性の写真と思ったが、下着姿の女性の写真。 見ているうちに、それは私が女装して、男性に抱かれている写真だと気づいてしまった。 それが離婚の原因なのです。

 性格の不一致ということで離婚してから、一人の時間を持て余し余計に女装するようになっていったのです。

 今では、2DKの部屋の一室はすべて女装用のもので満たされているのです。

 ある時、影山さんと研究室で二人きりになった時
「ママに聞いたよ、あの店で女装してた新人は君だろ」

 はじめは黙っていたが、いつの間にか、女装すると、仕事の疲れも忘れるぐらい楽しいこと、妻と離婚してからも女装がやめられないことなどを話した。 上司の影山さんからは、最初にあの店で初めて女装した時からから知ってたと告げられた。

 影山さんは、奥さんとの夫婦生活では、男として勃起しないことがあった。 ある日、ママの店で一番気に入った子とホテルに行った。いつもは勃起しないのに、その時は十分な硬さがあった。

 後ろから、景山は女装子を貫いた、これまでは、柔らかくて挿入すらできなかったが、その日は違った。深く突き進むと、ますます固くなり、相手の女装子が喜悦の声を上げていた。

 誠意の営みを充実した気分で楽しめた。そのあとも、ほかの女装子やニューハーフと交わったが、薬なしで勃起し性の喜びを感じた。
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 それからは、女装した男性が好きで、これまでにも付き合った男の娘がいること。 その子がどこかに行ってしまい、さびしい思いをしていた時に、女装した私を見てそっくりなのに驚いたとのこと。

「できれば、私のために、付き合ってほしい」
 上司からの頼みだが、どう答えるべきか、頭は混乱していた。

 しかし、自分にも女装の趣味があり、ひそかに夜中に女装して外出していること。 女装することを誰にも言えずにいたこと、それを隠していた後ろめたい気分から開放されたいという気持ちになった。

 夕刻,職場を時間通りに出て、影山さんから指定された場所に行きました。 そこは、ターミナルに近いホテルでした。

 フロントで予約を確認しキーを受け取りました。男の匂いを消すために、シャワーをして無駄な体毛を剃り、乳液や化粧水で肌を整え、最後に髪を乾燥させました。
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 ママからアドバイスを受けた、おとなしい衣装に着替えて、ロビーにあるソファーで影山さんを待ちました。影山さんが来ると、そのままエレベーターに乗り、部屋に入りました。
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 緊張する私を見て、景山さんが声をかけてくれました。

「はじめまして、お嬢さん、とてもステキだよ」

短い会話の後、
「今日は、いつもの僕たちではなくて、初対面の二人なんだ」
「でも、・・・」
「初めて出会った二人、今夜は楽しい夜にしよう」

 それからは、見知らぬ男女のカップルになって、ホテルで影山さんの愛撫を受けました。優しく抱かれながら、最後には影山さんの硬く太いもので貫かれ、はじめは少し痛かったのです。

 影山さんがゆっくりと深くまで入ってしまうと、少しずつ腰の動きに合わせて、感じ始めていたのです。
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「いま、入っているのね」
「いい締め付け具合だ、もう、いいか」
「大丈夫、もう痛くないから」
「無理しなくても、いいんだよ」

 ゆっくりと互いの呼吸を合わせるように、二人で営みを続けました。 しだいに、影山さんの動きが速くなり、腰の動きに合わせて、私も腰を突き上げるよう受け入れていました。

「いいよ、もうすぐ、逝けそうだ」
「わたしでいいの?、逝けそうなの」
「とってもいいよ、逝くぞっ」
「イッテ、オネガイ」

「中出しするぞ、もう、イクッ」
「ああーー、いいわっ」

 わたしで感じてくれている、それが嬉しかった。女になれた悦び、荒い息をしながら、喜悦の声を上げて、体内にほとばしりを受けいれていました。

 それだけでなく、彼は私の敏感な部分を丁寧に舐めたり、口や指を使い、私の精を何度も噴出させて快感を与えてくれるのです。 いつまでも抱かれていたい、でもこれは、二人のプライベートな時間だけ、そう思っていた。

 このことは、決して研究室には持ち込まないはずが、時には研究所の二階にあるシャワー室の設備のある仮眠室で求め合う関係になっていました。
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 鍵のかかる私物入れのロッカーには、いつでも私が女になれるように、下着やメイク道具、ウイッグ、女装用の靴がしまわれていました。

《夏の山荘で》

 夏休みに、語学留学のホームステイ先に下見に行く奥さまとお嬢様、その留守の間に信州に行くことにしたのです。 空港でドイツへの直行便の見送りを済ませてから、迎えに来てくれたのです、まだ朝8時半です。

 私のマンションで、彼の運転する車から荷物を載せることにして、最後に衣装や愛の小道具の入ったバッグを積み込みました。 香水の匂いや、長い毛髪には気を付けていても、女性にはわかってしまうことがあります。 その点、私の車だと、奥様に気付かれることもなく安心です。

 お気に入りの香水をつけて、長い髪を少し束ねて、女装のまま助手席に座りました。 彼の運転する車の中で、休暇の楽しい気分を味わっていました。
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  速道路を降りて、高原が近づく道中も、少しエッチな気分。 時々、ガーターベルトで吊ったストッキングの太ももを彼が手を伸ばして触り、私は彼の股間のふくらみの感触を楽しんでいました。

「おいおい、そんなに触ると、運転できなくなるから」
「じゃあ、運転できるくらいに、触っているわ」
「アアッ、ダメだよ。ここからカーブが続くんだから」

「林道にでも止めて、一度すっきりしてみたら」
「そうしたいけど、今は目的の山荘に早く行って、のんびり楽しみたい」

 そんなやり取りをしているうちに、目的の場所が近づいてきた。監理事務所で車を止めて、山荘のカギを受け取った。 付近の案内図を見て、場所を確かめた。速度を落として標識を見ながら、左折すると100mほどでおしゃれな山荘が目の前だった。

 車が2,3台ぐらい止められるスペースがあり、建物の近くに車を止めた。 車から荷物を降ろして、部屋に運び込み、カーテンを開けると室内は明るくなった。さらに窓を開けると、さわやかな風が流れ込み、小鳥のさえずりも聞こえていた。

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 周辺100mには建物はなく、近くに誰もいない山荘で、人目を気にすることもなく、ちょっとした声を出しても誰にも聞かれない。 車から降ろした荷物から、ワインやお酒を出し、食器棚からグラスを並べた。 冷蔵庫から氷を出して、ブランデーをオンザロックにして乾杯した。

 綺麗な花壇に面したリビングのソファーに座り、さわやかな風に吹かれながら二人は抱き合っていた。

《覆面の侵入者》

 3人掛けのソファーに横たわる私、覆いかぶさるように彼がキス、そして愛し合う二人。 ドアに鍵もかけることを忘れていた、そのとき覆面の男が忍び寄ってきたのです。

 セックスに夢中になりかけていた彼は、後頭部を殴られて気絶。抵抗しようとして、私は覆面をした男に、床の上に押し倒されてしまった。強い力で、押さえつけられ、私は手も足も縛られてしまった。

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「お金なら上げるわ」
「何でも言うとおりにするから、殺さないで」

「何でも言うとおりにするんだな」
「ええ」
「それじゃ、今から楽しませてもらおうか」
 貸し別荘のなかで、手足を縛られたままの私は、近くで意識を失っている影山さんが、男に縛り上げられ、リビングの中央に転がされるのを見ていました。それから男は私の手首の縄をさらにきつく縛り付けたのです。

「何をするの、お願い殺さないで」
「心配しなくても殺さないさ」

「俺を楽しませてもらうだけだよ」
 覆面の男は、いやらしい目つきで、スリップ姿の私を見ているのです。髭だらけの顔で、わたしの乳房をブラジャーの上からも触るのです。

 精巧にできたシリコン製の乳房だとは、気づいてないようでした。 つぎに男は、ストッキングに包まれた太ももをなぜ上げるのです。ガーターベルトにつるされたストッキング、いけないと思いながら、執拗に迫ってくる男の指先に、触れられるたびに感じていました。

「イヤッ、イヤッ」
男はやめるどころか、膝から太腿を触るのです。

「アッ、ダメッ、アー、アアツ」
「へー、彼氏がそこにいるというのに、感じているんだろう」
「アッ、アアー」
「感じているのかい、いやらしい女だ」

「アアッ、イヤーッ」
「イヤなんて言いながら」
「アアッツ、ダメッ」
「もう、しっかり感じているんじゃないのか」

 そういいながら男は、スリップをめくりあげて、いやらしそうに言うのです。
「ホーッ、こんなエッチな下着を穿いているのか」  
「アアーッ、やめて、何をするの」
「この下着は彼のお好みかい」

 わたしの股間にあるものには、気づいてないようです。外出時には、股間にしまいこんでテーピングしています。 でも、ショーツを脱がされると、と言うか、股間に触れられるとわかってしまいます。

「触らないで、オネガイ」
「感じ始めているくせに、もう処女でもないんだろ」
「アアーッ、やめて、何をするの」
「男と女がすることって、決まってるだろうが、楽しませてもらうよ」

 ガーターベルトに薄いストッキング、身を守るにはあまりにも無防備なスリップ姿。わたしが男だとばれたときに、どうなるのか、不安な気持ちでした。


《つづく》 
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