女装に興味のない方、嫌いな方は、お読みにならないでください。

※挿絵を少なくして、文章を中心に掲載しました。

《少女との出会い》

 妻と結ばれるまで、自分はノーマルだと思っていた、高校の頃もつきあう相手は女性だった。学生時代に医師を目指していたが、医学部は難しく、薬学部に入学した。女性の多い学部だったから、交際相手もごく普通の女子学生だった。

 秋葉原で、女子高生の使用済みのパンティーを買う男や、ネットで知り合った女子高生と援助交際する男、メイドカフェでロリコン趣味にひたる気は、自分にはないと思っていた。

 薬剤師の資格まではとったものの、結局は色々な理由で安い病院勤務をやめて、給料の良い商社の仕事を選んだ。商社では、海外の医療器具や製薬会社の製品を扱うことになった。

 幸いに留学経験もあり、語学には自信があった僕は海外の勤務になった。イギリスの郊外にある小さな町で少女と出会った。その子は、まだ18歳、雑貨屋を営む日本人のお母さんと二人暮らしだった。その雑貨屋の2階がイギリス滞在中の僕の社宅というか、賄い付きの寮だった。

 ジュリアは学校に通っていたころ、なぜだか、いじめにあい不登校気味だったと、雑貨屋の店内で母親から聞いた。学校を卒業して、雑貨屋の手伝いをするようになって彼女は明るくなってきたと母親は喜んでいた。

 休日には暇だった僕は、まだ18歳のジュリアと一緒に、雑貨屋の玄関先のベンチに座って話をするようになった。普段の会話は英語、でも見た目は日本人の女性、ときおり、簡単な日本語で話すこともできた。

1年の滞在が延びなければ、帰国までの短い間だけの関係で終っていたかもしれない。


 母親が日本人なので、日本語も話せる彼女だったが、そのおかげで二人は愛し合うようになった。間近でみる彼女は本当に綺麗な白い肌をしていて、ふくよかなバスト、日本人とのハーフだからか、長い黒髪、黒い瞳に、 僕は吸い寄せられるように彼女とキスをした。

 僕にとっては外国での初めてのキス。今までの日本の女性達と比べて違いはない、しかし、愛おしい彼女の唇は、今までの女性達と比べても魅力的だった。


「うれしい・・・お兄ちゃんとキスできるなんて夢みたい・・・」
「そんなに嬉しかったのかい?」
「私ずっと神様にお願いしていたの、お兄ちゃんと恋人どうしになれますようにって・・」
「ええっ、本当かい・・・」

 乙女チックな彼女の言葉に私の心は、しびれてしまった。それからしばらく経ったある日のこと、僕が何時ものように営業所から帰ると、玄関先でジュリアはやさしく微笑み、僕を迎えてくれた。

「お兄ちゃん、わたしのこと・・好き?」
「もちろん好きだよ・・ずっとずっと抱きしめていたいよ」

 そのまま、彼女を抱きかかえるように、僕の部屋に二人で入った、
「大人のキスをしてみないか?」
「大人のキス?」
「SEXの前とかに大人がする深いキスのことだよ」

ジュリアは少し戸惑っていたけど、僕のする事に全く抵抗せず、そのまま素直に受け入れた。

「ジュリア」
 僕はそういうとジュリアの唇にキスし、そのまま舌で口をこじ開ける。ジュリアの小さい口の中に僕の舌が入り、かき回す。僕の舌を受け入れ、徐々にジュリアの舌が僕の舌に絡まってくる。ぎこちなくだが、徐々にそれは大人のキスになっていく。

 最初は驚いた表情だったジュリアも、徐々にウットリとした表情になっていく。頬が赤くなり僕の背中に回された手に力がはいり、シャツを握り締めてくる。

長いキスの後、「どうだった?」と僕は聞いた。
「こんなの、はじめて」
「よかったかい?」
「お兄ちゃん、もっとして!」
「ジュリア、おいで」
彼女を抱き寄せ、 激しく唾液を絡ませあう。

「お兄ちゃん、なんか変になりそう」
「エッチな気持ちになった?」
「大人のキスをしてたら私、わかんないけど、もっとエッチなことがしたくなって」
「ジュリア、それって自然な気持ちだよ」

「ジュリア興奮しているんだね」
「本当?私って、変じゃない?」
「変じゃないよ、僕もジュリアと同じだから」

「お兄ちゃん、オチンチン固くなってる?」
「そうだよ、固くなってる」
「私、はじめてだから、できる?」
「うん、できるよ、ジュリア」
「SEXできる?、お兄ちゃんとできる?」
「好きだよ、ジュリア、愛してるよ」
「うれしい!、私も大好き!愛してるの!」

 数回キスをして、そのままベッドに彼女を寝かせた。ベッドの上で彼女は服を脱ぎ、下着になった。ジュリアにふさわしく可愛いデザインだけど、少し大人っぽいブラジャー、ショーツ。
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 はちきれそうに盛り上がるブラジャー、そのブラのカップをずらすと、桜色の綺麗な乳首があらわになる。そして可愛いピンクの乳首は、口唇の愛撫に感じているのかジュリアの高ぶりで、つんと盛り上っている。

  優しく彼女の胸を揉む。優しく乳首に指を這わせて愛撫する。
「綺麗だよ、ジュリア」
「ああっ、なんか、なんか変!!」
「気持ちが、いいのかい?」
「わかんない、ああっ、あっ」

 僕に身を任せているジュリア、なんて可愛いんだろう。透き通るような白い肌で、今は桜色に上気している。

「ジュリア、可愛いよ、君がほしい、もうおかしくなりそうだ」
「嬉しい、お兄ちゃん」

 のけぞりながら、乳房への愛撫に身もだえしながら、抱きついてくるジュリア。敏感に感じている彼女のバストから、脳を痺れさせるような快感が、いまは彼女を支配している。
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 乳首に吸い付くと、声にならない声を上げ、彼女の両手は僕の頭を抱えようとする。Hな気分に支配されて、今の僕は一匹の雄になる。

 バストから、下半身に愛撫をはじめると、本能がそうするのかジュリアの腰はカクカクと僕を求めるように動く。レースの白く透けるようなショーツに包まれたジュリアの下半身。そのショーツの腰の部分に沿うように、唇を這わせる。

「アアー、アア、アアッ」と声をあげるジュリア。
白いショーツの中心部に、彼女自身の高ぶりが、つつましく盛り上っている。
「ああっ、お兄ちゃん」

《彼女の身体の秘密》
 バストから、下半身に愛撫をはじめると、本能がそうするのかジュリアの腰はカクカクと僕を求めるように動く。レースの白く透けるようなショーツに包まれたジュリアの下半身。そのショーツの腰の部分に沿うように、唇を這わせる。

「アアー、アア、アアッ」と声をあげるジュリア。
白いショーツの中心部に、彼女自身の高ぶりが、つつましく盛り上っている。
「ああっ、お兄ちゃん」

「ジュリアのココ見せてね」
「うん、見て、お兄ちゃん」

 ジュリアの可愛いショーツを、細く白い綺麗な足から抜き取る。ピクンと飛出しそうな勢いで、ジュリアの小さなまだ若いものが顔を出す。

 まだ大人になりきれて居ない形、先端は包皮に包まれわずかに顔を出す程度。それが一生懸命に愛を主張するかのように反り返っている。わずかに先端から透明の愛液を滴らせていた。

「ジュリアは、普通の女の子じゃないの」
 彼女の母親から、そう告げられても僕は信じられなかった。

 6年前までは、男の子として育てていた。成長と共に、バストが目立つようになり、ジュリアは学校に行くのを嫌がるようになった。性染色体が女性であり、不完全ながら子宮があるという医師の診断書をもとに、ハイスクールには、女生徒として通うことを許された。

 ジュリアのことを知っている地元の学校ではなく、少し離れたハイスクールの寮の生活の中で、女生徒として暮らしていた。


 新学期が終わり、テスト休暇の前に、下着姿でくつろいでいるとき、同室の女生徒から、性的な刺激を受けた。レズ経験のあるルームメイトから性的な関係を求められた。

 キスから始まり、ふくよかな乳房のあるジュリアは乳房を執拗に刺激され、感じ始めていた。
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そして、されるがままにベッドで愛撫を受けているうち、当然のように勃起したペニスの存在に気付かれてしまったのだ。


 そのことがきっかけとなり、大騒ぎになり、ジュリアは学校を去った。


《目くるめく快感》

「何をしてるの!!ああーっ!」
 僕はその小さなペニスに手を触れる。ピンクのペニスを僕は優しくしごく。ジュリアは、まだオナニーをしたことがない。

「ああー、あっ!」
「ジュリア、気持ちいいかい?」
 僕の手の中で、勃起したものがいっそう固くなる。上下に動く僕の手に合わせて、先端が顔を出したり引っ込めたりを繰り返す。

「ああっ、ああ、いいの、すごい!」
「なんか、ああっ!!!」
「もう、でちゃう!!お兄ちゃん!」
「やめて、ああっ、だめっ!おもらししちゃう!」

 ジュリアはそう叫び、一瞬からだを震わせて、僕の手の中に射精した。 小さいけれど硬直したピンクのペニスから、驚くほど勢いよく精子がほとばしった。

「初めての射精だったんだね」
「射精?コレが射精なの?」
 
 ジュリアは絶頂を感じていた、まだ胸の鼓動が感じられるほどで、荒い息を吐いていた。僕はジュリアの小さくなりかけたものに口をつけた、僕にとって、はじめての経験だったが不思議と抵抗はなかった。

「ああっ、汚いよ!!やめて!!ああっ・」
「汚くないよ、これは,、愛のしるしだよ」
「ああっ、だめっ、こんなになるから、ダメッ!」

 僕の口の中でジュリアのものが、また元気を取り戻すのが解る。苦い味、精子ってこんな味なのか、そんな事を考えていると、口の中でふたたび固くなるジュリアのもの。

 これまでの女性に自分がしてもらったときの事を思い出して、どんなふうにすれば気持ちいいかを考えていた。舌を這わせウラ筋やカリ首をなぞる。その度にジュリアの体が上下に跳ねる。

「ああっ、すごく、いいっ!」
「いってもいいんだよ、何回でも」

 めくるめく快感に、ジュリアは上半身をゆらし、のけぞり、乳房を揺らしていた。女の子では感じられない快感に体を震わせて、そのまま僕の口の中で果てた。

 初めてのフェラチオの快感と射精で、ジュリアは、裸のままぐったりとしてしまった。少し意識が戻ってきたジュリアを抱いて、ベットに添い寝して話をする。

「こんなの初めて、すごく感じたの。SEXってこんなに凄いの?」
「ジュリア、これはまだ、フォアープレイ、前戯と言うんだよ」

 その日は、前戯だけにして、彼女に次回はあるものを用意する必要があることを伝えた。彼女のおなかの中を綺麗にすること、そのための事前の準備がいること。それから、ローション、それは彼女の雑貨店にも置かれていることを伝えた。

 ジュリアともう一度大人のキスをして、彼女が可愛いワンピースを着て部屋を去るのを見送った。

 彼女はよほど嬉しかったのか、僕とキスしたことをお母さんに報告していた。最初は冷や汗ものだったが、お母さんは意外にもあっさり許してくれた。

「あの子の父親は、英国人。男の子が生まれて、とても喜んでくれたの。でも。あの子が、ああいう身体だと解った時、夫は死の直前だったの」

「病院で、検査を受けたら、
性染色体が女性であり、不完全ながら子宮があるという医師の診断書をもらったけれど、男の子の部分もあるの」
「あの子には、もう普通の事なんて何も期待できないと諦めていました。」

 
 母親は、それからゆっくりと話し続けた。

「普通に生んであげられなかったあの子の母親として、あの子が男で生きるか女で生きるか、どちらが正しいかより、あの子の幸せが大事なのです。」

「あなたがあの子を愛してくださるなら、何時までもとは言いません、たとえ短い間だけでも、ジュリアをそばにおいてください」

 静かに僕の手をとって、話しつづけるお母さんの眼には涙があふれていた。

 それから3年、イギリス勤務が終わり、帰国することになった。21歳になって、ジュリアは大人の女性になっていた。僕は彼女を深く愛していた。彼女との関係をどうするか、まだ正直迷っている部分が少しはあった。

 別れてしまうか、でも、そうすることは出来なかった。いやもう殆ど僕自身は覚悟を決めていた、彼女を妻として日本に連れて帰ることを。

《ジュリアとの愛の営み》

 休日は、中古の車でジュリアと2人で、近くのショッピングモールへも出かけるようになった。


 出かけることが少なかった彼女と自然に手をつないで歩き、女性用の服飾の店や下着の店にも入った。
 カラフルな下着の店に入ることに抵抗があったけど、ジュリアが僕のために大人の女性の装いをしようとしていたことに、僕もうすうす気がついていた。

 だから、セクシーなランジェリーショップに入ることも、拒むことは出来なかった。
ジュリアが選ぶ胸の大きく開いたドレスも、プレイ用の下着もすべてが僕のためのものだった。

 休日の夜、彼女は僕の寝室で過ごすことが多くなった。
もちろん迷いはあった、いくら美少女に見えても本当は男、たとえ大きな乳房があっても。僕にはそっちの趣味はないのだから。それでも僕の中にはっきり彼女への思いが膨らんでいくのを感じていた。

ジュリアを愛しいと思い始めていた。
実際ジュリアと接していて、男か女かなんて、もうどうでもよく思えた。

 男だからとか女だからというよりは、ジュリアだから好きになった、彼女を愛していたから。
 これを、ゲイの言い訳だという人も居るかもしれない、僕にも本当の所は解らないけれど、ジュリアとの肉体関係は日常化していった。

 ジュリアもますます積極的に僕を求めるようになり、僕も新しい刺激におぼれていた。最初は指でも痛がったジュリアも徐々に2本3本と慣らしていく。
 そうすると徐々に痛がっていたジュリアも、アナルによる快感を覚えていくようになった。同時に僕への奉仕の喜びを知ったジュリアは、フェラチオのテクニックも身につけていった。

 また僕の愛撫に敏感に反応するようになり、キスをすると乳首を固く尖らせ、固くなった下半身の部分を僕の体にこすりつけるようになってきた。僕がそのまだ可愛い性器を優しく指でつまみ擦ると、甘い声をだし、哀願するように卑猥な眼を僕にむける。
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 心は女の子でも身体は男の子。性的に興奮すると、ジュリアのアソコも勃起して硬直した。やりたい盛りの官能の衝動は、ジュリア自身持てあましているのかもしれなかった。

昨日したばかりなのに、ジュリアは僕とのセックスを求めて部屋にやってきた。
「ジュリア、ベッドにおいで」
 ベットに腰掛けたまま、ジュリアを呼ぶ。ジュリアは嬉しさと恥ずかしさ、期待感が入り混じった表情で僕の横に入ってくる。


 ランジェリーショップで買ったばかりの悩ましいベビードールを身に着けている。

 僕は彼女の下半身に手を伸ばし、恥ずかしそうに手で押さえているジュリアの手をよけて、彼女のショーツの上から優しく触れる。

「アアッ、アッ」 ジュリアのペニスはもう既に固くなっていて、ショーツを押し上げている。

「昨日したばかりなのに、もう我慢できなくなったんだね」
「ごめんなさい、自分でも我慢できなくて」

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 ジュリアは悩ましく透けるようなベビードール姿、その下にはお揃いの白いスキャンティ、下腹部をその小さな布地で隠している。股間の部分を見なければ前からでも、女の子にしか見えない。

 日本人の母親を持つ彼女は、長い黒髪、美しい目鼻立ち。そんな姿なのに、ショーツをめくると股間のペニスは卑猥にも反り返り、僕の愛撫を待ち焦がれている。舌を絡ませてキスをしながら、僕の手はジュリアの硬直したものを優しくしごく。

 キスをしながら、両手でジュリアの乳首とペニスを愛撫する。
「ああっ、いいっ!!」
「いいよジュリア、いきなさい」
「ああっ!」

 ジュリアはものの2、3分ほどで射精の瞬間を迎える。勢いよくほとばしる。
そのまま指の中でまた固くなり、2回多いときは3回も彼女は、僕の手で射精する。

射精のたびにビクビクと僕の腕の中で身体を震わせるジュリア。そのたびにジュリアの乳房も揺れている。

 ジュリアの性器をしゃぶりながら指をアナルへ持っていき、一本、二本と指を増やして徐々に広げていく。先ほどまでの反応とは異なる快感を訴えるジュリア。
「ああっ、お兄ちゃん、もうだめっ!!」

 性器をしごかれ、しゃぶられながら肛門を指で犯されるジュリア。喜悦の声と喘ぎ声、部屋の中はもう倒錯的で官能的な世界、若い女性の下半身に巨大なクリトリスがあって、実は男同士が絡み合う卑猥な光景が繰り広げられていた。

 ジュリアの口から、私の名前が叫ばれる。
「Oh! How Nice, Natsuo!!(ああっ、いいわ、ナツオ!!)」

 ペニスをジュリアの口元に持っていく。ジュリアに舐めさせて十分硬くなった後、僕はゴムをつけ、少しでもジュリアの負担が減るようにとローションをつける。


「AH!So Cool(あっ、つめたい)」
「少し冷たいけど我慢してね」

 ジュリアの肛門にもローションを馴染ませる。 ジュリアの後ろから、二人が一つにつながるための体位になる。

「ジュリア、力を抜いてね」
「Oh!Yes(うん)」

 ジュリアのアナルに勃起した肉柱を当てて、ゆっくり押し込んでいく。
「AHa、It hurt (あっ、いたい)」
「じっとしてて、息を吐いて」
 わずかな抵抗を感じたが、ゆっくり亀頭部分がジュリアの中に納まる。中は熱くて凄い締め付けだ。外に押し出そうと括約筋が動く。
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「Oh!Aha,Very Nice!! (ああ、あっ、すごい!!)」
「もう少しだからね」

 彼女の表情を確かめながら、そのまま、深く腰に力を入れて突き進む。

「ああっ、入っているわ」
「ジュリア、気持ちいよ、締め付けてごらん!!」
ジュリアが抱きついてきて、アナルが絞まる。

「痛くないか?」
「痛くないわ、いまSEXしてるのね、コレがSEXよね」
「そうだよ、二人が一つになって、愛し合っているんだよ」
「ああっ、ウレシイ、私たちって恋人よね」

「恋人だから、愛し合って、結ばれる」
「ウレシイ、私ちゃんとSEXできたのね」

 今度は姿勢を変えて、彼女を仰向きにさせる、正常位になりお互いを見つめ合う。 

ジュリアにキスをして言う。
「ゆっくり動くよ」
「ええ、大丈夫、ジュリアの中で逝ってね、いっぱい射精して」

 ジュリアのアナルに突き入れたまま、腰をゆっくり前後させる。

ジュリアの粘膜が、吸い付いてきて痛いくらいに締め付ける。深く突き入れて身体が密着すると、硬直したジュリアのペニスが、そりかえり僕の下腹を突いてくる。

 ジュリアは、喘ぎながら、ときどき声をあげた。
僕は本能のまま、メスの体内に種付けをするオスになり、射精の快感のことしか頭に無くなっていく。腰の動きに合わせて、乳房を揺らしながら、喜悦の声を上げるジュリア。

 まだ、経験の少ない乙女の部分に欲望を突き刺して、腰を使う。苦痛と快感の渦の中で、シーツをつかみながら、ジュリアはよがり声をあげている。

「ジュリア!!いいよ」
「ああっ、ナツオ」
「イクー、ジュリア、イクよ!」
「ああ、いいわ、もっと、突いて!だして、ああっ!」

 噴き上げるものを全てジュリアの中に出し切って、彼女の奥に注ぎ込み、本当にジュリアが妊娠するかもしれないほどだった。彼女の上にかぶさり、二人はあの部分は繋がったまま抱き合っていた。


《女装に目覚めるとき》
 もう、どれぐらいの時間がたったのだろうか。
私は夢を見ていたのかもしれない。 その夢は、過去の記憶を振りかえるような夢だった。

 ジュリアと結婚式を挙げ、会社の仲間にも彼女を妻として紹介し、私たちは、仲の良い夫婦として近所付き合いもした。親族にも、妹にもジュリアを女性として紹介した。日本では、知人の前ではジュリアを”ゆりえ”と呼ぶことにした。

 それには、ゆりえ(ジュリア)が女性のような声だったことも幸いした。母親が日本人だったせいか、日本語の雑誌も読めるし、テレビも楽しめた。しっかりと日本語が話せるようになって、妹とも電話で普通に女性同士として話していた。

「早く、ベビーができるといいわね」と周囲の親族や友人からも、声をかけられることもあった。 そんな平和な日々は、ジュリアの死によって失われてしまった。

 親族には今も明かしていない、ジュリアの秘密。ジュリア亡きあと、寂しさをまぎらわすために、ジュリアの下着を抱きしめ、自分を慰めていた。

 悩ましい透けるようなベビードール、それとお揃いのスキャンティ。 初めてジュリアの下着で女装していると、なぜか満たされた気分になった。

それは次第にエスカレートして、完全に女装して、一人の女になる悦びに目覚めた。

 女になりきることは、できない悲しい部分があったが、下半身にある悲しい部分がジュリアのことを思い出させてくれた。
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 女装して、とにかく女になりきっている時 女性として愛してくれる人を求めていたし、 女性として愛されてみたいと夢見ていた。


 ジュリアがなくなってからは、女装して空想の中で濃厚なセックスをしていた。目覚める直前に見た夢は、私がもう一人の女装した私とセックスをしている夢だった。

 正上位で仰向きになっている私、その私を硬直した男性器で貫いているもう一人の私。
両足を肩に担ぐようにして、M字開脚の間に、男性の私がいる。 息を荒くして、腰を打ち付けてくる男性が、次の瞬間、別の人間に変わった。それは、ネット上のSNSで知り合った男性。

 女装子のためのSNSで、私の女装写真を見て「ぜひ会いたい」と何度も誘われた。
顔にはモザイクがかかっていたが、筋肉質の身体は魅力的だった。 彼と会える日が来るのを、期待しながらメールを何度となくやり取りした。

『女として抱かれたい』
『思い出に残るようなセックスをしたい』と私はひそかに願っていた。
その思いが叶った、彼と会う約束を交わしたのです。

 最初は、ラブホテルでした。それからも、ラブホテルで抱かれた。

 二、三時間のラブホテルでの短い交際は寂しさが残った。いつしか、ジュリアと愛を交わした自宅のベッドで、彼に抱かれるようになった。一度のセックスで、終わりになるのが寂しかったから。

 時間を気にして、ホテルで過ごすよりも、朝までだけでなく、週末はずっと女でいたかった。なぜなら、自宅にはジュリアの悩ましい下着も、愛の小道具もあるから。

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 朝は、彼の食事の仕度をして、私はジュリアになることだって出来たのです。お食事をすませてから、彼を送り出しました。ジュリアがそうしていたように。

 ジュリアとの夫婦生活では、わたしは男としてジュリアを本当の女性のように愛していた。ジュリアも、妻として女性として、尽くしてくれたのです。しかし、ジュリアが亡くなってからは、とても寂しい日々が続いていました。

 でも、今は男性から愛される女になって、秘密の関係を結びたい、世間では異常と思われるセックスを、毎日でも、楽しんでみたいと思うようになったのです。

だって、私は女ですもの。今の私は、ゆりえ(ジュリア)。
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   《終わり》



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