【目次】白衣の天使に憧れて
白衣の天使に憧れて【前の章】
白衣の天使に憧れて【後の章】
【第3章 秘密の宝箱】
エアコンの調子が悪くなっていたので、説明書をさがそうと押入れの中で書類の入ってそうな箱を開けていた。きちんとテープを張ってあるダンボールの箱があり、中身が何か分からないので、明るいところに持ち出しました。
中には、きちんと折りたたまれた看護師の白衣が入っていました。その下には白いストッキングやショーツ、ガーターベルトがありました。その下には、ネグリジェやベビードールとカラフルな下着類がそろっていました。
それと、ウイッグがいくつか入っていて、さらにコンドームにクリームの入った容器まで見つけた時には、僕自身は胸が高鳴り、非常に興奮していました。
エアコンの調子が悪かったのは、リモコンの電池切れだった。電池を詰め替えてエアコンですずしくなった離れの部屋に、誰も入ってこないように鍵をかけ、シャワーを浴びていました。 身体中の水分を拭き取ってから、あることをしてみたのです。
箱の中の白いショーツを穿きました。身長が158㎝しかないので、幼い僕にはちょうどフィットしたのです。 でも、それは小さなスキャンティでした。
最後に、白いガーターストッキングを破かないように丁寧に履き終わると、長い黒髪のウイッグを被り、白いナースキャップを頭に留めました。ナースキャップをピンできちんと頭に留めるのは少し難しいのです。
いよいよ土屋のお姉さんのようになれると思うと、ショーツの中のものがはじけそうなぐらい硬直してきました。 ナースの制服はきれいに洗濯してありました。白衣の最後のボタンを留めると、妙さんのような自分が鏡の中に居ました。
そっと、裏口から病院に入り、使われていない処置室に入りました。僕は、もう僕ではなくて、土屋のお姉さんともう一人のナースを演じていました。
「あなた、お名前はなんというの。」
「青木祐子よ、よろしく。あなたは一体誰なの。」
「祐子のよく知ってる、祐子の好きな、土屋妙よ。」
「今日は、もうお仕事は終わったの。」
「私は今から、お仕事なのよ、だから早くすっきりさせて頂戴ね。」
「ああ、そこ、胸を触られると感じるのよ。」
「一人だけ感じるなんてずるいわ、わたしのも触って。」
「ああ、そんなにせっかちにならなくてもいいのに。」
青木祐一はもうすっかり裕子になりきっていました。そして、もう一人の土屋妙にも自分を重ねていたのです。
「ああ、もうだめ。そんなにすると、ああ、だめになりそう。」
「だめって、そう、それなら、やめるわ。やめてもいいの」
「ああーっ、やめないで。続けて、お願い。そうよ、やめないで、すごく、いいのよ、ああっ、そこっ。」
そのあとも、二人を演じつづけて何度も達していたのです。大切な下着を汚さずに済んだのは、コンドームをエレクトした部分にかぶせていたからでした。
その日から僕は祐一から「裕子」になって下着女装を楽しんだり、職員の少ない休日の病院の中にナース姿で入ったりしていました。そして自分でオナニーをするときには、秘密の宝箱の力を借りていつも私は、女性になりきっていました。
【第4章 夜の侵入者】
私が大学生になった時、離れの部屋は取り壊されて病院職員向けのマンションが建ちました。私は、その1階の端の部屋をもらいました。端の部屋は林に面していて見晴らしがよくないために、看護師さん達の人気がなかったのです。
でも私にとっては、近所の家からも見えず、どんな格好をしてベランダに出ても、誰からも見られないということが女装にとっては好都合だったのです。髪の毛も女装するために、長く伸ばしていました。
土曜日の朝は掃除をして、洗濯をしてお隣りの看護師さんと同じようにしていました。お隣りはいつも、土曜日は昼から出勤で日曜日のお昼まで帰ってこないんです。
いつものように入浴をして脱毛クリームをつかい、足や太腿をきれいにして、腋の毛を剃ってお風呂からあがり、肌荒れを防ぐクリームを塗り軽くマッサージをしてすべすべの身体になりました。
白いレースのショーツを手に取り足を通し、つぎにブラジャーを身に着けました。カップの中にはブレストフォーム(人工乳房)を入れて少し胸を張ってみたりして調整しました。
今日は白い色に統一して、ナースの姿になりたかったのです。白いストッキングを穿き、ミニスリップを着ると、あとはお化粧だけです。今日はあまりメークを濃くしないように薄くして、リップはうるおい感のあるピンクをぬりました。
そこまでのメークのあと、昨夜汚してしまったネグリジェとブルーのお揃いの下着を干すのを忘れていたのに気づきました。ベランダから専用庭に直接降りることができる階段があります、お天気もいいので専用庭に降りて、ナースの姿のまま洗濯物を干していました。
いつもは人影がないはずの林の中に、人がいたような気がしたのですが、気のせいかしらと思っていました。今日は夕方の外出を楽しもうと、バイト代をつぎ込んで購入した、人工乳房やハイヒールの靴をいよいよ試してみようとしていました。
胸のやわらかさ、重さは、いつもの丸めた下着とは異なり、幸せな気分でした。ハイヒールの靴は、私を幸せな外出に連れていってくれるはずでした。 後ろから人の気配がしたとたん口や鼻を刺激臭のある布でふさがれてしまったのです。
次第に息苦しくなり、あたまがボーっとして目が開けていられなくなりました。
「おい、起きろよ。」
そう言う男の声で目を開けると、私は縛られていました。
「おまえも結構いい玉だぜ。まさか男だとはな。」
目と口と鼻だけを出せるように丸く穴の開いた覆面をした男は、ナイフを握っていた。
「騒ぐと殺すぞ、おとなしくしてればいい気持ちにしてやるぜ。」
「やめてください、何をするんですか。」
「だから静かにしろ。命までは奪わねえよ」
「離して、乱暴しないで」
「乱暴なんかしないさ、お前も好きなんだろう。」
「嫌よ、変なことしないで」
「女装してるお前の方が、変じゃないか、なあ、おカマちゃん」
「女装して、ナースになって、男に抱かれたいのか」
男は、私が声を出せないように、タオルで私の口をふさぎ、かろうじて鼻からの呼吸ができるようにしていました。
「お前のおっぱいは本物か、うんどれ柔らかいな、髪の毛はかつらじゃないな。」
男はそう言いながら、私の意識がハッキリしてくるのを待つように、ゆっくりと手を私の身体の上で、撫でるように動かすのです。 意識が戻ってくると、次第に感覚が目覚めてきて、男の手が太腿の上をなでる時には、電気がはしるように快感が走りぬけるのです。
そして、女性にはないあの部分の上を、微妙に摩擦されて、男の部分が少しずつ堅くなってくるのが、私にも分かりました。
「看護婦の白衣か、いいもんだぜ。」
「男のお前でもこうして見ていると、一発やりたくなってきたぜ。」
そう言うか言い終わらぬうちに、胸をはだけようとして、白衣のボタンをはずしにかかるのです。そしてとうとう白衣を上に捲り上げ、ショーツだけの姿にされてしまいました。
「足を広げるんだな、縄をといてやるよ」
「男ははじめてか、なかなかいいもんだぜ」
「やめて、やめてください」
「しっかり楽しむことだ、どうせならな。」
男は、上から覆い被さるようにして、あらっぽく抱きかかえられて、土屋のお姉さんが、いつかこういう形で、セックスをさせられていたことを思い出していたのです。
男も服やズボンを脱ぎ捨てて、私を犯すつもりのようでした。ショーツを脱がすと、クリームを私の肛門の周囲に塗り付けて、自分のものにも塗り付けていました。
「アダルトのビデオで、ニューハーフ物を見たことがあるか」
「雪野あかり、知ってるか、女よりもいい、女装好きなら勉強しておくことだな」
「さあ、女にしてやるか、力を入れたり暴れたりすると苦しいのはお前だからな。」
男は私のものを左手で撫で回し握りしめ、腰を押し付けながら自分のものをあそこに入れはじめたのです。はじめはゆっくりでしたが、途中からするっと入りました。
「どうだ。男を受け入れた感じは。痛むのか、それも初めのうちだけよ。」
男が腰を動かし始めると、さらに苦痛が大きくなった。
「ああー、痛い、動かないで、あっ、痛い」
と私がいっても、お構いなしで、男は腰を動かすのです。
「おお、よくしまるぜ、いい感じだ。それ、もっとついてやるぜ。」
「ああー、ううーっ」
「ああー、いいっ、あっあっ」
ある部分から奥の方で何か先ほどとは違う、感じがひろがってきました。 そして男のリズムが速くなり、
「おおいいぞ、たまらない、よーくしまる。ああ、もうでるぞ。」
男の火のように熱くかたくなったものが、私の中で樹液をどくどくと、脈を打つように噴出して、私に身体ごとおおいかぶさってきた。 男はしばらく休んだ後で、すぐに堅さを取り戻したものを、私の目の前に突き出して、言いました。
「フェラチオをやってみろ。歯を立てたり、おかしなことをするなよ。」
男にナイフを突きつけられながら、口に収まりきれないほどのものを、舌を使い舐めまわした後で、口に含みました。しばらくすると、男はまた私を犯すのでした。
今度は、正常位での挿入でした。ただ先ほどと違うのは2度目は、痛みだけでなく、さらに私のペニクリをしごきはじめたのです。自分でするオナニーとは違い、荒々しいけれど、妙に私も感じてしまい、精を放ってしまったのです。
その瞬間に、私のアナルが収縮し男も締め付けられたのか、私の身体の中で、激しくこすりあげて、再び、精液を注ぎ込んだのです。
【第5章 ウェディングドレスへの憧れ】
男が立ち去った時は、明け方になっていました。それから少しずつ縄をゆるめて、解き放つことができたのは日曜日の昼前でした。ほっとしたとたんに、眠気がおそいましたが、なんとか女装から着替えて、化粧も落としてから寝ました。
男がシャツを着る時に、胸に傷跡があったことだけは、しっかり覚えていました。最近になって一人暮しの若い女性が、襲われるという事件があり、犯人は覆面で顔を隠していること、コンドームをつけての暴行、決して指紋を残さないという3点で警察も犯人逮捕の決め手がないようでした。
私は男の胸の傷から、土屋さんを騙していた病院職員に違いないと思いました。それから一通の警察への投書から、男が重要参考人として取調べを受け逮捕されたのです。犯人は自白したそうです
土屋さんを騙し、その上に私を襲ったこと、二人の共通の敵をやっつけたような気がして、少しは気持ちも晴れました。でも私の気持ちがもっと晴れたのは、土屋さんからの手紙と写真でした。
「新年明けましておめでとうございます。 長らくお世話になりながらご無沙汰ばかりしております。 東京で保健師の資格を取り、故郷の町で保健師として採用され勤めています。
私事ですが、昨年5月に結婚しました。 夫は有機農法を実践している園芸高校の先生です。秋にはおいしいお米を送ります。」
手紙に添えられている写真には、白いウェディングドレスの、美しい花嫁が写っていました。 真っ白なウェディングドレスの土屋妙さんはとても幸せそうでした。白衣の天使から、つぎは私もウェディングドレスを着てみたいと思いました。
《終わり》
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エアコンの調子が悪くなっていたので、説明書をさがそうと押入れの中で書類の入ってそうな箱を開けていた。きちんとテープを張ってあるダンボールの箱があり、中身が何か分からないので、明るいところに持ち出しました。
中には、きちんと折りたたまれた看護師の白衣が入っていました。その下には白いストッキングやショーツ、ガーターベルトがありました。その下には、ネグリジェやベビードールとカラフルな下着類がそろっていました。
それと、ウイッグがいくつか入っていて、さらにコンドームにクリームの入った容器まで見つけた時には、僕自身は胸が高鳴り、非常に興奮していました。
エアコンの調子が悪かったのは、リモコンの電池切れだった。電池を詰め替えてエアコンですずしくなった離れの部屋に、誰も入ってこないように鍵をかけ、シャワーを浴びていました。 身体中の水分を拭き取ってから、あることをしてみたのです。
箱の中の白いショーツを穿きました。身長が158㎝しかないので、幼い僕にはちょうどフィットしたのです。 でも、それは小さなスキャンティでした。
最後に、白いガーターストッキングを破かないように丁寧に履き終わると、長い黒髪のウイッグを被り、白いナースキャップを頭に留めました。ナースキャップをピンできちんと頭に留めるのは少し難しいのです。
いよいよ土屋のお姉さんのようになれると思うと、ショーツの中のものがはじけそうなぐらい硬直してきました。 ナースの制服はきれいに洗濯してありました。白衣の最後のボタンを留めると、妙さんのような自分が鏡の中に居ました。
そっと、裏口から病院に入り、使われていない処置室に入りました。僕は、もう僕ではなくて、土屋のお姉さんともう一人のナースを演じていました。
「あなた、お名前はなんというの。」
「青木祐子よ、よろしく。あなたは一体誰なの。」
「祐子のよく知ってる、祐子の好きな、土屋妙よ。」
「今日は、もうお仕事は終わったの。」
「私は今から、お仕事なのよ、だから早くすっきりさせて頂戴ね。」
「ああ、そこ、胸を触られると感じるのよ。」
「一人だけ感じるなんてずるいわ、わたしのも触って。」
「ああ、そんなにせっかちにならなくてもいいのに。」
青木祐一はもうすっかり裕子になりきっていました。そして、もう一人の土屋妙にも自分を重ねていたのです。
「ああ、もうだめ。そんなにすると、ああ、だめになりそう。」
「だめって、そう、それなら、やめるわ。やめてもいいの」
「ああーっ、やめないで。続けて、お願い。そうよ、やめないで、すごく、いいのよ、ああっ、そこっ。」
そのあとも、二人を演じつづけて何度も達していたのです。大切な下着を汚さずに済んだのは、コンドームをエレクトした部分にかぶせていたからでした。
その日から僕は祐一から「裕子」になって下着女装を楽しんだり、職員の少ない休日の病院の中にナース姿で入ったりしていました。そして自分でオナニーをするときには、秘密の宝箱の力を借りていつも私は、女性になりきっていました。
【第4章 夜の侵入者】
私が大学生になった時、離れの部屋は取り壊されて病院職員向けのマンションが建ちました。私は、その1階の端の部屋をもらいました。端の部屋は林に面していて見晴らしがよくないために、看護師さん達の人気がなかったのです。
でも私にとっては、近所の家からも見えず、どんな格好をしてベランダに出ても、誰からも見られないということが女装にとっては好都合だったのです。髪の毛も女装するために、長く伸ばしていました。
土曜日の朝は掃除をして、洗濯をしてお隣りの看護師さんと同じようにしていました。お隣りはいつも、土曜日は昼から出勤で日曜日のお昼まで帰ってこないんです。
いつものように入浴をして脱毛クリームをつかい、足や太腿をきれいにして、腋の毛を剃ってお風呂からあがり、肌荒れを防ぐクリームを塗り軽くマッサージをしてすべすべの身体になりました。
白いレースのショーツを手に取り足を通し、つぎにブラジャーを身に着けました。カップの中にはブレストフォーム(人工乳房)を入れて少し胸を張ってみたりして調整しました。
今日は白い色に統一して、ナースの姿になりたかったのです。白いストッキングを穿き、ミニスリップを着ると、あとはお化粧だけです。今日はあまりメークを濃くしないように薄くして、リップはうるおい感のあるピンクをぬりました。
そこまでのメークのあと、昨夜汚してしまったネグリジェとブルーのお揃いの下着を干すのを忘れていたのに気づきました。ベランダから専用庭に直接降りることができる階段があります、お天気もいいので専用庭に降りて、ナースの姿のまま洗濯物を干していました。
いつもは人影がないはずの林の中に、人がいたような気がしたのですが、気のせいかしらと思っていました。今日は夕方の外出を楽しもうと、バイト代をつぎ込んで購入した、人工乳房やハイヒールの靴をいよいよ試してみようとしていました。
胸のやわらかさ、重さは、いつもの丸めた下着とは異なり、幸せな気分でした。ハイヒールの靴は、私を幸せな外出に連れていってくれるはずでした。 後ろから人の気配がしたとたん口や鼻を刺激臭のある布でふさがれてしまったのです。
次第に息苦しくなり、あたまがボーっとして目が開けていられなくなりました。
「おい、起きろよ。」
そう言う男の声で目を開けると、私は縛られていました。
「おまえも結構いい玉だぜ。まさか男だとはな。」
目と口と鼻だけを出せるように丸く穴の開いた覆面をした男は、ナイフを握っていた。
「騒ぐと殺すぞ、おとなしくしてればいい気持ちにしてやるぜ。」
「やめてください、何をするんですか。」
「だから静かにしろ。命までは奪わねえよ」
「離して、乱暴しないで」
「乱暴なんかしないさ、お前も好きなんだろう。」
「嫌よ、変なことしないで」
「女装してるお前の方が、変じゃないか、なあ、おカマちゃん」
「女装して、ナースになって、男に抱かれたいのか」
男は、私が声を出せないように、タオルで私の口をふさぎ、かろうじて鼻からの呼吸ができるようにしていました。
「お前のおっぱいは本物か、うんどれ柔らかいな、髪の毛はかつらじゃないな。」
男はそう言いながら、私の意識がハッキリしてくるのを待つように、ゆっくりと手を私の身体の上で、撫でるように動かすのです。 意識が戻ってくると、次第に感覚が目覚めてきて、男の手が太腿の上をなでる時には、電気がはしるように快感が走りぬけるのです。
そして、女性にはないあの部分の上を、微妙に摩擦されて、男の部分が少しずつ堅くなってくるのが、私にも分かりました。
「看護婦の白衣か、いいもんだぜ。」
「男のお前でもこうして見ていると、一発やりたくなってきたぜ。」
そう言うか言い終わらぬうちに、胸をはだけようとして、白衣のボタンをはずしにかかるのです。そしてとうとう白衣を上に捲り上げ、ショーツだけの姿にされてしまいました。
「足を広げるんだな、縄をといてやるよ」
「男ははじめてか、なかなかいいもんだぜ」
「やめて、やめてください」
「しっかり楽しむことだ、どうせならな。」
男は、上から覆い被さるようにして、あらっぽく抱きかかえられて、土屋のお姉さんが、いつかこういう形で、セックスをさせられていたことを思い出していたのです。
男も服やズボンを脱ぎ捨てて、私を犯すつもりのようでした。ショーツを脱がすと、クリームを私の肛門の周囲に塗り付けて、自分のものにも塗り付けていました。
「アダルトのビデオで、ニューハーフ物を見たことがあるか」
「雪野あかり、知ってるか、女よりもいい、女装好きなら勉強しておくことだな」
「さあ、女にしてやるか、力を入れたり暴れたりすると苦しいのはお前だからな。」
男は私のものを左手で撫で回し握りしめ、腰を押し付けながら自分のものをあそこに入れはじめたのです。はじめはゆっくりでしたが、途中からするっと入りました。
「どうだ。男を受け入れた感じは。痛むのか、それも初めのうちだけよ。」
男が腰を動かし始めると、さらに苦痛が大きくなった。
「ああー、痛い、動かないで、あっ、痛い」
と私がいっても、お構いなしで、男は腰を動かすのです。
「おお、よくしまるぜ、いい感じだ。それ、もっとついてやるぜ。」
「ああー、ううーっ」
「ああー、いいっ、あっあっ」
ある部分から奥の方で何か先ほどとは違う、感じがひろがってきました。 そして男のリズムが速くなり、
「おおいいぞ、たまらない、よーくしまる。ああ、もうでるぞ。」
男の火のように熱くかたくなったものが、私の中で樹液をどくどくと、脈を打つように噴出して、私に身体ごとおおいかぶさってきた。 男はしばらく休んだ後で、すぐに堅さを取り戻したものを、私の目の前に突き出して、言いました。
「フェラチオをやってみろ。歯を立てたり、おかしなことをするなよ。」
男にナイフを突きつけられながら、口に収まりきれないほどのものを、舌を使い舐めまわした後で、口に含みました。しばらくすると、男はまた私を犯すのでした。
今度は、正常位での挿入でした。ただ先ほどと違うのは2度目は、痛みだけでなく、さらに私のペニクリをしごきはじめたのです。自分でするオナニーとは違い、荒々しいけれど、妙に私も感じてしまい、精を放ってしまったのです。
その瞬間に、私のアナルが収縮し男も締め付けられたのか、私の身体の中で、激しくこすりあげて、再び、精液を注ぎ込んだのです。
【第5章 ウェディングドレスへの憧れ】
男が立ち去った時は、明け方になっていました。それから少しずつ縄をゆるめて、解き放つことができたのは日曜日の昼前でした。ほっとしたとたんに、眠気がおそいましたが、なんとか女装から着替えて、化粧も落としてから寝ました。
男がシャツを着る時に、胸に傷跡があったことだけは、しっかり覚えていました。最近になって一人暮しの若い女性が、襲われるという事件があり、犯人は覆面で顔を隠していること、コンドームをつけての暴行、決して指紋を残さないという3点で警察も犯人逮捕の決め手がないようでした。
私は男の胸の傷から、土屋さんを騙していた病院職員に違いないと思いました。それから一通の警察への投書から、男が重要参考人として取調べを受け逮捕されたのです。犯人は自白したそうです
土屋さんを騙し、その上に私を襲ったこと、二人の共通の敵をやっつけたような気がして、少しは気持ちも晴れました。でも私の気持ちがもっと晴れたのは、土屋さんからの手紙と写真でした。
「新年明けましておめでとうございます。 長らくお世話になりながらご無沙汰ばかりしております。 東京で保健師の資格を取り、故郷の町で保健師として採用され勤めています。
私事ですが、昨年5月に結婚しました。 夫は有機農法を実践している園芸高校の先生です。秋にはおいしいお米を送ります。」
手紙に添えられている写真には、白いウェディングドレスの、美しい花嫁が写っていました。 真っ白なウェディングドレスの土屋妙さんはとても幸せそうでした。白衣の天使から、つぎは私もウェディングドレスを着てみたいと思いました。
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