《スナックで出会った少女》
もう、12年前のことになる、オンラインのシステムは10時半になると、シャットダウンしてしまう。そうなると、翌朝8時30分までシステムが稼働するまで作業ができないので、残業はそこまでとなる。
いつものことだが、夕食などとらずに仕事をしていたので、オフィスを出ると近くのスナックに行くのだ。職場から10分ほどの所にタワーマンションがあり、2LDKでも100㎡の広い部屋が関西での社宅。酒で疲れをとるついでに、単身赴任の私は、ママの手料理が食べられるこの店の常連になった。
ある日のこと、11時半閉店のこの店のカウンターに、一人の若い女性がいた。いつもはこの時間には、30過ぎのアルバイト女性が帰ってしまって、ママがひとりで数少ない客の対応をしていた。
まだ少女のような女性は、清楚なドレス(ワンピース)を着ていて、まだ20歳になったばかりのような、美しい顔立ちをしていた。髪の毛は肩まで届く長さで、体つきも細く、すらりとして足は長く、夜遅いスナックに居る様な娘には見えなかった。
「ママ、いつものようにママの手料理と、今日は生ビールを頼むよ」
「今日は、鰹のたたきと煮ゴボウ、玉子豆腐、筍ごはんなの」
「それで十分、鰹のたたきがうまそうだ」
そう言いながら、カウンターの中の少女を見つめていた。それを感じていたのかママが、その少女を紹介してくれた。
「藤沢さん、この子は親戚の子なの、昨日からお店を手伝ってもらってるの」
「若い子だね、18歳ぐらいかな?」
「大学生で、もうすぐ20歳なの。先月から、うちで預かっているの」
「あいさつが、まだだったわね。容子ちゃん、あいさつしなさい」
「容子です、よろしくオネガイします」
その少女は、恥ずかしそうにあいさつをした。胸元も大きく開いたドレスから、胸の谷間がみえたのを、私は見逃さなかった。Bカップ、いやCカップほどの大きさがあった。
ママの手料理を食べ終わり、カウンターからソファに座って、水割りを頼んでみた。しばらくして、その少女がソファーまで水割りを持ってきてくれた。隣に座った彼女を見ると、喉仏が少し見えた。

ママがトイレに行った時に、その少女のドレスの裾から手を入れて、ふとももから胯間に手を伸ばした。そこには、くっきりとした棒状のものがあった。さらに指で撫でると堅さを増してくるのだった。
「藤沢さん、だめよ。その子にエッチな事をしないで」
「容子ちゃんは、ひょっとして・・・」
「そうよ、だから、まだ男の人はダメなの」
ママから言われて、容子は店の奥に行ってしまった。その後で、ママから話を聞いた。
容子は、店のママの弟の子ども、女の子ではなくて男で生まれた。上に双子の姉が居て、幼い頃から姉二人と仲良く育ち、時には姉たちのお下がりの服を着せられていたこともあった。
思春期になって、中学に入る頃にセーラー服が着たいと言いだして、母親を困らせたことがあった。中学2年の頃には、いじめに遭い不登校を繰り返し、家の中では女の子のようにスカートを穿いて過ごすこともあった。
高校は、単位制の定時制高校に入り、2年前に大学に入った。大阪の大学に入って、ワンルームマンションで一人暮らしを始めた。ある日、父親が尋ねてみると、女装した息子が部屋に居た。容子、実は容輔なのだが、大学の学費を使って、胸の手術を受けていた。
容子は大学なんかには行きたくないと言い出して、父親が怒り、仕送りを止めてしまった。そんなことがあって、容子をママが自宅に住まわせて面倒を見ることになった。
容子、実は容輔なのだが、学費を支払うために、店の手伝いをさせているが、容子は「大学なんかには行きたくない、女性になりたい」と考えているのだとママは話すのだった。
《処女を奪う》
あの日からも、仕事帰りに毎日のようにママのスナックに通い続けた。私が行く頃には、カラオケの時間も終わり、客は数えるほどで静かな店内は、疲れている私には居心地が良かった。
容子は店の接客にも慣れてきたのか、カウンターからソファーの席で男性客にも接するようになっていた。
「ねえ、藤沢さん、私の誕生日に、どこかに連れて行って」
「USJぐらいなら、ママも許してくれるかな」
「USJはいいんだけど、混んでいるから」
「うちはGS証券だから、並ばなくて済むんだ」
「証券会社だと、並ばなくてもいいの?」
「うちはUSJの親会社だからね」
そのやりとりを聞いていたママに、容子が相談してOKをもらっていた。平日の朝に待ち会わせて、容子とのデートをすることになった。

USJでは、特別パスを使用して入場、どのアトラクションも一般の入り口でなく、関係者専用の入り口から入場、5分待つ程度で楽しめた。容子とは、親子ほどの歳の差があるが、スーツ姿でなくスポーツをするような姿で手をつないで会場を回って楽しんだ。
午後6時で、USJを後にしてママの店に容子を送り届けた。次回は、ナイトパレードを見ようと容子に声をかけると、嬉しそうにしていた。
そんなことで、容子とのデートも回数を重ねた。その頃には、容子の胸を触ったり、下半身にあるものに触れたりしても容子は嫌がらなくなった。かえって触れて欲しいような目つきになり、ある日、ホテルに誘った。
「ラブホテル、初めてなの」
「ここがどういう場所か、知ってるよね」
「分ってるわ、でも、男のわたしでも、本当にいいの?」
「男か女か、気にしないよ、君は美しい女性だよ」
「わたし、初めてなんです。どうすればいいの」
「緊張しているんだね、心配しなくてもいいよ」
「僕の言うとおりにしていたら、きっといい気持ちになるんだから」
「私は、このままでいいの?」
「そうだよ、女の子になりたかったんだろう、女の子になるだけだよ」
容子が服を脱いで下着姿になった時、僕は容子の身体を優しく、ベッドに押し倒した。
「そのままで、静かにしていたら、ご褒美をあげるよ」
今度は,容子の身体を抱きしめて、彼女の唇に僕の唇を重ねるように口をふさいでしまいました。容子は僕の手で、脚をそっと撫でるような動きに感じていた、さらに妖しい指使いで、ふとももから胯間に触れてみた。
「そろそろ、我慢の限界のようだね」
「パンティーの中には,何が隠れているのかな」
そう言って,パンティーの上から、指や手のひらで微妙に触ると、容子の身体がピクンとなるのです。次第にアソコが固くなって、薄い布地を押し上げていました。

容子は、恥ずかしそうにしていながら、僕の手の動きに感じていたのです。
「こんなに、固くなって、いけないクリちゃんだね」
「イヤッ、恥ずかしい」
「そろそろ、指よりもオーラルな刺激が欲しいのかな?」
パンティーに隠された部分を楽にするために、パンティーを脱がしにかかるのでした。
「少し,腰を上げてごらん」
「いやです、イヤッ」
「言うことを聞かない子だね」
腰を持ち上げられて、容子のパンティーは足首まで脱がされたのです。藤沢の目の前に,立ち上がったものを、しっかり握られたのです。
「こんなに、クリちゃんが固くなって、お口で舐めて欲しいんだね」
すぐに生暖かい藤沢の口の中に、含まれてしまった。大人の男性から与えられる快感にのけ反るのだった。
ねっとりと吸い付くような刺激に、これまでに感じたことのない刺激的な感覚、その刺激は身体を貫き、脳まで達していた。強烈な快美感、自分の身体の中央にある器官に、舌を絡めて吸われていると、すぐにでも逝ってしまいそうになっていた。

「ああっ、だめっ、そ、そんな」
「やめて、ああっ」
「はしたない、舐めてなんて」
「もう、ダメッ、逝っちゃう」
「女の子が、そんな声を出して、もう,いきそうなのかい」
藤沢が、口を離してしまい,甘美な刺激は途中で与えられなくなってしまった。逝きたい,アソコがうずいていた、最後まで、容子は逝かせて欲しかったのだ。
「女の子は、前技で逝ってもいいが、君はまだだよ」
「どうして、意地悪」
「何度も、気持ちよくなって、たまらないぐらいになるまで我慢だよ」
すぐに,藤沢はふたたび口に含み、根元部分を指で刺激して、絶頂に達しそうになるとやめるのです。
「ああっ、やめないで、いかせて」
「そんなに気持ちいいかい、それなら最後に、君は女になるんだ」
そう言うと、AVで見たこともある、男優がニューハーフとのセックスでするように、今度はヒヤッとするクリームを後ろの蕾に塗り始めた。
「これからも、言うとおりにするんだよ、いいかい」
「ええ、・・・」
「大人しく息を吐いて、そうだ、そのままでいい」
後ろから,藤沢が何かを押し当ててきた。それが何かを知っているが、本当に初めての経験だった。
「息を吐いて、おとなしく」
「・・・」
「しずかに息を吐いて」

何かが,押し入ってくる、それは男根に違いないが、痛い。それでも押し入ってくる。
「入った、これでいい」、そう言った後、藤沢はしばらくじっとしていた。
「君は、女だ、男に愛されて女になるんだ」
その後、すぐに藤沢は腰を動かし、容子の身体の中で,何か太いものがうごめく。突き動かされるよりも、引いて抜けるかのようになるとき、強くその動きを感じた。
「痛い、動かないで」
「オネガイ、痛い、アアッ,アッ」
「痛いなら、一度姿勢を変えてみるか」
「アッ、待って」
「これが、正常位だ。少しは我慢するんだ」
「今度の方が、でも、まだ動かないで、オネガイ」
「もう、全部入ったよ」
「あっ、今度の方が」
「いい、よく締まる、そうだ、そのままでいい」

藤沢の手が、ペニクリを扱き始めた。しだいに,感じ初めて、さらに激しく指で亀頭部分を摩擦して、さらに激しく握りしめて,前後にこすりあげている。
「ああっ、いい」
「そうだ、かんじるだろう」
「あっ、もう出ちゃう」
「逝けばいい,イケッ」
苦痛よりも、ペニクリへの刺激で、快感がこみ上げてくる。恥ずかしいことに、藤沢の手の中で、絶頂を迎えた。

「イッチャウ、イク-」
男に深々と挿入されながら、快感の中でのぼりつめ、自分も果ててしまった。オナニーと違い、その刺激は強烈に身体を痺れさせた。容子が逝った後、荒い息をしている藤沢は、さらに激しく腰を動かしていた。
「イクゾ、俺も、イクッ」、うめくように声を上げ、容子の中で射精した。
初めてのアナルセックス、強引に犯された、初めはそう思った。でも、最後は違った、男が容子の身体で感じて、最後には激しく射精して逝ってくれた。自分に欲情して、女として求められたことが容子は嬉しかった。
「本当に、初めてだったのか?」
「ぺッティングは経験したけど、セックスで最後までは、始めて」
「処女を喪うって言うのは、いいもんだろ」
容子との初めての経験、男の娘ではあるが、私も処女を相手にしたのは、久しぶりだった。ホテルを出てふたたび、ママのスナックに戻り、彼女、容子を送り届けた。
その後、しばらくして東京に転勤となり、その店に行くこともなくなった。
《再会、少女はAV女優》
あれから3年で、東京にもどることになり、勤務先の神田と杉並区の我が家を、往復する暮らしをしている。
以前とは違って、オンラインのシステムは24時間稼働している。残業も管理が厳しくなって、顔認証システムで出勤、退勤が把握されるようになり、私の場合は午後6時までに業務を終えなければならない。
そんな事情から、新宿で遊ぶこともあった。ふと、過去のことを思い出していた、
一人の少女と出会った、少女と言っても、女装した男の子だったのだ。彼女と会わなくなって6年が過ぎようとしていた。もう、ずいぶん前のことになってしまった。

単身赴任で関西の支店に勤めているときに、通っていた店のアルバイトの子だった。ママに紹介されたのがきっかけで、その少女を誘って、ホテルで抱いた。
少女と言っても未成年ではなく、20歳の学生だった。その少女、容子は「女性になりたい」という願望があるとママから聞いたことがある。
高額な費用と面倒な手続きをして、身体に負担のかかる手術をしようとしている。そんなことをしなくても、彼女は女装しているだけで十分だった。

何度か、彼女とホテルに行ったが、白い肌、長い髪、小柄な身体、声変わりしていないため、女性の様な声と話し方、それだけでも十分だった。
驚いたのは、乳房があって竿もある。ネットで調べて、親に内緒で大学の授業料を全額、胸の手術に使って、ふっくらとしたバストを持っていた。
そんなことをふと思い出していた。いつものことだが、杉並の家まで帰らずに、途中で夕食をとる。新宿の夜は十分に楽しめる時間だった。酒で疲れをとるついでに、週に一回ぐらいはニューハーフの店に立ち寄った。系列の会社がこのビルの経営をしていて、店にもそれなりに出資している。
午後8時からの2回目のショーが始まると、店内は少し暗くなる。ママの司会で今日からのショーの説明がある、厳しいレッスンで選抜されたダンサー(ニューハーフ)がステージで踊るのは、息をのむような美しさだった。
そばにママが座り、今日から新人が入っているとのこと。
「新人と言っても、そう若くはないけど」
「いくつぐらい? 29か30?」
「藤沢さん、あなたの好みのタイプじゃないかしら」
AV女優として、数本のシリーズに出演、人気もあったのだがシリーズ作品が終わり、ショーダンスをしてみたいと店に来たそうだ。
9時になったので、店から帰ることにした。その時、DVDの入った袋を渡された。
「新人の子が出ているの、2年前に撮った物らしいけど」
「AVか、最近は・・・あまり見てないからね」
「そうだと思うから、あの子の名刺代わりよ」
妻は女子大時代の友達と、4泊5日のクルーズ船の旅に行って、家に帰ってもひとり。風呂上がりにビールを飲みながら、DVDを再生した。

公園で待ち合わせた場所に、ひとりの女性がやってくる。インタビューが始まり、女装のきっかけやスリーサイズ、どこが感じやすいか、初体験は「いつだったか、パターン化した質問が続いた。
そのうちに、男優との絡みが始まった。ブラジャーを外され、パンティーだけの姿で後ろから抱かれる。

乳首が少し左右にずれていることから、豊胸手術をしたことが分る。皮膚の下に人工的に脂肪やゲル状のものを入れているから、自然に膨らんだ女性の胸とは、少し違うのだ。
延々と胸や乳首への愛撫の後、ベッドに仰向きにされて、下半身にあってはならないものが、男優に触れられて、女優のものは固く太くなる。
「感じているんだろう、もっと気持よくしてやるよ」

「あ~、イヤッ、そんな風にしちゃ」
「好きなくせに、いやっなんて言うなよ」
「ほら、もっと感じさせてやるよ」
「だめっ、イヤよ、やめて!」
「舐めて、欲しいのか、しゃぶってやるよ」
男優の執拗な責め、舐めては深く吸い込み、口を前後に動かして、強い刺激を与えている。
「ああっ、いいわ、いいの」
「逝くのは、まだだよ」
「やめないで、つづけて、オネガイ」
もう、すぐのところで男優は口を離した。女優は、恨めしそうな顔をする。
「もう、いいか。今度は、俺のをしゃぶってもらうよ」

「いい、いいぞ、うまいもんだ」
「かなり、経験してるんだろう。何本、咥えたんだ」
「そんなに、してないわ」
しばらくイラマチオをさせられて、むせたり。涙を浮かべていたが、顔面に射精されてそのシーンは終わった。
次は、男優との絡みのシーン。ワンワンスタイルの女優の後ろから、挿入する男優。中腰で後ろからリズミカルに、抽送を繰り返す。
そのペースが次第に速くなり、男優の息が荒くなり、女優の喘ぎ声が高くなった。最後に、はげしく腰を打ち付ける。ぴちゃぴちゃと、アナルを貫く肉棒の立てる音、男の腰が女優の尻に当る音。
オスとメスの肉体が交尾することで、得られる快感が、二人に官能の喜びをもたらす。絶頂は、もうすぐ訪れるのだ。どちらが先に逝くか、女の方が先に逝かされてしまった。

画面が変り、最後は、複数の男優達に囲まれて、女優には手錠がはめられていた。淫らな言葉をかけられながら、女優の身体を舐め尽くすと、次は電動のバイブや電マの刺激を受けて、女優はのけ反り喜悦の声を上げていた。

「バイブ責めで逝きたくなったか、まだ逝ってないのだろう」
「もう、そろそろ、これで逝かせてやろう」
最後には、男優が手にしたオナホールをアソコにあてがわれた。女優というか、容子は責めを受け続けて、快感の波にのまれたようだった。胸の鼓動が高鳴り、息を荒くして、よがり声をあげ続けていた。
最後には、容子の一番感じる部分をオナホールで、扱かれて、耐えられなくなった容子。
「もう、たまらないんだろう」
「ああー、逝かせて、オネガイ!」
「ほら、逝けよ」
「逝っちゃう、いく-」
のぼりつめた容子が精液をほとばしらせて、逝ってしまうのだった。
DVDを見終わった後、そのニューハーフは大阪で会った容子、そう確信した。まだ、性転換していないのが、不思議だった。もう容子は、28でもおかしくない。
容子をもう一度抱きたい、白い肌、長い黒髪、今の容子は女としての経験を積み、以前よりも美しい。それは若さから、次第に成熟して、今頃が一番性的な魅力もある。
その機会は早くやってきた。コロナで客足が減り、サービス業が大打撃を受けたのだ。風俗産業も例外ではなかった。しかし、コロナの検査やワクチン接種を請け負う事業所は想定外とも言える好業績を上げ続けていた。
開店休業状態の店から、容子を引き抜いた。検体を受け取り、結果を出した後、データ入力をする仕事に就かせたのだ。近くに借りたマンションに住めるようにして、夜は当然のことだが、容子を抱いた。
「性転換なんて、やめろよ。これがあるから、女よりもいいんだ」
「でも、女性の様に受け入れるところが欲しいの」

「今だって、アナルでできるじゃないか」
「お尻の穴でしょ、普通じゃないわ、汚いし・・」
「完全な女になんか、なれないんだから、手術はするな」
容子は、ある日、突然に居なくなった。
それから3年が過ぎた、大阪のスナックのママに会うことがあった。ママから聞いた話では、容子は性転換して男性と暮していたが、身体を壊してしまった。今は、ママの店で働いているとのこと。
女になった容子、一度だけ彼女を誘ってみた。白いブラジャーとお揃いのショーツ、胯間のふくらみはなく、触れると大きくなるものは無い。

刺激すると、固くなってそそり立つものがあって、恥ずかしがる容子が好きだった。女装した容子は「男でありながら女でもある」、その魅力は失われてしまった。
女の様で、女ではない、もちろん男でもない。当然のことだが、絶頂に達して射精しない容子には、もう関心は無い。
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もう、12年前のことになる、オンラインのシステムは10時半になると、シャットダウンしてしまう。そうなると、翌朝8時30分までシステムが稼働するまで作業ができないので、残業はそこまでとなる。
いつものことだが、夕食などとらずに仕事をしていたので、オフィスを出ると近くのスナックに行くのだ。職場から10分ほどの所にタワーマンションがあり、2LDKでも100㎡の広い部屋が関西での社宅。酒で疲れをとるついでに、単身赴任の私は、ママの手料理が食べられるこの店の常連になった。
ある日のこと、11時半閉店のこの店のカウンターに、一人の若い女性がいた。いつもはこの時間には、30過ぎのアルバイト女性が帰ってしまって、ママがひとりで数少ない客の対応をしていた。
まだ少女のような女性は、清楚なドレス(ワンピース)を着ていて、まだ20歳になったばかりのような、美しい顔立ちをしていた。髪の毛は肩まで届く長さで、体つきも細く、すらりとして足は長く、夜遅いスナックに居る様な娘には見えなかった。
「ママ、いつものようにママの手料理と、今日は生ビールを頼むよ」
「今日は、鰹のたたきと煮ゴボウ、玉子豆腐、筍ごはんなの」
「それで十分、鰹のたたきがうまそうだ」
そう言いながら、カウンターの中の少女を見つめていた。それを感じていたのかママが、その少女を紹介してくれた。
「藤沢さん、この子は親戚の子なの、昨日からお店を手伝ってもらってるの」
「若い子だね、18歳ぐらいかな?」
「大学生で、もうすぐ20歳なの。先月から、うちで預かっているの」
「あいさつが、まだだったわね。容子ちゃん、あいさつしなさい」
「容子です、よろしくオネガイします」
その少女は、恥ずかしそうにあいさつをした。胸元も大きく開いたドレスから、胸の谷間がみえたのを、私は見逃さなかった。Bカップ、いやCカップほどの大きさがあった。
ママの手料理を食べ終わり、カウンターからソファに座って、水割りを頼んでみた。しばらくして、その少女がソファーまで水割りを持ってきてくれた。隣に座った彼女を見ると、喉仏が少し見えた。

ママがトイレに行った時に、その少女のドレスの裾から手を入れて、ふとももから胯間に手を伸ばした。そこには、くっきりとした棒状のものがあった。さらに指で撫でると堅さを増してくるのだった。
「藤沢さん、だめよ。その子にエッチな事をしないで」
「容子ちゃんは、ひょっとして・・・」
「そうよ、だから、まだ男の人はダメなの」
ママから言われて、容子は店の奥に行ってしまった。その後で、ママから話を聞いた。
容子は、店のママの弟の子ども、女の子ではなくて男で生まれた。上に双子の姉が居て、幼い頃から姉二人と仲良く育ち、時には姉たちのお下がりの服を着せられていたこともあった。
思春期になって、中学に入る頃にセーラー服が着たいと言いだして、母親を困らせたことがあった。中学2年の頃には、いじめに遭い不登校を繰り返し、家の中では女の子のようにスカートを穿いて過ごすこともあった。
高校は、単位制の定時制高校に入り、2年前に大学に入った。大阪の大学に入って、ワンルームマンションで一人暮らしを始めた。ある日、父親が尋ねてみると、女装した息子が部屋に居た。容子、実は容輔なのだが、大学の学費を使って、胸の手術を受けていた。
容子は大学なんかには行きたくないと言い出して、父親が怒り、仕送りを止めてしまった。そんなことがあって、容子をママが自宅に住まわせて面倒を見ることになった。
容子、実は容輔なのだが、学費を支払うために、店の手伝いをさせているが、容子は「大学なんかには行きたくない、女性になりたい」と考えているのだとママは話すのだった。
《処女を奪う》
あの日からも、仕事帰りに毎日のようにママのスナックに通い続けた。私が行く頃には、カラオケの時間も終わり、客は数えるほどで静かな店内は、疲れている私には居心地が良かった。
容子は店の接客にも慣れてきたのか、カウンターからソファーの席で男性客にも接するようになっていた。
「ねえ、藤沢さん、私の誕生日に、どこかに連れて行って」
「USJぐらいなら、ママも許してくれるかな」
「USJはいいんだけど、混んでいるから」
「うちはGS証券だから、並ばなくて済むんだ」
「証券会社だと、並ばなくてもいいの?」
「うちはUSJの親会社だからね」
そのやりとりを聞いていたママに、容子が相談してOKをもらっていた。平日の朝に待ち会わせて、容子とのデートをすることになった。

USJでは、特別パスを使用して入場、どのアトラクションも一般の入り口でなく、関係者専用の入り口から入場、5分待つ程度で楽しめた。容子とは、親子ほどの歳の差があるが、スーツ姿でなくスポーツをするような姿で手をつないで会場を回って楽しんだ。
午後6時で、USJを後にしてママの店に容子を送り届けた。次回は、ナイトパレードを見ようと容子に声をかけると、嬉しそうにしていた。
そんなことで、容子とのデートも回数を重ねた。その頃には、容子の胸を触ったり、下半身にあるものに触れたりしても容子は嫌がらなくなった。かえって触れて欲しいような目つきになり、ある日、ホテルに誘った。
「ラブホテル、初めてなの」
「ここがどういう場所か、知ってるよね」
「分ってるわ、でも、男のわたしでも、本当にいいの?」
「男か女か、気にしないよ、君は美しい女性だよ」
「わたし、初めてなんです。どうすればいいの」
「緊張しているんだね、心配しなくてもいいよ」
「僕の言うとおりにしていたら、きっといい気持ちになるんだから」
「私は、このままでいいの?」
「そうだよ、女の子になりたかったんだろう、女の子になるだけだよ」
容子が服を脱いで下着姿になった時、僕は容子の身体を優しく、ベッドに押し倒した。
「そのままで、静かにしていたら、ご褒美をあげるよ」
今度は,容子の身体を抱きしめて、彼女の唇に僕の唇を重ねるように口をふさいでしまいました。容子は僕の手で、脚をそっと撫でるような動きに感じていた、さらに妖しい指使いで、ふとももから胯間に触れてみた。
「そろそろ、我慢の限界のようだね」
「パンティーの中には,何が隠れているのかな」
そう言って,パンティーの上から、指や手のひらで微妙に触ると、容子の身体がピクンとなるのです。次第にアソコが固くなって、薄い布地を押し上げていました。

容子は、恥ずかしそうにしていながら、僕の手の動きに感じていたのです。
「こんなに、固くなって、いけないクリちゃんだね」
「イヤッ、恥ずかしい」
「そろそろ、指よりもオーラルな刺激が欲しいのかな?」
パンティーに隠された部分を楽にするために、パンティーを脱がしにかかるのでした。
「少し,腰を上げてごらん」
「いやです、イヤッ」
「言うことを聞かない子だね」
腰を持ち上げられて、容子のパンティーは足首まで脱がされたのです。藤沢の目の前に,立ち上がったものを、しっかり握られたのです。
「こんなに、クリちゃんが固くなって、お口で舐めて欲しいんだね」
すぐに生暖かい藤沢の口の中に、含まれてしまった。大人の男性から与えられる快感にのけ反るのだった。
ねっとりと吸い付くような刺激に、これまでに感じたことのない刺激的な感覚、その刺激は身体を貫き、脳まで達していた。強烈な快美感、自分の身体の中央にある器官に、舌を絡めて吸われていると、すぐにでも逝ってしまいそうになっていた。

「ああっ、だめっ、そ、そんな」
「やめて、ああっ」
「はしたない、舐めてなんて」
「もう、ダメッ、逝っちゃう」
「女の子が、そんな声を出して、もう,いきそうなのかい」
藤沢が、口を離してしまい,甘美な刺激は途中で与えられなくなってしまった。逝きたい,アソコがうずいていた、最後まで、容子は逝かせて欲しかったのだ。
「女の子は、前技で逝ってもいいが、君はまだだよ」
「どうして、意地悪」
「何度も、気持ちよくなって、たまらないぐらいになるまで我慢だよ」
すぐに,藤沢はふたたび口に含み、根元部分を指で刺激して、絶頂に達しそうになるとやめるのです。
「ああっ、やめないで、いかせて」
「そんなに気持ちいいかい、それなら最後に、君は女になるんだ」
そう言うと、AVで見たこともある、男優がニューハーフとのセックスでするように、今度はヒヤッとするクリームを後ろの蕾に塗り始めた。
「これからも、言うとおりにするんだよ、いいかい」
「ええ、・・・」
「大人しく息を吐いて、そうだ、そのままでいい」
後ろから,藤沢が何かを押し当ててきた。それが何かを知っているが、本当に初めての経験だった。
「息を吐いて、おとなしく」
「・・・」
「しずかに息を吐いて」

何かが,押し入ってくる、それは男根に違いないが、痛い。それでも押し入ってくる。
「入った、これでいい」、そう言った後、藤沢はしばらくじっとしていた。
「君は、女だ、男に愛されて女になるんだ」
その後、すぐに藤沢は腰を動かし、容子の身体の中で,何か太いものがうごめく。突き動かされるよりも、引いて抜けるかのようになるとき、強くその動きを感じた。
「痛い、動かないで」
「オネガイ、痛い、アアッ,アッ」
「痛いなら、一度姿勢を変えてみるか」
「アッ、待って」
「これが、正常位だ。少しは我慢するんだ」
「今度の方が、でも、まだ動かないで、オネガイ」
「もう、全部入ったよ」
「あっ、今度の方が」
「いい、よく締まる、そうだ、そのままでいい」

藤沢の手が、ペニクリを扱き始めた。しだいに,感じ初めて、さらに激しく指で亀頭部分を摩擦して、さらに激しく握りしめて,前後にこすりあげている。
「ああっ、いい」
「そうだ、かんじるだろう」
「あっ、もう出ちゃう」
「逝けばいい,イケッ」
苦痛よりも、ペニクリへの刺激で、快感がこみ上げてくる。恥ずかしいことに、藤沢の手の中で、絶頂を迎えた。

「イッチャウ、イク-」
男に深々と挿入されながら、快感の中でのぼりつめ、自分も果ててしまった。オナニーと違い、その刺激は強烈に身体を痺れさせた。容子が逝った後、荒い息をしている藤沢は、さらに激しく腰を動かしていた。
「イクゾ、俺も、イクッ」、うめくように声を上げ、容子の中で射精した。
初めてのアナルセックス、強引に犯された、初めはそう思った。でも、最後は違った、男が容子の身体で感じて、最後には激しく射精して逝ってくれた。自分に欲情して、女として求められたことが容子は嬉しかった。
「本当に、初めてだったのか?」
「ぺッティングは経験したけど、セックスで最後までは、始めて」
「処女を喪うって言うのは、いいもんだろ」
容子との初めての経験、男の娘ではあるが、私も処女を相手にしたのは、久しぶりだった。ホテルを出てふたたび、ママのスナックに戻り、彼女、容子を送り届けた。
その後、しばらくして東京に転勤となり、その店に行くこともなくなった。
《再会、少女はAV女優》
あれから3年で、東京にもどることになり、勤務先の神田と杉並区の我が家を、往復する暮らしをしている。
以前とは違って、オンラインのシステムは24時間稼働している。残業も管理が厳しくなって、顔認証システムで出勤、退勤が把握されるようになり、私の場合は午後6時までに業務を終えなければならない。
そんな事情から、新宿で遊ぶこともあった。ふと、過去のことを思い出していた、
一人の少女と出会った、少女と言っても、女装した男の子だったのだ。彼女と会わなくなって6年が過ぎようとしていた。もう、ずいぶん前のことになってしまった。

単身赴任で関西の支店に勤めているときに、通っていた店のアルバイトの子だった。ママに紹介されたのがきっかけで、その少女を誘って、ホテルで抱いた。
少女と言っても未成年ではなく、20歳の学生だった。その少女、容子は「女性になりたい」という願望があるとママから聞いたことがある。
高額な費用と面倒な手続きをして、身体に負担のかかる手術をしようとしている。そんなことをしなくても、彼女は女装しているだけで十分だった。

何度か、彼女とホテルに行ったが、白い肌、長い髪、小柄な身体、声変わりしていないため、女性の様な声と話し方、それだけでも十分だった。
驚いたのは、乳房があって竿もある。ネットで調べて、親に内緒で大学の授業料を全額、胸の手術に使って、ふっくらとしたバストを持っていた。
そんなことをふと思い出していた。いつものことだが、杉並の家まで帰らずに、途中で夕食をとる。新宿の夜は十分に楽しめる時間だった。酒で疲れをとるついでに、週に一回ぐらいはニューハーフの店に立ち寄った。系列の会社がこのビルの経営をしていて、店にもそれなりに出資している。
午後8時からの2回目のショーが始まると、店内は少し暗くなる。ママの司会で今日からのショーの説明がある、厳しいレッスンで選抜されたダンサー(ニューハーフ)がステージで踊るのは、息をのむような美しさだった。
そばにママが座り、今日から新人が入っているとのこと。
「新人と言っても、そう若くはないけど」
「いくつぐらい? 29か30?」
「藤沢さん、あなたの好みのタイプじゃないかしら」
AV女優として、数本のシリーズに出演、人気もあったのだがシリーズ作品が終わり、ショーダンスをしてみたいと店に来たそうだ。
9時になったので、店から帰ることにした。その時、DVDの入った袋を渡された。
「新人の子が出ているの、2年前に撮った物らしいけど」
「AVか、最近は・・・あまり見てないからね」
「そうだと思うから、あの子の名刺代わりよ」
妻は女子大時代の友達と、4泊5日のクルーズ船の旅に行って、家に帰ってもひとり。風呂上がりにビールを飲みながら、DVDを再生した。

公園で待ち合わせた場所に、ひとりの女性がやってくる。インタビューが始まり、女装のきっかけやスリーサイズ、どこが感じやすいか、初体験は「いつだったか、パターン化した質問が続いた。
そのうちに、男優との絡みが始まった。ブラジャーを外され、パンティーだけの姿で後ろから抱かれる。

乳首が少し左右にずれていることから、豊胸手術をしたことが分る。皮膚の下に人工的に脂肪やゲル状のものを入れているから、自然に膨らんだ女性の胸とは、少し違うのだ。
延々と胸や乳首への愛撫の後、ベッドに仰向きにされて、下半身にあってはならないものが、男優に触れられて、女優のものは固く太くなる。
「感じているんだろう、もっと気持よくしてやるよ」

「あ~、イヤッ、そんな風にしちゃ」
「好きなくせに、いやっなんて言うなよ」
「ほら、もっと感じさせてやるよ」
「だめっ、イヤよ、やめて!」
「舐めて、欲しいのか、しゃぶってやるよ」
男優の執拗な責め、舐めては深く吸い込み、口を前後に動かして、強い刺激を与えている。
「ああっ、いいわ、いいの」
「逝くのは、まだだよ」
「やめないで、つづけて、オネガイ」
もう、すぐのところで男優は口を離した。女優は、恨めしそうな顔をする。
「もう、いいか。今度は、俺のをしゃぶってもらうよ」

「いい、いいぞ、うまいもんだ」
「かなり、経験してるんだろう。何本、咥えたんだ」
「そんなに、してないわ」
しばらくイラマチオをさせられて、むせたり。涙を浮かべていたが、顔面に射精されてそのシーンは終わった。
次は、男優との絡みのシーン。ワンワンスタイルの女優の後ろから、挿入する男優。中腰で後ろからリズミカルに、抽送を繰り返す。
そのペースが次第に速くなり、男優の息が荒くなり、女優の喘ぎ声が高くなった。最後に、はげしく腰を打ち付ける。ぴちゃぴちゃと、アナルを貫く肉棒の立てる音、男の腰が女優の尻に当る音。
オスとメスの肉体が交尾することで、得られる快感が、二人に官能の喜びをもたらす。絶頂は、もうすぐ訪れるのだ。どちらが先に逝くか、女の方が先に逝かされてしまった。

画面が変り、最後は、複数の男優達に囲まれて、女優には手錠がはめられていた。淫らな言葉をかけられながら、女優の身体を舐め尽くすと、次は電動のバイブや電マの刺激を受けて、女優はのけ反り喜悦の声を上げていた。

「バイブ責めで逝きたくなったか、まだ逝ってないのだろう」
「もう、そろそろ、これで逝かせてやろう」
最後には、男優が手にしたオナホールをアソコにあてがわれた。女優というか、容子は責めを受け続けて、快感の波にのまれたようだった。胸の鼓動が高鳴り、息を荒くして、よがり声をあげ続けていた。
最後には、容子の一番感じる部分をオナホールで、扱かれて、耐えられなくなった容子。
「もう、たまらないんだろう」
「ああー、逝かせて、オネガイ!」
「ほら、逝けよ」
「逝っちゃう、いく-」
のぼりつめた容子が精液をほとばしらせて、逝ってしまうのだった。
DVDを見終わった後、そのニューハーフは大阪で会った容子、そう確信した。まだ、性転換していないのが、不思議だった。もう容子は、28でもおかしくない。
容子をもう一度抱きたい、白い肌、長い黒髪、今の容子は女としての経験を積み、以前よりも美しい。それは若さから、次第に成熟して、今頃が一番性的な魅力もある。
その機会は早くやってきた。コロナで客足が減り、サービス業が大打撃を受けたのだ。風俗産業も例外ではなかった。しかし、コロナの検査やワクチン接種を請け負う事業所は想定外とも言える好業績を上げ続けていた。
開店休業状態の店から、容子を引き抜いた。検体を受け取り、結果を出した後、データ入力をする仕事に就かせたのだ。近くに借りたマンションに住めるようにして、夜は当然のことだが、容子を抱いた。
「性転換なんて、やめろよ。これがあるから、女よりもいいんだ」
「でも、女性の様に受け入れるところが欲しいの」

「今だって、アナルでできるじゃないか」
「お尻の穴でしょ、普通じゃないわ、汚いし・・」
「完全な女になんか、なれないんだから、手術はするな」
容子は、ある日、突然に居なくなった。
それから3年が過ぎた、大阪のスナックのママに会うことがあった。ママから聞いた話では、容子は性転換して男性と暮していたが、身体を壊してしまった。今は、ママの店で働いているとのこと。
女になった容子、一度だけ彼女を誘ってみた。白いブラジャーとお揃いのショーツ、胯間のふくらみはなく、触れると大きくなるものは無い。

刺激すると、固くなってそそり立つものがあって、恥ずかしがる容子が好きだった。女装した容子は「男でありながら女でもある」、その魅力は失われてしまった。
女の様で、女ではない、もちろん男でもない。当然のことだが、絶頂に達して射精しない容子には、もう関心は無い。
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